台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

阿里山と周辺観光 ⑤ 森林遊楽區 回り方 おすすめコース(3)

2012年03月11日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

受鎮宮の売店群の横にある河のそばの遊歩道が、ご神木コースへのルートです。

この時期は雨が少ないので、水量はこんな感じですが、夏になると、周囲の山から流れ込む雨水で、かなり上まで水がきます。

時代を感じる吊橋。6人まで通行可能ですから、向こう側から来る人など見てわたってください。


吊橋の上から見た景色。


吊橋を過ぎると、「巨木群」の遊歩道が左にありますが、先に「神木車站」へと下りてください。




以前は、ここまで阿里山鉄道の神木支線が走っていましたが、今は保全工事用の荷物運搬のみに利用されています。それを知らなかったので、線路の上で写真を撮っていたら、突然、電車の音と汽笛が聞こえ、焦りました。ホームの奥に倒れているのが、初代のご神木。ずいぶん前に雷に打たれて半分に引き裂かれ、そのあと倒れてしまったので、そのままの姿で残してあります。

人間も載せてくれればいいのに、、、。ここまで来るのに、そこそこ上り下りがあります。


阿里山登山鉄道の路線地図。

「阿里山鉄道開発史」


ご神木の話が書いてあります。


左が「20號巨木」、右奥にあるのが「19號巨木」です。
こうして、神木車站の上に彭から巨木群遊歩道が始まります。木材で組まれた歩きやすい歩道に整備されているので、森林浴をしながら、1本1本の巨木に語りかけながら見ていきます。


「もののけ姫」の世界ですね、、、。


ところどころに、巨木前ステージともいえるウッドデッキがあって、そこでしばし休憩。でも椅子はありません。


番号があると、順に全部見て回りたくなるのが本能。1番から27番まで数えながら見て回りました。
「千歳ヒノキ」 樹齢2000年(推定)、幹の周り11メートル、高さ35メートル。
日本統治時代は、「万歳ヒノキ」と呼ばれたそうです。たしかに万歳しているみたい。
戦後、このヒノキは1万年超えてないということで、「千歳ヒノキ」と改名。
バンザイと万歳(1万歳)の微妙な掛け違いでしょうか、、、。

ここを過ぎると、左側に進み、「慈雲寺」へ向かいます。

 

 


阿里山と周辺観光 ⑤ 森林遊楽區 回り方 おすすめコース(2)

2012年03月09日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

↑何に見えますか?タイトルは、「金猪報喜」。鼻や耳のあたり、自然の芸術ですねえ。髪の毛まであるみたい


これは「龍鳳配」。
龍は皇帝(男性)、鳳は女帝(女性)で、2本のヒノキが絡まり合って踊っている様子に見えるそうです。

トンネル~


日本統治時代に伐採された切り株。切り株だけ見ても大きいですね。
どれだけ大きなヒノキだったのでしょう。


12月ですが、梅のつぼみがほころびかけていました。
阿里山の梅、12月末から月にかけて見頃です。


木蘭が群生する場所で、阿里山では、洋木蘭が主な種類。


これは、白ツツジでしょうか。導遊なのに、植物に弱いので、宿題のつもりで撮った写真です。
木蘭園を出ると、「受鎮宮」に出てきます。

この前は広場になっていて、今は廃校になった小学校が、シャトルバス乗り場になっています。

この香林小学校、以前はすぐそばにある「受鎮宮」の行事で、しょっちゅう爆竹や鳴り物が鳴り響き、授業の最中、騒音で大変だったそうです。数年前、子供が減ったので、少し離れた場所にある中学校(ここも生徒が減ったので、山の下にある中学校と合併)に移転しました。
校庭の周りには、山桜がたくさん植えてあります。

次は、ここを起点に、今来たコースと反対方向のご神木のコースへと回ります。




陶ピアノ教室  初めての発表会

2012年03月05日 | 台湾の生活

昨日、3月4日(日)午後1時半より、台中市の振英會舘地下1階 コンサートホールにて、陶綾子老師主催の「陶ピアノ教室」の初めての発表会がありました。

台中で日本語で習えるピアノ教室の1つです。生徒さんもみな日本人

今回は、2か月前に突然発表会をしようと決まったようで、練習も大急ぎだったそうです。でも、みなさん、演奏を楽しんでおられました。


Fさんと息子さんYou君の連弾「峠の我が家」。
息子(子供)と連弾って、夢ですねえ。我が家では無理な話ですが。


そしてFさんとKさんの連弾で「ハンガリー舞曲第5番」。

二人とも子供たちの手がかからなくなって、昔習っていたピアノを復活して習い始めたそうで。すごいですよね。このお二人、以前は台中の大学の大学院にも通っていたし、とにかく勉強家というか、向上心なママたちです。


真剣ですっ。


綾子老師の伴奏で娘の薫ちゃんのバイオリン(ザイツ作曲  バイオリン協奏曲第2番 第3楽章)。

最後は、陶綾子老師の演奏で、ラベルの「水の戯れ」でした。
さすがコンサートピアニスト。
いつ聞いても聞き惚れます。
こんな素敵な友人が同じ台中に住んでいらっしゃるので、耳福です

 


最後のご挨拶。初めての発表会ということで、綾子老師も準備に忙しく、落ち着かない日々を過ごされたでしょう。でも多くの家族や友人たちに支えられ、和やかで楽しい発表会になりました。

台中で日本語でピアノを習いたいなあという方は、下記へご連絡ください。

陶綾子老師   ayakotao@yahoo.co.jp

 

 

 

 


PAUL 台中三越店 オープン

2012年03月03日 | 台湾のスィーツ

昨日、3月2日、新光三越台中店2階に「PAUL」が正式オープンしました。1か月ほど前からすでに営業を始めていましたが、昨日、正式にオープンということで、セレモニーがあり、招待状をいただいたので、行ってきました。


この三越を見るたび、私が台中で暮らすためにやってきた日のことを思い出します。台中のインターを下りて、少し過ぎたところに、周囲は原っぱで、何もないところに、この三越の大きな建物が、煌々と聳え立っていて、不思議な光景でした。
それから11年、周囲には、大型の市庁舎や30階以上もある高層マンション、オフィスビルが立ち並び、以前はどこからでも見えた三越も、近くに行かないと見えなくなりました。となりには去年に12月末にオープンした「TOP CITY」もあります。


2階は、ブランドショップのフロア。こんなところに「パン屋」さんとは、、、。でも、このパン屋さん、ブランドフロアにあっても見劣りしないんです。角のエリアを囲み、招待客のみ入れます。市長も来賓なので、警察とSPにチェックされます。


台中の胡志強市長が来賓でご挨拶。台中へようこそ、、、のような内容でした。

オーナーの葉さん。職人ではなく、経営者です。

挨拶が終わると、ショーの始まりです。


素敵な家族ですね、、、(モデルさんたちです)。
ここに家族でパンを買いに来るときは、こんなかっこうしないといけないのかしら、、と。
まずは、素敵な服を買い、美容院で髪をセットし、かっこいい旦那とかわいいこどもを準備してから。
そんなんじゃあ、来れません


次はカップルバージョン。一緒にいったYMさんと、勝手にセリフを想像しながら、見ていました。
(男)「君の誕生日のケーキは、どれがいい?」
(女)「私は、これがいいわ~」
(男)「じゃあ、これを買おう。」
(女)「うれしい~。早く食べたいわね、、、


この二人は、職業モデルではなく、オーナーのお知り合いの一般の方のようでした。


次は子供たち。ミルクとミニバゲットをもらいおいしそうに食べています。

お客さんの前へと進みんで、ショーウォーク。

お疲れ様でした。こぼさないでね~とひやひやもの。

最後は、女友達とここでお茶しましょ~版。この方たちもプロモデルではなく、オーナーの知り合いのようでした。台湾には、こんな素敵な女性が大勢います。そして。そのほとんどが仕事もバリバリしているのです。


ショーが終わったところで、市長退席。2期目の途中で、台中県と台中市の合併選挙で市長になり、すでに任期10年目。とってもお茶目できさくな市長です。


ショーはまだあって、最後はマカロンレディー(勝手に命名)の登場。プロモデルです。
この衣装、とってもかわいいので、一緒にいた横川まさえさんに作って~といおねだり。
私は無理ですが、来年のハロウィンあたり、まさえさんの娘さんたちが着ているかも。




メディアも数社来ていて、最後はオーナーの取材。私たちは店内でのパーティへ。


店の前のショーケース。店内でサラダやサンドイッチ、セットメニュー、をいただくことができます。
ケーキとコーヒー、ティー等のドリンクメニューもあるので、午後茶なども。

「カヌレ」は85元/1個。私の知っている限りでは台中で一番高いカヌレです。

エクレア、タルト、シュークリーム、、、。10年前の台中にはなかったものばかり、、、。


市長がショーの際にこねられたパン。
この店の看板「棍子仏国麺包(フランスパン)」。

店内へ入っていくと、、、


焼きたてのフランスパン(ミニサイズハーフ)を渡されます。
「これ、かじって食べるの???」

店内では、アコーディンの演奏パフォーマンス。気分は、行ったことないけど「パリ」です。


パーティのために、テーブル椅子を片付けてあります。招待客の98%が女性。
金曜日の午後ですしね。


招待状には、すてきな帽子をかぶってきてくださいとありました。
台中には、こんな帽子のお店、ありません。
YMさんいわく、セレブのおうちにいくと、夫の出世に伴って、箱に入った帽子の数が増えていくんだそうです。
台湾には、ばりばり働き、おしゃれや趣味を華やかに楽しむパワフルな女性が大勢います。
私といえば、バリバリというよりは、ひたすら目の前にある仕事をこなすのに精いっぱいで、毎日があわただしく過ぎていくばかり。


オープンサンド、やジャムなど3つのコーナーがあります。
入口でいただいたフランスパンを渡し、自分の好きなものをのせてもらいます。


お店自慢のフォグラパテ。臭みがなく、ワインにもよく合うパテでした。
マダム紅も絶賛。



イチゴ(左上)。アプリコット(左手前)。オレンジマーマレード(右手前)。
すっきりとした甘さで、フランスパンの小麦の味を損なわず、おいしいジャム類です。


ワインに合うのなんのって、、、。金曜の午後なのに、ついおかわり。
このお店のメニューで、今度「夜桜会」しましょう~。


ブラウニー。真ん中がふっくらして、チョコも重すぎず、軽すぎず、何個でも食べれそうです。
奥にあるのは、シュー。中身なし。15個セットで150元。


イチゴのミルフィーユとレモンタルト。
カスタードが、やさしい甘さと風味で苺の甘酸っぱさを引き立てます。
レモンタルトのクリームも、生レモンの風味、そのまま。


左はブラックベリーのタルト。右はオレンジタルト。


ブラックベリーとカスタードが絶妙のハーモニー。
思わずおかわり。

今度は「マカロン」の登場。チョコレート味のマカロン9個セットは、素敵な箱入りで999元。
マカロンは、中のクリームも味が濃い目なので、2個で味見は終了。次次と勧められても、さすがに何個も食べられるものではないですね。


ベリータルト、1ホール1500元。ベリーの甘酸っぱさとカスタードの柔らかくとろけるなめらかさが、クセになりそうです。

台湾でも数少ないアコーディオン奏者。

由鉅建設の社長(TINA)と。
アイデアいっぱいの社長で、自分の会社のマンション内でのイベントも計画するそうです。
台中でTOP3の高品質のマンション建設会社。
この会社のマンションの投資価値は折り紙つき。
この三越の周囲にあるマンションも、1年目で5~30%値上がりしたそうです。
ただし、おととしから導入された奢著税(買ったマンションを5年以内に売ると、販売価格の15%の課税)のため、最近の売買は少ないようです。今は円高ですし、台中にセカンドハウス、どうですか?

1時間ほど、たっぷりとお店の商品の味見をさせてもらいお腹も満足。
おみやげは、チョコタルトでした。

夢のようなスィーツ天国の時間、、、。
でも、そのあとは、すぐに会社に戻ってお仕事でした。
現実は、そんなに甘い世界じゃないのですが、こうやって素敵なところで、おいしいスィーツいただいて、元気とやる気をチャージです。

「PAUL」台中店
      住所:台中市港中路二段111號 新光三越2階
      電話:04-2255-6270
           営業時間: 11:00~21:30  (休日前)11:00~22:00
      URL: www.paultaiwan.com