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大分市・古国府遺跡群 第15次調査 居館跡?の遺構などが出土

2011年09月06日 | Weblog
 大分市教委は、現在「古国府遺跡群」第15次調査として南大分小校舎建て替えに伴う発掘調査を実施している。
 4世紀末~5世紀初頭(古墳時代中期)の祭祀施設あるいは有力者の居館跡とみられる一辺が約30mの方形区画の遺構、
 6世紀末~7世紀初頭(古墳時代後期)の大型掘立柱建物跡(長辺約18m、幅約3m)や柱の破片、
 幼児を葬った土器の棺、その横に供えられていた矢尻、水鳥の頭の形をした土製品など、
が出土した。
 古国府遺跡群の周囲には、弘法穴古墳(円墳、6世紀後半)や蓬莱山古墳(全長57mの前方後円墳、4世紀)をはじめとする大型古墳が多数あり、今回発見された遺構群は、古墳時代に大分を治めた豪族たちの居住区だった可能性があるという。
 9月4日(日)に現地説明会が行われた。 調査は9月末に終了し、埋め戻された後、体育館が建つ予定。
[参考:2011.9.5読売新聞、大分市HP]

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