K's BAR

新潟県上越市で地域に根ざした建築設計・まちづくり活動を行う建築士の夜の”ひとりごと”

山古志の復興住宅見学に行ってきました!

2007年11月10日 10時54分21秒 | 建築

昨日、新潟県中越大震災で壊滅的な被害を受けた旧山古志村(現長岡市)の震災復興住宅の講演会と見学会に参加してきました。
主催は中越流域森林・林業活性化センターで地域材利用促進のセミナー講演会でした。
講師は復興住宅の支援設計者のアルセッド建築研究所所長の三井所清典氏です。
(アルセッドは私が東京で11年間修行した設計事務所です)
100名以上の方が参加され、講演と竹沢地区の罹災者公営住宅を見学させていただきました。

中山間地での復興支援のあり方を(山古志らしさとは?大工技術の継承は?復興住宅建設後の生業の継続手法は?など)様々な角度から検証(リサーチ)し検討(計画・設計)し、施工体制や支援の形(デベロップメント)を構築していった手法と、住い手・施工者・メーカー・役人・地元設計者をまとめて復興支援の体制づくりを行ってきたプロセスをご紹介いただきました。

見学会では低床タイプと高床タイプの子建て棟と2戸1タイプの住宅を見学させていただきました。
十分な住宅性能や山古志らしい生活を実現しつつ、復興住宅としてリーズナブルな価格で出来るよういろいろな工夫があり、今後の設計に置いても参考になる部分も多くあり良かったです。

アルセッドの三井所さんや所員の武田君とも久しぶりに合うことが出来、たのしいひと時が過ごせました。
驚きだったのが、私の高校時代の同級生の石澤 聡君が復興住宅の支援施工者として参画しており、今回見学した2棟は彼の会社が施工したのでした。
30年近く会っていなかったのですが、高校時代の懐かしい思い出や当時のことが蘇り、気楽に話ができ、二倍に楽しかったです。




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