【民主党代表選】代表選の投票権 外国人にも認めるのは問題だー読売社説、明確に憲法違反ー法学者

2010年09月07日 | 政治 経済
代表選の投票権 外国人にも認めるのは問題だ(9月5日付・読売社説)

 民主党代表選は日本の政党の党首選びである。在日外国人にまで投票権を認めるのは、明らかに行き過ぎだ。

 民主党は、国会議員、地方議員、党員・サポーターに代表選の投票資格を与えている。その合計の1224ポイントのうち、党員・サポーター票は300ポイントと約4分の1の重みを持つ。

 選挙戦が激しくなれば、約5万人の党員、約29万人のサポーターの1票が、勝敗を決する可能性もあると指摘されている。

 問題は、民主党の規約が党員とサポーターの資格を「在日外国人を含む」と定めている点だ。

 憲法は公務員選定・罷免の権利を、公職選挙法は選挙権を「日本国民」にのみ認めている。政治資金規正法は、政党や政治団体が外国人や外国法人から寄付を受けることを禁じている。

 いずれも、日本の政治や選挙が外国からの干渉を受けるのを防ぐための規定だ。この趣旨に照らせば、政権党であれ、野党であれ、党首選の投票権を外国人に認めることは、きわめて疑問である。

 党員などの要件や代表選の仕組みは、政党自身が決めることではある。民主党は「開かれた政党」という考えの下、在日外国人にも門戸を開いていると説明する。

 しかし、政党は、国民の税金である政党交付金を受ける公的な存在だ。憲法や法律から逸脱することは無論、その趣旨を歪めるようなことがあってはならない。

 民主党は、党員・サポーターの中にどのぐらい在日外国人が含まれているかも把握していない。選挙管理があまりに杜撰過ぎる。

 枝野幹事長は先月、記者会見で「将来的にいろいろ検討しないといけない。国政に参加する要件は国籍で判断するべきだ」と述べている。代表選が首相選びに直結してようやく、この問題の重大性に気づいたのだろう。

 自民党や共産党などは、日本国籍を党員の要件としている。民主党も、党員・サポーターの資格を日本国籍の者に限るべきだ。

 党員・サポーターには、永住外国人への地方選挙権付与を期待する在日韓国人が少なからずいるとみられている。

 菅首相と小沢一郎・前幹事長が党を二分する選挙戦を演じる中、党員・サポーター票の獲得を目当てに、両氏やその支持議員が、この法案の成立を競って約束するといった展開になれば、国の基本を損ねることにもなる。

 民主党は、早期に是正措置を講じるべきだろう。

(2010年9月5日01時11分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100904-OYT1T01061.htm?from=y10

【民主党代表選】外国人に「首相選ぶ権利」~党員・サポーターは外国人でもOK、代表選投票にも参加




代表選情勢「よく分からない」=小沢氏

 民主党の小沢一郎前幹事長は5日夜、大阪市内で記者団の質問に答え、代表選の情勢について「衆院や参院の選挙と違うのでよく分からない。(遊説先で)非常に激励していただき、大変勇気づけられている」と語った。
 代表選で在日外国人が党員・サポーターとして投票できることを問題視する意見が出ていることについては、「党の規則でいいということならそうなっている。僕に聞かれても分からない」と述べるにとどめた。 (2010/09/05-22:01)
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2010090500214




【民主党代表選】在日外国人の党員問題「報道で初めて知った」と官房長官
2010.9.6 11:59

 仙谷由人官房長官は6日午前の記者会見で、民主党代表選をめぐり、国政参政権が認められていない在日外国人が党員・サポーターとして事実上、首相選びに関与する問題について「これは当然、政権与党になった民主党の問題であり、党執行部で検討が今後されるだろう」と述べた。党側で議論されていくとの見通しを示した発言。
 仙谷氏は「きょうの(産経新聞の)報道で初めて知った」とも語った。この問題について、党内では議論が十分に行われていないことが明らかになった格好だ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100906/stt1009061201011-n1.htm






【民主党代表選】長尾一紘・中央大学法学部「外国人の投票は憲法違反だ」
2010.9.6 00:14

 在日外国人が参加できる民主党代表選は「違憲の疑いあり」ではなく、はっきりと憲法違反だと言い切ってよい。現行憲法下の議院内閣制は、政党の存在を前提としている。政党の党首の選挙は、衆参両院での首相指名選挙の前段階であり一部分を構成している。
 代表選は実質的に首相選びに外国人が加わることになり、外国人に参政権を与えるのと同じだ。国民主権と民主主義の立場からとても許されることではない。
 政治資金規正法の趣旨に照らしても極めて重大な問題がある。同法が外国人からの寄付受領を禁じているのは、外国勢力の影響で日本の政治がゆがめられることを防ぐためだ。代表選への参加は寄付金よりも直接的で、はるかに大きな影響力の行使を認めるものだ。
 「外国人は大きな割合を占めておらず影響は限定的だ」との議論があるとしたら間違っている。接戦になればわずかな票が全体の結果を決定する可能性があるからだ。ある外国に財政の大部分を依存している外国人組織が、意図的にメンバーを党員・サポーターにしていないと言い切れるのか。その場合、その外国が首相の候補者選びに加わる図式となる。(談)

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100906/stt1009060015000-n1.htm





【民主党代表選】外国人に国政参政権付与と同じ 実数さえ把握せず
2010.9.6 00:16

 民主党代表選は事実上、次期首相を選ぶ選挙だが、日本国民の大多数が参加しない中で、党員・サポーターになった在日外国人は投票できる。永住外国人の参政権付与問題では、民主党の付与推進派ですら地方選挙権に限るとの主張がほとんどだが、代表選では在日外国人が「国政参政権」を事実上持てる。にもかかわらず民主党は外国人がどれくらい含まれるか把握すらしておらず実態は明らかでない。(原川貴郎)

 「それは党の問題でしょ。僕に聞かれてもわからない」

 5日夜、大阪市内で記者団から、外国人に投票を認めることは「憲法違反との声もある」と質問された小沢一郎前幹事長はぶっきらぼうに答えた。

 党員・サポーターは約34万人で、全体の1224ポイント中300ポイントと約4分の1の重みを持つが、党事務局は「外国人を区別して集計していない」としている。

 民主党は党員・サポーターを「党の基本理念・政策に賛同する18歳以上の個人(在外邦人および在日の外国人を含む)」と規定している。年間、党員は6千円、サポーターは2千円を納めれば投票資格を持てる。申し込み用紙に国籍欄はない。本人確認も十分行われているとは言えない。

 民主党が平成10年10月の党規約改正で、在日外国人の党員・サポーターを明記したのは「党勢や党財政の拡充をねらった」(党中堅)ためと言われている。

 在日外国人の党員・サポーターは過去、平成14年9月の代表選の一度だけ、投票している。この時は民主党が野党だったためさほど注目を集めなかった。しかしいま民主党は政権党だ。外国人や外国勢力が首相選びに関与するのは、日本が主権を失っていた占領期を除けば今回が初めて。

 民主党内にも「外国人の地方選挙権さえ決まっていないのに、首相選びに関与するのは矛盾だ」(副大臣の一人)との意見はある。枝野幸男幹事長は8月の記者会見で「(見直しの)検討は将来に向かっては必要かなと思う」と述べたが、具体的な動きはない。

 憲法学者から違憲と指摘される事態を改めようとしない民主党は、成熟した政権政党の域に達しているとは言い難い。

 他党では自民、共産、みんな、国民新、たちあがれ日本の各党が党員要件として日本国民と規定。公明、社民両党は外国人党員を認めている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100906/stt1009060018001-n1.htm






【政論】無責任すぎる外国人投票
2010.9.6 20:23

 菅直人首相と小沢一郎前民主党幹事長がデッドヒートを続ける代表選は、実質的に日本の首相を選ぶ重要な選挙だ。にもかかわらず、党員・サポーター登録さえすれば在日外国人も投票権を行使できる。これまでも国政への外国勢力の介入や憲法との整合性が度々懸念されてきたが、小沢氏や仙谷由人官房長官は驚くべきいいかげんさと無見識をさらけ出した。

 「それは党の問題でしょう。僕が決める話じゃない。党の規則でもって『いい』ということであればそうでしょうし、僕に聞かれても分からない」

 小沢氏は5日夜、遊説先の大阪市内で記者団に「(外国人に投票権を認めるのは)憲法違反ではないか」と問われ、知らん顔を決め込んだ。

 だが、憲法15条は首相を含む公務員選定を「国民固有の権利」と定めている。これから首相になろうという人物が「党の問題」で済ませてよい話ではない。まして小沢氏は3年以上も民主党の代表を務めてきたではないか。

 仙谷氏も6日の記者会見で、やはり憲法違反の疑いを問われ、こうとぼけた。

 「きょうの(産経の)報道で初めて知りました。民主党の問題なので、党の執行部の方で今後検討されるんだろうなと思う」

 今ごろ問題点に気付くようでは、辣(らつ)腕(わん)弁護士の肩書が泣こうというものだ。

 枝野幸男幹事長は8月9日の記者会見で「将来的にいろいろ検討しないといけない。国政への参加要件は国籍で判断すべきだ」と述べていたが、6日には「次の執行部に委ねたい」と先送りを表明した。

 赤松広隆前農水相は1月の在日本大韓民国民団の会合で「皆さんのご支援で政権交代につながった」と礼を述べ、輿石東参院議員会長は7月の参院選で選対本部に民団山梨県地方本部の推薦決定通知書を掲げた。

 民主党は党員・サポーターに外国人がどれだけいるかさえ把握していない。国のあり方と将来について、あまりに無原則・無責任すぎないか。(阿比留瑠比)

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100906/plc1009062024008-n1.htm

”裏マニフェスト” 「韓国民団の衆院選支援で、政権交代実現。参政権は民団への公約」…赤松大臣
【韓国民団】民主党集票支援に一斉に走る。総出で選挙運動の手伝いに
在日韓国人「参政権」掲げ、民主党応援に全力 ー 選挙違反には注意せよ










鳩山氏「ボクはなんだったんでしょう」

 31日午後、衆院第1議員会館の菅首相の事務所に、前原国土交通相ら菅氏陣営の幹部が勢ぞろいした。

 菅氏は言い切った。

 「あらかじめ人事の話をするのは、国民からみて容認できない」

 菅氏は小沢一郎前幹事長との全面対決を避けるため、「脱小沢」路線の転換を迫る小沢氏陣営に屈するのでは――。そんな前原氏らの懸念は、払拭(ふっしょく)された。

 約2時間後、党本部で行われた菅、小沢両氏の会談はわずか30分で終了。直後に両氏は出馬表明した。

 それでも、ぎりぎりまで「小沢氏不出馬」の見方が消えなかったのは、菅氏、小沢氏、鳩山前首相の「トロイカ体制」に、輿石東参院議員会長を加えた「トロイカ+1(プラスワン)」の重視で、両陣営が一致していたからだ。

 最初は、小沢氏のアイデアだった。「挙党態勢をきっちりやると言うのなら『トロイカ+1』だな」

 小沢氏の意を受けた輿石氏が30日、菅氏に「受け入れる腹はあるか」と詰め寄ると、菅氏は「ある」と応じた。同日夜の菅、鳩山両氏の会談でも「トロイカ+1」で一致、対決回避との楽観論が広がった。

 だが、同床異夢だった。

 菅氏は31日、陣営幹部に「何かあったら相談するという意味」と、「トロイカ+1」は実権のない「顧問会議」のようなものと解説。これに対し、小沢氏の「トロイカ+1」は、政策からカネまで党運営すべてに拒否権が発動できる「最高幹部会議」。菅氏側には31日になって、小沢氏側が具体的なポスト提示を求めているとの情報も伝わった。菅氏がのめる話ではなかった。

 「4人で会えば密室談合と批判される。2人で会う」

 菅氏は31日午前、前夜に了承していた4人での会談を拒否、小沢氏との1対1の会談に臨んだ。

 一方、「仲介役」を買って出た鳩山氏は31日夕、周辺に「ボクはいったい、何だったんでしょうね」とぼやいた。首相を退いたばかりの鳩山氏の行動が混乱を増幅させた面は否めない。ある中堅議員は切り捨てた。

 「宇宙語しか話せない伝書バトはダメだ」

(2010年9月1日06時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100901-OYT1T00150.htm


写真
落武者



罰金刑確定の芳賀氏、再び鳩山氏の政策秘書に

 鳩山前首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金事件で、政治資金規正法違反(重過失による虚偽記入)で略式起訴され、30万円の罰金刑が確定した芳賀大輔氏(55)が、再び鳩山前首相の政策秘書に就任していたことがわかった。

 今年6月9日付で、首相辞任の翌日だった。

 偽装献金事件では、芳賀氏のほか、同会の事務担当者だった勝場啓二・元公設第1秘書(59)(執行猶予付きの有罪判決が確定)が起訴された。勝場元秘書は2004~08年、鳩山前首相や母から提供された資金約3億5900万円を個人献金などと偽り、政治資金収支報告書に虚偽の記入をした。芳賀氏は同会の会計責任者でありながら収支報告書に目を通さず、虚偽記入を見逃したとして同法違反に問われた。

(2010年9月1日21時22分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100901-OYT1T00996.htm










小沢氏:国の資産のうち200兆円くらいは証券化できる考え方もある

  9月1日(ブルームバーグ):民主党の小沢一郎前幹事長は1日午後、代表選立候補に伴う菅直人首相との共同会見を行い、政策実行の財源について「600兆円の国の資産のうち200兆円くらいは証券化できる考えもある」と指摘した。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=axmqYvlEe19Q




国有財産の証券化や一括交付金化、簡単な話ではない=官房長官
2010年 09月 2日 12:09 JST
 
 [東京 2日 ロイター] 仙谷由人官房長官は2日午前の会見で、民主党代表選出馬会見で小沢一郎・前幹事長が厳しい財政状況を踏まえ国有地などのPFI(民間資金等活用による公的整備事業)に言及したことに関連し、「PFIやそれを証券化してうまくいくかどうか、イメージがわかない」」と消極的な考えを示した。
 これまでのPFI事業の例をみても失敗例が多く、国有財産の立地次第でもあり、簡単な話ではないため、とした。
 また小沢氏が地方のひも付き交付金の一括交付金化を盛り込でいることに関連し、「私も一般論として三位一体化改革の時に2割は一括交付金化できると思っていた。しかし、地方経済が厳しい折、実は各省のみならず、地方政府が困るという本音も聞こえてきており、現実には大変難しい」との認識を示した。

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-17056820100902






小沢総理なんてまっぴらゴメンだ
  WILL 2007年9月号  石原慎太郎(東京都知事)

 小沢が「日本の親父」!?

  先週の週末、台風一過で久し振りに多摩川の土手を散歩し、町に出ると、見慣れないポスターが目に付いた。民主党党首・小沢一郎の顔が、表情の違うものが3枚並んでおり、その真ん中のポスターに「我らの親父」と書いてあった。
  参院選を契機に与野党逆転させ自分の政権を作り、小沢内閣ができて自分が総理になるつもりなのだろう。そういう意味で、「我らの親父」というキャッチをつくったんだろうが、私は彼が「日本の親父」になるのなんてまっぴらゴメンです。
  若い人は知らないだろうし、年配の方も忘れてしまっただろうけれど、小沢一郎が自民党でさんざん好き勝手をして、大金もつくり、平成5年に自民党を出て新しい政党を作った。それで政界は大混乱になった。その党は新生党という名前だった。

  小沢・金丸は何をやったんですか。アメリカに約束した8年間に430兆のカネを無駄遣いして日本の経済力を弱めた。
  430兆のカネを使って何をやったか。沖縄の経済需要の全くない島に5万トンのコンテナ船が着くような港ができている。市長が自慢して見に来てくれと言われたけれど、船が来るのかと聞けばニヤニヤ笑うだけ。
  北海道で熊や鹿しか出てこないようなところに道路を作った。その先に街なんかありゃしない。そういう馬鹿なことをやった。みんな国民の税金です。そのため国債も発行した。それで日本の財政はガタガタになってしまった。
  いまだに670兆という厖大な国債がある。あっという間にイタリアの倍の国債依存率になってしまった。この体たらくを作ったのは誰なんですか。(中略)

  小沢一郎のような人物が日本の親父になったらとんでもないことになります。

http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/bookstand-magazine025.html













JAXAi:廃止が確定 文科省が来年度の予算要求見送り

都心でのはやぶさのカプセル一般公開に訪れた大勢の人たち。上の2階はJAXAの広報施設「JAXAi」=東京都千代田区の丸の内オアゾで2010年8月15日、手塚耕一郎撮影

 行政刷新会議の事業仕分けで「廃止」と判定された宇宙航空研究開発機構(JAXA)の広報施設「JAXAi」(東京都千代田区)について、文部科学省が来年度予算の概算要求を見送ったことが3日分かった。これにより廃止が確定した。今年度末までに原状回復の上引き払う必要があり、年末に営業停止の予定という。

 文科省は、廃止後の代替施設は設けず、各地の博物館・科学館との共同事業や巡回展示を進める計画。

 JAXAiは04年9月、JR東京駅前の商業ビル内に開館した。国産ロケット「H2A」のエンジンの実物や宇宙服の複製などを展示し、小惑星探査機「はやぶさ」の旅を描いた番組を上映するなど、日本の宇宙開発の最新事情を紹介している。今年度予算は9400万円。今年春の仕分けで「廃止」と判定された後に来場者数が増加したが、7月に視察した中川正春副文科相が「コストに見合っているのか」と存続に否定的な考えを示していた。文科省によると、仕分け結果に428件の意見が寄せられ、大部分が廃止に反対の意見だったという。【山田大輔】

毎日新聞 2010年9月4日
http://mainichi.jp/select/science/news/20100904k0000m040108000c.html





イタコ「口寄せ」癒やしに効果…国助成で研究

故人の霊を呼び寄せて言葉を伝えるイタコの「口寄せ」に、自殺者の遺族(自死遺族)が癒やされるケースが多いことに注目し、その理由を探る文部科学省の補助金助成研究が、今月末からスタートする。

自殺者が12年連続で3万人を超える中、新たな遺族支援のあり方を提案したい考えだ。

研究は、青森県立保健大健康科学部の藤井博英教授らが実施。調査は3年間で、今年度は、県内のイタコを訪れる自死遺族5人に協力を求め、口寄せを受ける理由や受けた直後の気持ちの変化、話の内容や口調などイタコのどこに癒やされたか――などを聞く。

藤井教授によると、口寄せを受ける自死遺族には、他の遺族とは異なる苦しみがある。自ら命を絶った理由を
故人本人から聞けず、自殺を防げなかった自分を責め続けてしまう。

こうした苦しみは、話を聴いてくれるだけの通常のカウンセリングでは解決できないことも多い。

このような遺族に、イタコが呼び寄せた「故人」は決して恨み言を言わず、「世話になって本当に感謝している」などとお礼の気持ちを伝える。さらに「私のために毎朝線香を1本あげてください」など、簡単にできるお願いをする。

すると、「遺族の自責の念が和らぎ、故人と再び対等に向き合えるようになり、立ち直るきっかけになる」(藤井教授)という。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100814-OYT1T00396.htm





厚労相、ホメオパシー効果調べる 研究班組織へ

 長妻昭厚生労働相は25日、日本学術会議の金沢一郎会長が「ホメオパシー」と呼ばれる代替医療の効果を否定する談話を発表したことを受け「本当に効果があるのかないのか、厚労省で研究していく」と述べた。視察先の横浜市内で記者団に語った。

 同省は医学者らによる研究班を組織し、近くホメオパシーを含む代替医療に関するデータ集めを始める。

 ホメオパシーは植物や動物、鉱物などを希釈した水を染み込ませた砂糖玉を飲む療法だが、24日に出された会長談話は「(これに頼ることで)確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性がある」と警告した。推進団体は談話に反発している。

2010/08/25 12:55 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082501000383.html









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