蓬莱の島通信ブログ別館

「すでに起こったことは、明らかに可能なことがらである」
在台日本語教師の東アジア時事論評あるいはカサンドラの眼差し

中国情勢監視のために:基礎篇

2007年05月12日 | 資料集─中国工作機関資料─
 ブログカテゴリー「資料集」として、中国情勢をインターネットで監視するとき、便利なサイトをご紹介します。
 便利とは、いずれかの意味です。
(A)手軽にある程度の情報量をカバーできる
(B)それを見ると「愛国主義」「反日動向」などに関わるインターネット上での中国人国粋主義者の動きが分かりやすい
 なお、昨年秋までは、以下の記事で紹介したように中国yahooを見ると、中国政府が反日キャンペーンを組織的に行っていることが窺える意図的な反日記事が集まっていて、非常に便利(B)でした。
 中国ヤフー:「記念抗日戦争勝利60年」の謀略性について
 しかし、以下のように、当局の検閲によると思われる大幅な改変が行なわれ、今では、娯楽と経済、色情(アダルト)関係など、ゴミ情報(注:上の便利さに全く関係のない情報)だけになっています。
 中国ヤフーの奇怪な変身─進む情報統制と対日開戦工作の可能性─
 今年秋の小泉首相退陣後、新首相への中国の評価(性格・頭の善し悪しや思想などでの操作しやすさ、愛人や金脈などでの対中従属度など)によって、再び、「反日」キャンペーンが始まる可能性があります。また、以下の記事のように、2007年の”幻の”南京事件70周年キャンペーンを中国が準備している可能性があります。
 中国の斜顏Ⅰ:”21世紀旗手”の情報捏造大国という顔
 中国の斜顏Ⅰ(続):進む「反日」対米情報工作の恐怖
 中国は、ナチスがユダヤ人への憎しみを宣伝して大ゲルマン主義を標榜したように、日本への憎しみを宣伝して大中華主義を標榜することで今の「共産党」帝国を存続させようとしているのは明かです。9条を改正しようとしまいと、ナチスが戦争を始めたように、日本への軍事攻撃も時間と準備の問題です。
 中国の開戦準備(反日キャンペーン)と軍事動向には、今後十年、最も注意するのが、日本の平和を維持する最低条件です。
 この中国という独裁主義国家が今から何をしようとしているか、以下のサイトを利用してごらんください。

0.中国の検索エンジン
中文捜索指南:中国大陸の検索エンジンを紹介したポータルサイト・各種のリンクがあって情報収集に便利(A)
【監視ポイント】網址之家 軍事:軍事関係サイトを集めている

中文捜索指南 中国大陸のgoogle:中国大陸でのgoogleサービスを網羅している(A)

簡体字google:こちらは本家(A)

1.中国のニュースサイト
捜狐:中国大陸の検索エンジンのニュースサイト(B)
【監視ポイント】軍事情報:2005年反日暴動期のyahooを思わせる主観的編集・反日動向を知るにはお勧め(B)
【監視ポイント】国際新聞:軍事情報と同じく2005年反日暴動期のyahooを思わせる主観的編集・反日動向を知るにはかなりお勧め・謀略記事が見つけやすい(B)

大陸yahooの旧ニュースページ
 今、表ページにはリンクがないが、昨年11月まで使われていた、大陸yahooの旧ニュースページ。更新されてないようだが、よくみると一部は、更新されている。(B)
【監視ポイント】日本新聞更新中。主観的編集で反日動向を知るにはお勧め。基本的には、「経済」と日本に関する「悪口雑言(時事、日中関係、軍事)」で、右側には日本人女性を性奴隸と見なすような色情記事(2005年4月29日ではコンドーム年少女性の結婚)および天皇ご一家に関する記事。中国人の歪んだ日本観を育成するのに大いに貢献している。(B)

中文捜索指南 新聞捜索:代表的ニュースサイトをそれぞれサーチエンジンで検索できるようになっていて便利(A)

中文捜索指南 海外網址大全:海外のニュースサイトをそれぞれサーチエンジンで検索できるようになっていて便利。日本関係ではやはり親中ハチ公(ハチ公いつもごめんなさい)本家(朝日)と分家(日経・共同・時事)系統が載っている(そのほか読売はあるが毎日、産経などはない)(A)

2.中国の愛国主義サイト
中国918愛国網:昨年の「反日」暴動で大きく反日を煽動したサイトの代表格。1年間でページが隨分充実し、民間の中国人国粋国粋主義者の動きをニュースとしてよく伝えている。
【監視ポイント】相関網站関連する中国人国粋主義者の愛国主義団体のリンクページ。中国本土、アメリカなどに加え、日本のサイトも出ている。アメリカなどと日本で活動している組織には要注意。

 nomorewar紀念抗日受難同胞聯合會
 香港にあるらしい「反日」謀略組織で、日本Yahooで「nomorewar」として活動している。日本の軍事情報を集めるのが目的らしく、「Aoki Masahiko」などという名前で、米軍や自衛隊の情報が投稿されている。


 ○季刊中帰連中国で抑留された軍関係帰国者による戦争犯罪証言を扱う雑誌。懴悔録として読めば戦争が一般市民だった人をどう変えたかよく分かる。もう少し当時を再現するように経過を整理してあれば証言の価値は高い。
 しかし、後継者「撫順の奇蹟を受け継ぐ会」は明らかに似権派。正義面がいかにも知性の貧弱さを感じさせる。
 ○南京事件資料集南京事件に関する第一次資料(『ラーべの日記』など)から最近のニュース記事まで関連資料までを集めている。読んでいくと「中略」などが多く、一次資料全文を掲載していないところは、かなり惜しまれるが、不完全であれ事実を集め整理することは、親中派、似非人道系であれ右翼系であれ、いずれいずれもが誤っていたことを証明することにつながるかもしれない。「事実は両刃の刃だ。」また、今まで一次資料を集めてもこの程度の量しか資料が出てこないというのは、いったいどういうわけなのか、理解に苦しむ。そして、一次資料とされる内容がかなり曖昧(トラウマ状態で証言されているためか、多くは時間経過がはっきりせず伝聞や根拠のない数字で”ひどい”、”多い”と言っているようにみえる)なのも、この事件の真相解明を困難にさせている。このリンク集は、虐殺擁護派と否定派および海外の南京事件サイトも出ていて便利な資料になっている。
 南京事件リンク集
 2チャンネルでも原資料が紹介されている。
 ×「孫の世代の戦争責任って…?」実行委員会「中帰連」の人々を政治的に利用している”人権派”のサイト。活動記録を見るとVAWW-NET繋がりが深いようで中国政府の謀略に一役買っている疑いがある。
 

中国918愛国網映視頻道
中国918愛国網がネットでの「反日」愛国主義宣伝のための映画を配信している。ナチスの宣伝映画と同じような軍事、”幻の”南京事件、”捏造”従軍慰安婦などの洗脳映画が見られる。Hotmailなどのメールアドレスで会員登録できる。会員になると、映画のストリームURLのページが出てくる。しかし、試したところ、遅いので海外からでは苦しいかも。寄付を集めてるのは確かだが、とても民間だけがやっているとは思えないのだが・・・

世界抗日戦争史実維護連合会アメリカで活動している中国系の「反日」謀略組織。中国政府との関連も指摘されている
【監視ポイント】Related Websitesには、世界各地の「反日」謀略組織へのリンクがある。怪しいスクリプトで飛ばそうとするので、見るときは、一度、スクリプトをコピーしURLだけを抜き出してからどうぞ。
日本の組織もあり、JCA-NETの中のVAWW-NETはNHK番組改変陰謀事件を起こした「女性国際戦犯法廷」を主催した「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク。
 
抗日戦争史実維護会
ともにアメリカで活動している中国系の「反日」謀略組織。中国政府との関連も指摘されている。このホームページは、今、機能していない。しかし、これはおそらく中国政府が作ったもので、現地での実態は、以下の⑤と⑥などと思われる。この組織のもとは、以下の記事から、香港と推測される。
 CNN:Hong Kongers demand WWII compensation February 26, 2001 By Rose Tang CNN.com Writer
 こうした記事に日本はもっとはやく注意を向けるべきだった。
 Google:Association for Learning & Preserving the History of WWII in Asiaを見ると、関連文献がかなり出ている。

Canada ALPHA
カナダのALPHA。活発に活動している様子が窺える。
中国系反日組織がカナダ政府に靖国参拝に反対するよう要望
櫻井よし子氏:中国の陰謀、カナダの反日教育に一端が報告されている。2007年のカナダ議会での慰安婦決議案は、こうした組織の働きかけであることは間違いない。
 慰安婦決議カナダで通過 2007/03/30 11:38

Association for Learning & Preserving the History of WWII in Asia
「世界抗日戦争史実維護連合会」の実態。アメリカにある。現在も活発に活動している。中国政府直営の組織であることは、以下の記事からも明か。
=====
「世界抗日戦争史実維護連合会」が全米巡回展示座談会
「世界抗日戦争史実維護連合会」が7月22日から8月12日まで、全米を巡回する展示座談会を催している。テーマは「1942年の日本軍の細菌戦から見た今日の大量破壊兵器」。
今回巡回するのはサンフランシスコ、シカゴ、セントルイス、ニューヨーク、ワシントン、ボルチモア、サンホセ、オークランドとロサンゼルスなどの各都市。展示される写真・図は「第二次世界大戦での中国市民の被害者」、「中国での細菌戦と毒ガス分布図」および「中国各省での細菌感染統計」など。(編集NA)
「人民網日本語版」2003年7月24日
=====
 また、2007年の慰安婦決議案の黒幕でもある。
 ホンダ議員と中国系、そして中国とのきずなとは 2007/03/15 12:29

⑦朝鮮系謀略活動キーワード集
日本の過去清算を要求する国際連帯協議会
日本軍「慰安婦」問題解決のためのアジア連帯会議
google:朝鮮新報「慰安婦

⑧世界に広がる中国・朝鮮(北朝鮮・韓国)の慰安婦キャンペーン
 sex slave というかなりイメージの悪い多義的な用語(wikipediaの説明ではBDSMなどに位置づけられている)を中国・朝鮮が選んだのは、意図的な表現である。中国・朝鮮はSM的イメージの語を使って日本が女性や弱者の「人権」をサディスティックに軽んじるというイメージを作ろうとしている。ことばのヒット数から見ると、中国・朝鮮はすでに十分に準備し罠をしかけ、伏兵を布いており、日本政府や日本人が不用意にこうした問題に触れると、集中砲火を浴びてたちまち全滅であろう。概念転換をして、防禦戦術に切り替え、決議が出たら決議を出した国の代表と一つ一つの事実を確認していくなど、地道な対応しかないであろう。別の面で、中国・朝鮮を徹底的に痛めつければ、五分以上の戦いが出来るはず。
 google:性奴隸:sex slave
 google:慰安婦:comfort women 
 Wikipedia:Sexual_slavery
 Wikipedia:comfort women

⑨世界に広がる「レイプ・オブ・南京」キャンペーン
 ⑧と並んで中国・朝鮮の海外での「反日」謀略の主局面。2007年前半が慰安婦だとすると、後半は「レイプ・オブ・南京」であり、⑧と同じく、日本は徹底した防禦戦術で日本非難の国々の代表を招いて、政府主催で検討会を開くなどして、資料の泥沼に”良心派”を引き込むのがよい。
 Wikipedia:Nanking Massacre;数など完全に中国人とシンパの手で書かれている。
 Wikipedia:Nanking (film);2007年のAOLなどの南京虐殺映画で、これも中国人とシンパの手で書かれている。
 google:南京虐殺Nanking Massacre


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2 コメント

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相互リンク依頼の件 (篠崎大司)
2007-05-13 23:20:51
はじめてメールいたします。私、別府大学で講師をしております篠崎大司と申します。専門は日本語教育です。

私は、HP「日本語教師篠崎大司研究室」を管理・運営しております。

貴HPを拝見し、紹介させていただきたく思い、勝手ではありますが貴サイトをリンクさせていただきました。
http://www.kanjifumi.jp/link/link-blogsite.html

もし、ご迷惑でしたらご一報いただきたく存じます。
また、紹介文などに変更や追加が必要でしたらお知らせください。


よろしければ、相互リンクをお願いいたします。

1.タイトル
日本語教師 篠崎大司研究室

2.URL
http://www.kanjifumi.jp/

3.説明文
本HPは日本語教師・日本語学習者に関する情報を提供する総合サイトです。日本語教師を目指す方のための教師養成講座や検定対策関連情報。現役教師のための現場に役立つ具体的な指導法や教授法。学習者のための日本語学習関連情報。日本語教師としての私の活動報告等をご提供します。


唐突なお願いではありますが、ご検討いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。
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リンクありがとうございます (蓬莱の島通信ブログ別館)
2007-05-17 11:52:47
リンクのご案内ありがとうございました。基本的にリンクフリー主義なので、お互いに自由におもしろければ紹介したり、資料として利用したりしてよいというのが、私の考えです。政治問題ブログなので、本業とは直接関係なく、筆名で書いています。先生のページもリンク集に掲載しいたしました。今後ともどうぞ宜しく。
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