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地球人カレッジ3月

2013年04月02日 | 地球人カレッジ

今回は、先日TICOに3日間お世話になりました、
兵庫県の大学生、泉村が感想をちょこっと書かせていただきます

*日時:3月30日(土)17:00~21:00
**参加人数:25人(発表者、ネットでの参加者含む)
*場所:さくらcafé
*報告者:吉田 修 
TICO代表理事/さくら診療所理事長/市民がつくるエネルギー代表
テーマ:「~Think Globally, Act Locally*の再考~*地球規模で考え、地域で行動する」

3月の地球人カレッジは、TICO設立20周年プレイベントとして
TICO代表でもあり、さくら診療所の理事長でもいらっしゃる吉田修先生が
ご講演くださりました。

今回は講演という形式ではなく、
地球に見立てた「宇宙ステーション」に取り残された設定で、
人類滅亡回避のためにはどのようなものをそこへ持ち込み、
私たちはどのような秩序で生活していくべきかを考える、

参加型ワークショップの形式をとって行われました


具体的には、
「宇宙ステーション」で生き延びていくために、何を食べていくのか?
を考えて農業(無農薬)の必要性や、畜産業の不効率性を考えたり、
どのようなエネルギー源を利用するのか?から太陽光エネルギーの無限性、
火力発電の有限性、原発の危険性に気づいたり社会的な秩序をどうするのか?
から、貨幣経済や警察の有無、法律の必要性を考え、さらには人口を抑制すべきか

という大変難しい問題にまで言及していきました。

そういったことを、閉鎖空間である「宇宙ステーション」で考える中で、私たちが住む理想の社会を具体化していき、
そのことが実は、私たちが生きる地球上でも全く同じことなのだと気づいていきました


参加者の方の中には、
「太陽光という素晴らしいエネルギーがあるのに、なぜわざわざ危険な原発などをまだ利用しているのだろう」
と、社会の鈍さに気づいたり、「お金があるから格差が生まれるのではないか」と貨幣経済そのものに疑問を抱く方もおられ、
自分のいまの生活を根本から振り返りその是非を考える貴重な機会になったのではないかと思います。

また、食料を分配する際に平等がよいのかという疑問に対して

「平等というのは個人によって異なるため、その均衡が取れるバランスを探し続けなければいけないのでは」など、
今後の社会の在り方としての議論も盛り上がりました


これからは、市民が未来を決定していく力をもっともっと
つけていかなくてはならないと改めて考えさせられました。


吉田先生、貴重な機会を本当にありがとうございました


ちなみにこのワークショップは、TICOが行っている合宿で私も自身も2度参加したことがあるものでしたが、何度考えても深く考えさせられる内容です。
初めて2年前にこのことを考えたとき、自分があまりにも狭い視点で今を生きていたのだということに気づかされました

それを診療所を経営しながら畑を耕し、ソーラーパネルで発電して、地元の山で採れた間伐材を購入して暖をとることで
地域の雇用を生み出そうと考えておられる吉田先生に大変感銘を受けました

私は今、看護や助産を学んでいる学生ですが、自分の専門分野ももちろん大事にしながら、将来持続可能な社会に生きるための知識も自分で得ていけるように、
常にアンテナを広く持っていたいと思います
そして、いつかはTICOの素敵な皆さんと、そして大好きな吉田先生と一緒に働けることを夢に見て、頑張りたいと思います

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました
(文責:泉村萌子 兵庫県立大学看護学部4年)



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