小浜市遠敷(おにゅう)の九花峰古墳(きゅうかほうこふん、全長45m)が、若狭地方で最古の四世紀に造られた前方後円墳の可能性があるとする花園大(京都市)考古学研究室の調査結果が8日夜、福井県立大小浜キャンパスで開かれた市のまちづくり関係のフォーラムで報告された。
九花峰古墳は標高130mの山頂にあり、全長約45m。同研究室が8月中~下旬の5日間にわたって測量調査した。
今回の測量調査では、前方部の幅が14mと狭く、後円部が2段の造りになっているなど、4世紀にみられる「柄鏡形(えかがみがた)」の古墳の特徴を備えていることが判明し、その形状から、5世紀初めとされる国指定史跡・上ノ塚古墳(じょうのづかこふん、若狭町脇袋、全長100m)よりも古い、4世紀後半の造営とみられるとしている。
さらに、九花峰古墳は、約2km北側にある丸山城址古墳(まるやまじょうしこふん、全長約30m、5世紀末ごろ)と同じく海を見下ろす山頂にあることから、大陸との交易や対外交渉を担った首長の権勢を来航者に示すシンボルとしての狙いがあったと考えられる。
[参考:福井新聞、中日新聞、NNN/福井放送、2010.9.6朝日新聞]
九花峰古墳は標高130mの山頂にあり、全長約45m。同研究室が8月中~下旬の5日間にわたって測量調査した。
今回の測量調査では、前方部の幅が14mと狭く、後円部が2段の造りになっているなど、4世紀にみられる「柄鏡形(えかがみがた)」の古墳の特徴を備えていることが判明し、その形状から、5世紀初めとされる国指定史跡・上ノ塚古墳(じょうのづかこふん、若狭町脇袋、全長100m)よりも古い、4世紀後半の造営とみられるとしている。
さらに、九花峰古墳は、約2km北側にある丸山城址古墳(まるやまじょうしこふん、全長約30m、5世紀末ごろ)と同じく海を見下ろす山頂にあることから、大陸との交易や対外交渉を担った首長の権勢を来航者に示すシンボルとしての狙いがあったと考えられる。
[参考:福井新聞、中日新聞、NNN/福井放送、2010.9.6朝日新聞]
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