歴歩

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ドイツ・ホーレ・フェルス洞窟 世界最古のビーナス像を発掘

2009年05月14日 | Weblog
 ドイツ南西部シュヴァーベン・シュラ(The Swabian Jura)山脈地域のホーレ・フェルス洞窟(Hohle Fels cave)の遺跡から、約3万5000年前、後期旧石器時代の人類がマンモスの牙で作った「世界最古のビーナス像」を発掘したと、ドイツ・テュービンゲン大のニコラス・コナード(Nicholas Conard)教授が14日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 コナード教授は「彫像としても世界で最も古いとみられ、人類の芸術の起源を探るのに貴重な発見だ」としている。
 彫像は昨年9月、洞窟の入り口から20mほど奥の地中約3mの粘土層から動物の骨などとともに6つの破片に分かれて見つかった。
 これまでに古いものでは、ヴィレンドルフ(willendorf)のビーナスが有名であった。
[参考:共同通信、読売新聞、BBC News〕

日本の「縄文のビーナス」 大英博物館で展示が決まる
 長野県茅野市尖石縄文考古館が所蔵する縄文時代の土偶2点が、ロンドンの大英博物館で、9~11月に開かれる土偶の展覧会(文化庁など主催)に出品されることになった。
 出品されるのは、国宝「縄文のビーナス」と、国指定重要文化財「仮面の女神」の2点。貸し出し期間は、2009年6月下旬から翌10年3月末まで。
 「縄文のビーナス」は、茅野市米沢の棚畑遺跡から1986年9月に出土した縄文時代中期(約5000年前)の土偶。高さ約27cmと大型で、大きく張り出した腹など、妊娠した女性の様子を柔らかな曲線で表している。当時の精神文化を考える上で貴重な学術資料とされ、1995年に国宝に指定された。
[参考:2009.5.9読売新聞]

3万5千年前のビーナス像…クロマニョン人のペンダントか(読売新聞) - goo ニュース
世界最古のビーナス像発見 3万5千年前、牙に彫刻(共同通信) - goo ニュース

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