友人といっしょのランチ モーニング
長い長いおしゃべりも
好きな映画も コンサートも
しばらくおあずけ
頼まれた仕事ぐらいは行くけれど
街も 人も 止まったような静けさ
以前のような賑わいはない
桜だけは 変わらずに 賑わっている
屋台がない 人もまばら で やっぱ寂しいが
サクラの花の華やかさには 十分に癒されている
植物の生命力に 励まされている
春で よかった
友人といっしょのランチ モーニング
長い長いおしゃべりも
好きな映画も コンサートも
しばらくおあずけ
頼まれた仕事ぐらいは行くけれど
街も 人も 止まったような静けさ
以前のような賑わいはない
桜だけは 変わらずに 賑わっている
屋台がない 人もまばら で やっぱ寂しいが
サクラの花の華やかさには 十分に癒されている
植物の生命力に 励まされている
春で よかった
久しぶりの いい映画だった
映像がすばらしい
農村の秋野の風景
余分なものが何もない 貧しい農村
なのに 豊かな自然に溢れている
だからこそ
恋する少女のひたむきな姿が
大きく映し出されるのだろうか
人と自然の原点を見せられたような
そんなすがすがしさを感じさせる映画
「初恋のきた道」だった
夜 寝るとき
くーちゃんはラジオを付ける
朝まで ラジオは大きな声で喋り通し
くーちゃんは耳が遠いわけでもないのに……
チューリップさんは うるさくて眠れない
くーちゃんが眠ったころ ラジオをそっと消してやる
安心して眠ろうとすると またラジオが大きな声でしゃべりだす
チューリップさんがラジオを消す
くーちゃんがラジオをつける の繰り返しで
「寝てるじゃない!」 「聴いてる!」
言い争っても 埒が明かない
チューリップさんは 隣の部屋に引っ越した
エアコンもきいてない寒い部屋
なんだか なかなか寝付かれなかった
「久しぶりに行きましょう」
近所のいつものメンバーで ランチ
ウイルス もらってくるなよ
くーちゃんに 嫌味言われて出かけた
買い物は行くけど 外食は控えていたから
誘われたとき 正直 行っていいものか ちょっと引いた
おばさんたちは 元気 元気
「こんな時こそ 栄養つけなきゃ ねえ」と
ちょっと高いけど うなぎやさん
お店に入ると バッグから何やらごそごそ
アルコールティッシュで手をふいて テーブルも拭いている
元気なおばさんたちに チューリップさんも見習った
仕事がない時は 映画を観たり
ショッピングを楽しんだり
でも ウイルス騒ぎで楽しめそうもないから
家で 音楽でも聴くことにしよう
大好きなクイーンを ボリュームいっぱいにして
鼻歌交じりに ノリノリでいたら
「うるさーい」
演歌好きなくーちゃんに テープを取り上げられた
小さな音では クイーンは楽しめないよ
チューリップさんは 耳が遠くなったのかしらん
「ねえ 何してるの」
3日前から 部屋から一歩も出てない友人は
ストレスたまる と 電話してきた
ここしばらく 外食は控えてるよ と言うと
もちろん と友人
喫茶店でモーニングが楽しめないのがさびしい
でも
人混み大好きなくーちゃんとチューリップさんは
「毎日のように スーパーとかは 出かけてるよ」
と言ったら 老人なのに大丈夫か と 友人はちょっと驚いた
マスクして 帽子かぶって 手袋して
ジャンバー羽織って 眼鏡もかけて いくのよ