台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

財神爺の誕生日

2010年04月28日 | 台湾の風習&文化&寺廟

今日は、農暦の3月15日です。

この日は、財神爺(趙公明元帥)の誕生日。財神爺を祀る各地の宮(日本の神社とは違います)では、盛大にお祝いの儀式をします。

ここ数年、台中で人気のある財神爺を祀った「台中廣天宮」では、道教に基づいた儀式をします。線香が煙が立ち込める中、独特の音楽と打楽器、道路まで溢れる信者の熱い祈り、延々と続く道士の儀式、別世界にいる気分です。

財神爺は黒い顔で、黒い虎にまたがっておられます。虎は、卵が好物なので、お参りに行くときには、生卵を持っていきます。生卵をお供えして、香油銭(お賽銭)をいれ、お参りし、帰るときは、ここで参拝者が持ってきた生卵を「茶葉卵」にしてあるものを引き換えに持って帰り食べます。生卵を持っていかないときには、香油銭を多めに出してもらってきます。
今年は庚寅年なので、特に盛大にお祝いしているようです。

今日は、大きな儀式のある日なので、茶葉卵は無いかもしれません。

余談ですが、日本人が「道教、道士」と聞いて思い浮かぶのは、香港映画にでてくる「キョンシー」ではないでしょうか?
中国語では、「僵屍(チャンスー)」と書きます。「屍」の発音は、捲舌のSHI(1音)。
ある日、小龍包をレストランで食べていて「ショウガの千切りをください。請給我薑絲」とお店の人に言いました。お店の人は怪訝な顔をします。しつこく「薑絲(チャンスー)」と言ったら、そのうち納得したのか、「ショウガの千切り」を持ってきてくれました。

一緒のテーブルにいた台湾人の友人らは、
「あなたが欲しいって言ってたのは、『僵屍=キョンシー』よ。両手を前にそろえて出してピョンピョン跳ぶゾンビの、、」。

「絲」の発音は舌を捲かないSI(1音)。

紛らわしいいったら、まったく。小龍包食べるレストランで、「キョンシー」を注文する人はいません!!

『台中廣天宮』
     住所:台中市北区遼陽五街131號(文心路四段と興安路交差点から入る)
     URL:www.gtg.org.tw


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3 コメント

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質問! (ミーコ)
2011-08-21 05:02:46
はじめまして!
私、「霊幻道士」が好きなんですが。
台湾の道士は映画の中のような力があるんでしょうか?
あんな力があるならお金持ちになるよう祈祷してもらいたいです。
ご利益はありましたか?
Unknown (ヤーホエ)
2011-08-28 17:33:23
ミーコさん、こんにちは。
ここの宮では、義兄が熱心に信心してますが、彼の商売は、傍から見ても、そう儲かっているようには思えません。でもずっと信仰を続けて祈祷してもらっています。すぐに効果は出なくても、守っていただいているという安心感が商売を続けさせてくれるのでしょうか。「信じるものは救われる」「自分なりの尺度」があるのでしょう。
私がお参りに行って、お金を借りて商売の際にそれを使うという紫南宮もそうですが、儲かっても儲からなくても、そのときなりの良い解釈をして神様に感謝しています。今のところ、異国でなんとか仕事して生活しております。
物は試し、ミーコさんも是非いらして祈祷受けてみてください。
お返事ありがとうございます (ミーコ)
2011-08-28 22:38:45
やはり日本の神社と同じですかね・・・
うちも商売をやってるんで、やはり両親は信心深いです。
人事を尽くしても、結果はなかなか出ないですからね・・・
持ってる人は生まれつき持ってるらしいですが。
道士さんのご祈祷で大ヒット!というわけにはなかなかいかなそうですね・・・

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