歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

奈良市・唐招提寺 金堂の屋根裏 簡素な叉首組構造と判明

2008年11月29日 | Weblog
 奈良県教委文化財保存事務所は28日、国宝・唐招提寺金堂の解体修理に伴う調査で、奈良時代末に創建された当時の屋根裏が、梁上に斜材を合掌に組む簡素な「叉首組(さすぐみ)」と呼ばれる構造だったと発表した。同事務所によると、屋根裏の構造は、江戸期の大規模修理に伴い、創建時の部材が当初と違う場所で再利用されるなど、大幅に変わっているという。
 金堂は幅約28m、奥行き15m、高さ16m。
 調査では各部材を検証。屋根の四隅の軒を支える「地隅木(じすみぎ)」が、加工跡から当初は大梁(おおばり)として使われていたことなどがわかった。
[参考:産経新聞、共同通信、読売新聞]

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 御廟山古墳・全長200mと判明 | トップ | 安芸高田市・郡山城跡 中世... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事