TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

2013春学生体験記inザンビア  札幌医科大学 伊藤浩平さん     

2013年04月01日 | 未分類
2013年3月、IFMSA(国際医療保健連盟)に所属する学生がTICOが活動しているザンビアのモンボシの村で、
2泊3日のビレッジステイを行いました。
札幌医科大学医学部 伊藤浩平さんから感想が届きましたので、ご紹介させていただきます



 僕はAVPに参加して約3年になります。2年前の派遣メンバーとともに派遣前の勉強会から派遣後の報告会まで一緒に学んで来ました。2年前の派遣の際にはアフリカに行く意味、動機がはっきりせず、行くに至りませんでした。しかし、派遣後のメンバーの話を聞き、派遣前後で彼らの言葉、雰囲気に大きな変化を感じたので、行かなかった事にとても後悔しました。行く理由そのものに捕われず、行きたいと思う動機そのものを大切にしようと考えました。そして、今回5年から6年を迎える、事実上学生最後の春休みにザンビアに行くことになりました。

 出発前に考えていたアフリカの現状というのは、生活に困難、電気も水道も無く学校も遠くて大変という印象が強かったです。しかし、実際に現地で生活してみるとその困難な環境そのものが当たり前であり、その環境の中で当たり前に生活している事に驚きを感じました。そして、その驚きを感じる事自体に自分の不甲斐なさを痛感しました。何よりも自分が日本で生活している環境は恵まれ過ぎていると思いました。今回ホームステイさせて頂いたお宅は、村の中でも裕福な方であると感じました。村を1周し、いくつかのお宅を訪問させて頂きましたが、それが村の現状の全てではなく、もっと貧しく、生活が困難な方もいるのではないかと思います。今回の2泊の滞在だけでは村の生活の一部しか知る事ができませんでしたが、知る事ができたその一部だけでも自分にとっては大きな経験でした。

 新月の夜の星空と、満月の月の輝きが自分の中で1番印象深かったのは否めません。派遣を通して「自分の知りたかった事実を知った」というより、「自分の知らなかった現実を知れた」ことが大きかったように思えます。この様な貴重な機会を与えて頂きありがとうございました。ザンビアに行く事がゴールではなく、ザンビアに行った事がスタートになるように、自分の将来、進路も含めて考えて行きたいと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。