台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

国立故宮博物院南部院區 (故宮南院)

2017年02月21日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

台北にある故宮博物院の南部院區として2015年12月にオープンしました。
地理的には、台湾高鐡嘉義站から4キロほど(タクシーで5分)。路線バスも多く出ています。

 故宮南院 路線バス



故宮南院や高鐡嘉義站のあたりは、以前は一面サトウキビ畑。台湾製糖の土地が広がっていました。
そこに高鐡が開通し、駅ができ、県庁もできたので、新しい開発エリアとなりました。

駐車場の隣に、シャトルバス乗り場などがある観光案内所があります。




園内はかなり広いので、シャトルバス(カート)やレンタル自転車で散策する事もできます。
博物館の見学のみなら、徒歩で十分。至美橋まで100m、橋も100mくらいあるので、とりあえず200m程歩いて博物院の入口です。




至美橋のデザインは、博物院の本館建物に合わせて、流線形、不規則性、中国風などの要素が多いようです。
脚下にあるデザインも、中国伝統の聖獣(龍、虎、馬、獅子等)の模様が図案化され、ひとつひとつ違うので、上から下までゆっくり鑑賞しながら渡るのがおすすめ。






故宮南院建築の歴史や意義を記した石碑。


本館内部も、曲線を多用してあり、広い空間を贅沢に使っています。

国立故宮博物院南部院區 (日本語サイト)

開館時間や入場料などは、こちら

台湾中部の旅をされるかたには、ぜひお勧めの場所です。




好好 good days (台中)

2017年02月11日 | 台湾のレストラン 餐廳

2017年も春節が過ぎ、明日は元宵節(旧暦の1月15日、日本でいう小正月)。
春節の終わりごろから、巷のニュースは、食べ過ぎ飲み過ぎの日々を過ごした増えてしまった体の余分なものをどう処理しようか、ということ。
人と会えば食事という文化なので、1日何食も食べたり、めでたい気分で脂こってりの大肉大魚、アルコールにスィーツなど、どれだけ体の中に入ってきたんでしょう。

そんな時は、オーガニックな食材をゆっくり食べて、体と心をリセット。
このお店はベジタリアンレストランではないので、お肉もお酒もあります

テーマは「好食材」。

生産者と直接関わって、いい食材を集め、食事として提供してくれる、「体に良いことはしたいが、面倒なことや、おいしくないものはイヤ」という私には、ありがたいお店。

ここ数年、レストランが立ち並ぶ朝富路沿いにあるものの、あまりにもひっそりしたたたずまいで、毎回、どこだっけ?と通り過ぎることしばしば。


控え目看板、奥まった感じ。


友人のお宅におじゃまする感覚。

お店に入ると、手前には、お店セレクトの「好食材」などの販売コーナー。
けっして安くはないけど、健康安心を求めるには適性価格(かな)




日本でもブームの「多肉植物」。手入れ簡単の上、癒されるとかで、グータラな私もつい欲しくなるグリーン。


こういうの、おうちにも欲しいなあと思うけど、どこに置く?






オープンキッチン。カウンター席もあり。
さて、お食事する前に、一杯


日本を中心に、いろんな国の地ビール類が充実。
今回は日本産の「雪蔵」 150元/1本

フルーティで飲みやすく、食事前にぐっといただくには最適。

あまりに飲み心地よく、のどが滑らかになり過ぎて、もう一本注文したら、雪蔵は最後の一本だったようで、別に「生きビール」を注文。
「生(なま)ビール」じゃなくて「生き(いき)ビール」です。


日本の緑茶と柚子入りで、少し辛口。

日本産かと思いきや、オランダ産。

さて食事は、定食スタイルのものをチョイス。


これは、ビーフシチューセット(ドリンク付き) 360元。



シチューの単品は、180元。
見た目ほどこってりしていなくて、驚くほどあっさり。


本日のおすすめ(A) 380元。
鳥もも肉の野菜巻き。
これもシンプルな味。


チョコレート黒カレー(250元)。




主食のコメ飯は、アヒル使った有機農法のお米。
日本で食べるようなねっとりもっちり感はないけど、十分おいしいご飯です。


大根と骨付き肉のスープ。


別で友人が頼んだフルーツ入り サワースパークリングウォーター。


杏桃餡(ナッツ系)の入ったチョコレートタルト。

メニューはこんな感じ。



好食材の紹介。

お店の内装も、レストランですっていう商売感スペースではなく、こういうの得意なお友達のおうちにお邪魔しておる感覚。







濃いめの味の好きな方にはおすすめできませんが、食べた後、なんとな~く体がホッと喜んでくれている気がするお店です。

 「好好 good days」
      






 


マジンガーアンナ(無敵安娜酒場) 台南

2017年02月09日 | 台湾のレストラン 餐廳

台湾の古都、台南の中心地にある青年路沿い、小さな路地に入った先にひっそりと浮かび上がる門。横には大きな「酒場」と書いた提灯。

台南には、日本時代からの沙卡里巴(サカリバと読みます。居酒屋、飲み屋等にぎやかに飲んで食べる場所を表現)文化が今でも残っています。
17年来の友人である安娜は、20代で台南へやってきて、元々の日本好きもあって、いつかは自分のサカリバを持ちたいと思っていたようです。

20数年たって、安娜の人生にもいろいろあり、大きな決断の後、自分の夢だったサカリバを開店しました。
人生は彼女を無敵にしてくれたのか、最初、お店の名前を聞いたときは、(笑)+(驚?)
だけど、すぐに彼女らしいなあと思いました。

無敵の安娜は、「マジンガーZ」だったんです。


けっこう昔、日本で買ったものらしいですが、自分のお店を作ったら絶対飾ろうと思っていたコレクションの1つ。
これは彼女自身でもあるかも。




お店の中には、彼女のコレクションがいろいろ飾られています。
惜しかったのは、店内が暗すぎて、ものすごい数のマジンガーZのフィギアとかが陳列してあるショーケースがきれいに写っていなくて、ここで紹介できないので、ぜひお店に行ってみてください。すごいコレクションです。


↑かろうじて、端っこにコレクションを陳列したケースが写っています。
このほかにもまだケースがあります。

私自身、マジンガーZって、子供のころに見ていたけど、そこまでファンでもないので、コレクション見ても「ふ~ん」ってな感じ。
でも、そのコレクションの多さに、彼女の心を見た気もしました。

しか~し、私にとって大事なのは、飲むことと食べること。

初めて彼女のお店に行ったので、おしゃべりと飲むのに忙しく、大した写真が撮れていないのが残念。
そのあとにもお店に行っても、飲み過ぎ騒ぎ過ぎで毎回写真を忘れてしまい、、(@_@;)

かろうじてお料理の写真があったのでご紹介します。
彼女自身もお料理上手だけど、ちゃんとシェフを雇って、自分のアイデアをいっぱい取り入れた日本風なおつまみメニューが豊富です。

そうそうビールは、SAPPOROの生ビール。道理で何杯でも、ぐいぐい飲めると思いました(笑)


オクラの豚ほほ肉巻き。一見、ベーコンのアスパラ巻ですが、トントロ共言われる豚ほほ肉は、台湾では松阪豚と呼ばれ、好まれています。


鶏つくね。軟骨も叩いて入っているみたいで、アクセントになってました。塩コショウでいただきます。


台南と言えば海鮮。焼きヤリイカ。塩コショウと唐辛子のかかったマヨネーズで、一夜干し風。


定番のから揚げ。

写真には無いのですが、揚げ出し豆腐かと思って食べたら、中身はおでんの大根だったとか、安娜のオリジナルメニューも多く、毎回、お任せで出してもらうけど楽しみです。

台南で泊まることがあったら、ぜひ、無敵の安娜のお店に立寄ってみてくださいね。

 「無敵安娜酒場」
      住所: 台南市東區青年路398號1巷(青年路沿いに看板有) 小路の奥に入ったところ。
      電話:06-2365-869 (予約専用) 0930-806586
      営業時間:17:00~24:00 (毎週木曜定休)
      FB:無敵安娜酒場