受鎮宮の売店群の横にある河のそばの遊歩道が、ご神木コースへのルートです。
この時期は雨が少ないので、水量はこんな感じですが、夏になると、周囲の山から流れ込む雨水で、かなり上まで水がきます。
時代を感じる吊橋。6人まで通行可能ですから、向こう側から来る人など見てわたってください。
吊橋の上から見た景色。
吊橋を過ぎると、「巨木群」の遊歩道が左にありますが、先に「神木車站」へと下りてください。
以前は、ここまで阿里山鉄道の神木支線が走っていましたが、今は保全工事用の荷物運搬のみに利用されています。それを知らなかったので、線路の上で写真を撮っていたら、突然、電車の音と汽笛が聞こえ、焦りました。ホームの奥に倒れているのが、初代のご神木。ずいぶん前に雷に打たれて半分に引き裂かれ、そのあと倒れてしまったので、そのままの姿で残してあります。
人間も載せてくれればいいのに、、、。ここまで来るのに、そこそこ上り下りがあります。
阿里山登山鉄道の路線地図。
「阿里山鉄道開発史」
ご神木の話が書いてあります。
左が「20號巨木」、右奥にあるのが「19號巨木」です。
こうして、神木車站の上に彭から巨木群遊歩道が始まります。木材で組まれた歩きやすい歩道に整備されているので、森林浴をしながら、1本1本の巨木に語りかけながら見ていきます。
「もののけ姫」の世界ですね、、、。
ところどころに、巨木前ステージともいえるウッドデッキがあって、そこでしばし休憩。でも椅子はありません。
番号があると、順に全部見て回りたくなるのが本能。1番から27番まで数えながら見て回りました。
「千歳ヒノキ」 樹齢2000年(推定)、幹の周り11メートル、高さ35メートル。
日本統治時代は、「万歳ヒノキ」と呼ばれたそうです。たしかに万歳しているみたい。
戦後、このヒノキは1万年超えてないということで、「千歳ヒノキ」と改名。
バンザイと万歳(1万歳)の微妙な掛け違いでしょうか、、、。
ここを過ぎると、左側に進み、「慈雲寺」へ向かいます。