K's BAR

新潟県上越市で地域に根ざした建築設計・まちづくり活動を行う建築士の夜の”ひとりごと”

環境フェア2009 #6

2009年06月29日 10時12分38秒 | 建築
昨日、環境フェア2009が開催されました。
当日は天候も良く、フェアは大盛況でしたが我がエコハウス研究会の会場は、一番奥まった部屋だったためか、人の入りもいまひとつ・・・トホホ・・・
しかし、今年は各建築士のプレゼンテーションタイムを設け、会員の環境問題の捕らえ方や、家づくり考え方・家族というもののありようなどをきちんと聴く良い機会が作れてよかったです。
私のブースではパネル展示のほかに、パワーポイントのスライドで考え方や事例の紹介をしました。

また、設計コンペの説明にも耳を傾けていただいた来場者の方もいて、今後もっと新たな家づくりの”カタチ”を提案していきたいと思います。
さし当たって、今回のような建築展をこの秋にも開催する予定です。
その折には興味のある方は是非足を運んで見てください。

最後にわざわざ来て頂いたのに、私が不在でお会いする事の出来なかった友人の皆さま、本当にごめんなさい!


環境フェア2009 #5

2009年06月25日 09時43分10秒 | 建築
いよいよ今週末に迫ってきた環境フェア2009!地元新聞でもフェアの記事が載っています。
今日はわれわれエコハウス研究会での独自のパンフを掲載します。
作成は、わが会の最年少、昨年独立したばかりの中野氏です。なんだか楽しいパンフでしょ!
当会には上越の建築家として異彩を放つ大橋氏や、建築士会の現青年委員長の山岸氏、私と同じくOMソーラーで自宅を造った竹原氏、そして独特の世界観をもつ阿部氏と、私を含めて個性豊かな6人のメンバーが在籍しています。

フェア当日はその建築家自らが、ご来場者の皆さまに自分の取り組みを発表するプレゼンテーションタイムを設けました。
午前の部は10:00~11:00、午後の部は13:30~14:30の2回です。
6人の建築家の考え方や人柄を見るには大変良い機会です。
建築家との家づくりをお考えの方には是非足を運んで欲しいと思います。

また、当会では上越初となる建築家自らが主催・運営する「住宅設計コンペ」も開催します。
その説明も環境フェアで行いますので、興味のある方は是非いらして下さい。

環境フェア2009 #4

2009年06月22日 10時13分20秒 | 建築
前回に引き続き、環境フェアでのパネル紹介です。
このパネルは安国寺の家(自邸)での環境共生の取組みPART2です。
前回の地球環境の保全(ロー・インパクト)に引き続き、周辺環境に親しむこと(ハイ・コンタクト)と健康で快適な居住空間(ヘルス&アメニティ)についての説明です。

「周辺環境に親しむこと」では周りの環境や景観、地域の歴史や生活文化の特徴を理解し、家の配置や外構・植栽を考えて設計をしています。
我が家の取り組みとして
①敷地周辺の積極的な緑化→ヒートアイランド対策や室内の温熱環境の緩和、まちに対しての景観づくりなど
②浸透性舗装による水循環への配慮→芝生の庭とそれに続くレンガ舗装のカーポートなど
③豊かな内外の中間領域の創出→リビングと連続した芝生の庭は第二のリビングとして外部環境との積極的なかかわりを創る。
④季節感と建物緑化→半外部空間での季節ごとの楽しみ方や演出
                             などが上げられます。

「健康で快適な居住空間」では、原則として建物の温熱環境性能の向上が大前提で、当社設計においては次世代省エネ基準が最低限のレベルです。
その上で自然環境と親しむ家づくりでは昔からの日本型住まい=開放系の家づくりが良いと考えています。
ただそこには住まい手の家への理解や工夫が必要であり、「開けたり、閉めたり」暮らしのシーンに合わせて住まい手が快適環境を作り出す工夫を、積極的に楽しんで欲しいものです。
我が家では
①適切で十分な通風と換気性能の確保  → 地域の風向に配慮し、南北に開けられた窓など
②人の健康・環境に配慮した建材の使用 → 吸放湿性のある建材や自然素材、自然塗料の使用など
③耐震等級3レベルで設計 → 自邸設計時では品格法はまだ施行されていませんでしたが、当社設計では「長期優良住宅」レベルを標準仕様として設計しています。
④環境性能の共有 → 環境の品質を単なる雰囲気や漠然とした感覚だけではなく数値としてクライアントとの共有を図ることも考えています。

いよいよ今週末にせまってきた環境フェア2009 是非お出かけください!


環境フェア2009 #3

2009年06月19日 09時31分20秒 | 建築
環境フェアの第2弾パネルのご紹介です。
環境共生住宅として設計した「安国寺の家」(自邸)の取り組みを紹介しています。

そもそも環境共生住宅とは何か?
それは、地球環境を保全する観点からエネルギー・資源・廃棄物などの面で十分な配慮がなされ、また周辺に自然環境と親密に美しく調和し、住み手が主体的に係りながら健康で快適に生活できるよう工夫された住宅及び地域環境の事をいいます。

そして、それを実現する為の3つのコンセプトが
① 地球環境を保全する (ローインパクト)  → 省エネルギーと資源の高度利用
② 周辺環境に親しむ  (ハイコンタクト)  → 地域適合・環境親和
③ 健康で快適な居住空間(ヘルス&アメニティ)→ 健康快適・安心安全       です。

今回のパネルはその1番、「地球環境を保全する(ローインパクト)」について我が家の取り組みをご紹介しています。

まず、省エネルギーでは私たちの住む「くびき野」の気候・風土をきちんと読みくだくことから家のデザインを行っています。
敷地の条件の読み込みから、その土地のもつポテンシャルを最大限引き出す設計を心がけ、その土地特有の風向きなどを把握する事による空気の流れをデザインしています。

また庇を長く出す事、ガラス庇にする事によって、夏と冬の日射のコントロールを行ったり、OMソーラーという空気集熱式のパッシブソーラーシステムによる自然エネルギーの活用を行っています。
もちろん、基本となる住宅性能は言うまでも無く、次世代省エネルギー基準をクリアすることが前提です。

我が家は2000年の建設ですので現在築9年、当時は充填断熱でしたが、当社の現在の標準仕様としては、外張り断熱を推奨しています。

ローインパクトの2番目として「資源の高度利用」があります。
ここではまずなんといっても長く住むということが一番大事です。
この家を設計するとき「親・自分・そして子供」のこの家での生活をイメージし、少なくとも3世代が住み継いでいける設計を心がけました。
最低60年もつもの、建替えなくてもいい愛着の持てる家を目指しています。
具体的には耐久性を増す工夫や、変化対応型の間取りをメインに設計しています。

環境フェアの第2弾パネルのご紹介でした。


環境フェア2009 #2

2009年06月17日 11時54分36秒 | 建築
いよいよ6/28(日曜日)の環境フェアが近付いてまいりましたが、どんなプレゼンにするか、まだ煮詰まっておらず慌てふためいています。
おまけに前日の6/27(土曜日)には前回ブログにUPした地域自治フォーラムがあり、そちらの発表の段取りもしなければならず、ちょっと大変・・・環境フェアの前日設営は無理そうなので、当日朝早くの準備になりそうです。

さて今回の写真は、環境フェア用に作成したパネルのうちの一つです。

地域住環境建築研究所の設計におけるスタンスは「気持ちの良い建築をめざして」です。
本来、建築やまち(づくり)はそこに住む人やその建物を使う人々の幸せのために、そしてその地域のに関わる人々の幸せのためにつくられるべきであると考えています。
そのため、地域住環境建築研究所では常に住む人の立場に立った設計を心がけ、「住んで気持ちの良い家」、「使って心地よい建築」を目指して設計・監理やまちづくり活動を行っています。

当社ではこの目標を実現する為の家づくりの3つの設計思想があります。
それは、① 「精神的背骨づくり」・・・家族の生き方を考える事、 ② 「計画的背骨づくり」・・・建築空間のあり方を考える事、 そして③は 「物理的背骨づくり」であり、その根幹をなす設計概念が「環境共生住宅」なのです。

その具体的な考え方と安国寺の家(自邸)で考えた環境共生の設計取り組みをパネル化していますので、是非当日はご覧いただければ幸いです。

明日からのブログで出来たパネルを、逐次紹介していきますのでご覧下さい。



地域自治フォーラムで発表します!

2009年06月15日 11時11分01秒 | まちづくり
来週の土曜日、6月27日の午後二時より春日謙信交流館にて上越市主催による「地域自治フォーラム」が開催されます。
上越市では今年10月からの市内全域で地域自治区の設置をはじめとして、身近な地域における市民の皆さんのまちづくり活動の更なる活性化に向けた取り組みを進めており、今回のフォーラムでは第一部に明治大学農学部教授の 小田切 徳美 氏を招き、「小さな自治」がつくる地域の未来と題した基調講演を行います。
その後、第二部として「多様な担い手の連携による自治・まちづくり」をテーマに4名のまちづくり活動に取組んでいる方々の事例発表があり、直江津地区で活動している私がお話させていただきます。
話す内容としては、今までの直江津地区でのまちづくりについて、ライオン像の建物を活かす会の活動、直江津にコミュニティバスを走らせる市民の会のこと、そして今後の取り組みについてです。
高田地区の活動報告は同じ建築士仲間の関 由有子さん、13区からは大潟区の久保田さんと浦川原区の藤田さんのお2人が参加し、あわせて4名の事例発表です。
これからのまちのあり方を考え、語り合うこの機会に是非ご参加ください。



大山参拝!

2009年06月08日 11時41分35秒 | 家族
この6月6日、7日と福島県西会津の大山袛神社へ母と参拝に行ってきました。
お山への参拝は、祖父祖母の代から信心している「神さん」の社中で行く年に一度の大祭で、いままでは母一人で行っていたのですがここ五年ほどは私も一緒に行くようになり、我が家の宗教行事の一つとなっています。

大山袛の神さんは、県内はもとより、新潟県の人々からも愛され、一生のうち一度はどんな願いも聞いてくださる霊験あらたかな信仰のお山として、とても有名です。

奥の院までの山道は約4キロ、母と伯母と三人でゆっくり登って1時間45分、早い人たちは1時間で登っていきます。
写真は奥の院への途中にある石段(202段のとても急な石段です)の一コマ、杉の大木がそそり立ち、古道を歩くとそこはまさに「もののけ姫」の山そのものです。
空気が湿気を帯びていてピーンと張り詰めた雰囲気、静寂、鳥のさえずり、木漏れ日・・・とても精神が澄んできます。

普段ほとんど歩かないので良い運動でしたが、今日はとても足腰が痛い・・・・(もっと日頃から身体を動かさねば・・・)




ついにデジタル一眼カメラを!

2009年06月01日 18時50分07秒 | 家族
ついに念願だったデジタル一眼カメラを購入しました!
機種はキャノンのEOS50Dという中級機です。
カメラは独身時代は趣味の一つとしてやっていたのですが、銀塩カメラが壊れてから
修理に出さずにいたらメーカー(CONTAX)がやめてしまい、以来コンパクトデジカメ
のみでした。
撮影旅行などはとんとご無沙汰で、今はもっぱら子供の運動会や音楽発表会の記録用写真がメインです。
しかし、コンパクトデジカメではやはり限界が・・・
そこで清水の舞台から飛び降りる覚悟で?初めてのネット購入です。
現物を見ないでの購入はいささか不安だったのですが、メーカー品という事もあり、また上越の大手家電量販店よりも2.5万~3万円ほど安かったのが決断の理由です。
ネット購入はあっけないくらい問題なく購入でき、おまけに巨人ーヤクルトの野球のペアチケットまで当たり超ラッキーでした。