THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

夜間テスト2回目

2009-09-27 23:13:58 | XR250

HIDを装着したヘッドライトが思った状態になってくれなかったので、考えられる範囲で改良してみた。
 
まずは重量の問題。
トランス(インバーター)だけで350gもあるので、思い切ってこれをリヤ側に移設する事にした。

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スタート時は灯火は装着せず、レースの途中で取り付けるので、本当は部材は一箇所にまとまっていた方が素早い作業ができる。
が、ヘッドライトユニットに全部載せでは著しくハンドリングが悪化する事が判明したので、仕方が無い。
効果のほどを確認するのが最大の目的なので、今回製作したステーは試作。
 
去年はライトのガードとして焼き網を使用した。
コレには少々欠点があった。
ライトの光がシマシマになってしまう事と、泥水がヘッドライトレンズに直接かかるのに、その汚れを拭き取りにくい事である。
透明ポリカーボネートのカバーであれば、激しく汚れない限りはカバー表面を拭くだけでいいはず。
材料を分けてくれた資材屋さん曰く「ポリカは固いので、切断時の反動に気をつけて下さい」との事だったが、金属板に比べれば全く軟らかい部類であった。

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俺はジグソーを使用し、刃は木工用の物を使った。
 
しかし・・・このブログは、坂内に来る人たちは皆見てるみたいなんだよなあ。
それなのにこんなにネタをバラしちゃっていいのだろうか?
という訳で、その他のヘッドライト・モディファイの内容はヒ・ミ・ツ(笑)
 
走る練習もしなければならないので、今回は280馬邪に加えてYZもトラックに積む。
仕事が一段落してから準備したので、自宅を出たのは夜8時半過ぎだ。
現地に到着した時には22時半を回っていた。

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一人二人は駐車場で泊まっているのではと思っていたのだが、誰もいない。
真っ暗!!
 
忍び寄るイノシシやツキノワグマの影に怯えつつ、そそくさと準備して出走。

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直ぐに気がついたのは、ヘッドライトの光がポリカに反射して、自分が眩しいという事。

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その場ではガムテープで遮光幕を製作して対処したが、より確実な対策が必要と思われる。
視認性は格段に向上。ハンドリングは「全部載せ」よりは良い・・・といったところか。
 
またトラックの車内で就寝。

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先週よりはかなり気温が高くて助かった。
 
日曜日朝。大型連休の直後だからか、誰も来ない・・・。
もしかして誰も来ないのでは・・・と思いつつ走っていると、よく顔を会わせる坂内常連な人たちが終結し始めた。

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280馬邪は、くだらないミスでバッテリーに穴を開けてしまい(理由は聞かないでw)、トイレのコンセントで充電してみたが8Vしか出ない。

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だめだコリャ。
 
初めて280馬邪とYZを直接乗り比べる事となったが、改めてYZはサスが硬いことを確認。リヤサスのプリロードをありえない位に落とし、フロントフォークを10mmくらい突き出してみたら、随分乗りやすくなった。
フロントももっと軟らかくしたいものだ。
 
280馬邪の事前テストはコレで終了。

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全体の組み直しと最終仕上げに入る。


CRAZY-HORSE take the wrong way 6

2009-09-24 20:13:06 | XR250

俺のXR250(MD30)改は、「280馬邪」と名付けてある。
 
ベースは初期型のXR250BAJA。オフロードバイクに乗る皆さんならばご存知かと思うが、「BAJA」は「バハ」と読む。
この「BAJA」に漢字を当ててバ=馬、ジャ=邪。もちろん「邪道な馬」という意味を込めてのネーミングである。「馬邪」と書いてバジャ・・・と読む訳ではなく、もちろんウマジャでもなく、「バハ」と読んでいただければ・・・と思うのです。
「XR」の文字が無いのは俺がアンチホンダだからで、各部にある「HONDA」の文字やHMマークは全て削り取ってある。
パーツチョイスは可能な限り正統派な物は避けるようにしており、見た目もXRから遠ざかるようなデザインを意識している。
邪道であると同時に、性能よりもルックスを重視するのもコンセプトの一つ。しかし、あくまで2.5枚目なキャラクターを目指しているのが280馬邪なんである。
今回で6回目の「CRAZY-HORSE take the wrong way」シリーズだが、このタイトルは「馬邪」を英語でカッコよく(?)説明してみたもの。
 
日本語には平仮名・片仮名・漢字があり、音読み・訓読みに加えて当て字なんてのもある訳で。
外国語や外国語由来の言葉も当たり前に使われる毎日。
このブログには結構な数の外国からのアクセスがあるようなのだが(ログが残されている)、「馬邪」の意味なんて説明しないと絶対に分からないだろうなあ・・・と思って書いてみたのだ(笑)。
んでも、自動翻訳とかで上手く表現されるんだろうか?
 
さて、エンジンを載せて各パーツをフィッティングしていくが、心配していた事態が発生。
新造リヤフレーム単体ではシート、サイドカバー、リヤフェンダー、エアクリーナーBOXの取り付け位置は全てツジツマが合っていたにも関わらず、キャブレターにインシュレーターを接続しようとすると、全体に位置が合わない事が判明。

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インシュレーターは他のパーツに比べて軟らかいので、ある程度の誤差は吸収してくれるだろうと思っていたが、甘かったようだ。
時間的な余裕が無かったので今回は長穴で対応した程度。今一度見直す必要があるだろう。
 
俺は実はXR250のノーマル状態をあまり知らない。
以前から燃料タンクの座りが悪いと思って、ゴムスポンジなどで揺れを抑えていた。しかし、パーツリストを眺めていてこんなパーツがある事に気がついた。位置とかはココでいいのかいな?

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一通り組み立てて、セルボタンを押す・・・が、無反応。メインスイッチやリレーは問題ないようだ。断線チェックでもしようかと思ってカバーをズラしたら、あっさり配線が切れているのを発見。

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セルの回りの悪かったのは、ここが断線直前だったのが理由か?

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コネクター用の爪つきの端子に付け替えたが、カプラが変形しているのか、端子の爪の位置が合わないからか不明だが、カプラ本体から端子が抜けてきてしまう。何か対策を考えなければ。
 
HIDキットの配線は、極めて簡単。

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バイク側に接続するのはバッテリーと、ノーマルバルブのコネクターのみ。が、焦っていて+をスターターリレー以降につないでしまい、暫く苦しんだ(笑)。
HI/LOの切り替えは無くすので3Pカプラは2Pに付け替え。

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店頭に置かれているHIDのキットは、LOのみかHI/LO切り替えのもののみ。本当はHIのみの物が欲しかったのだが、後で調べたら一般的ではないものの一応存在するようだ。
 
それにしても、バーナーのカバーって外してしまったらマズいのか?

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そうそう、前回の記事をアップした後、アッサリとこのピンの意味に気付いた。

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アイドラー無しだとオイルがそのまま垂れてしまうので、オイルラインのフタになっているんだろう。
単なる個人ブログとはいえ、記事は極力熟慮した後にアップしているつもりなんだが、反省でやんす。


CRAZY-HORSE take the wrong way 5

2009-09-23 09:35:05 | XR250

夜間テスト前に時を巻き戻して、整備内容を。
 
まずはエンジン。
ヘッドのオーバーホールが目的。というのも、去年はありえないバルブの磨耗が直前に発覚したため、大事をとっての事である。
だが、排気バルブに微少なカーボンの噛み込みが見受けられる程度で、全く問題無し。

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新品バルブは既に用意してあったので、大事を取って交換。摺り合わせしたバルブを組み込む。

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前回のOHで怪しいと感じていたカムチェーントンネル周囲のM6のロングボルト。

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予想通り前側の1本が逝っていたので、ついでに4本全てにリコイルを掛けた。

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そうそう、過去に2回ほど同じ失敗をしているのだが、オーバーホールガスケットキットには、ステムシールも含まれてくる。コレを忘れて、また別途注文してしまった。当然コイツも交換。
 
カムチェーンを掛けて、カムチェーンテンショナーをリリース。
ところがですな、バルタイが出ない・・・。

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例のごとくテンショナーが押し切っているのだが、もう既にチェーンが限界なのだろう。※ちなみに、Tマーク時がピッタリ上死点であることは、別途確認済み

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交換決定。
というのも、本番用にクラッチを温存するため、入手してあるクラッチは交換しない。右クランクケースカバーは全てのテスト終了後にもう一度開ける予定だったのだ。
 
クランクケース右側にセットされているこのストレーナーは、今のところ汚れているのを見たことは無い。

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どちらかと言えば、ラリーなどの極限使用時(のオイル切れ等)の保険と考えてもいいのではないかな?
 
今回、万一のセルトラブルに備えてキックスターターを装備する事にした。

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前にも書いたが、以前は純正オプションに「キックセット」なるものが存在したのだが、既に廃盤。
もちろん部品はME08の純正部品で構成されているので、ME08の部品を個別注文すれば全く同じ結果が得られる。
但し、掛かる金額は比較に値しないほどに異なる。
MD30純正オプションは税込みでも¥20000もしなかったと思うのだが、ME08の部品として注文すると、俺が注文した構成でも¥30000を軽く超える。
敢えて「俺が注文した構成」としたのは、場合によって注文しなくても済むパーツがあるから。
とりあえず、構成部品は以下(※JPEGなのでコピペ不可)

間違っているかもしれませんよ!!

Kickset


「MD30kickset.pdf」をダウンロード

(※コチラのファイルはコピペが可能)
 
この中で、19、20、21、22は必ずしも部品注文は必要ではない。
ボルト類は持ち合わせの物を使用すればOKだし、キック取り付け作業をOH時に同時に行えば、ガスケットも単品で取る必要は無い(当然ガスケットキットに含まれてくるため)。
21のプロテクタも、MD30の純正部品をカットして使用すれば、注文する必要はない。
この手の「ノーマルカット」は、センスが問われますな。
個人的見解ではあるが、下手な曲線でカットするよりも、直線的にカットした方がスマートな仕上がりになる気がする。

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ME08の純正品はリヤ・マスター部分のみカバーしており、メインフレームはほぼ剥き出しとなるようだ。実物と比較したわけではないのだが、MD30ではマスターシリンダーとプロテクタの間に一見無意味なカラーが挟み込まれる。憶測ではあるが、コレはプロテクタに凹凸と付けて、意匠性を持たせたいが為ではないかと思う。
さらに余談を続けると、俺の頭ではこのピンの意味が分からない。

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空回りしているだけで、何の機能も無いと思うのだが・・・。
 
キックを取り付ける事によって、この重量増。

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思わずセルを外す事すら考えてしまうほどだ。
 
ところが組み付け後にキックしても、キックアームが戻らないのよ。もちろんエンジンは掛かる。
何度もチェックしたので、下らないミスではない筈。単純に硬いだけでは・・・と。坂内2DAYSエンデューロでこのマシンに乗る方々、キックアームは手動で戻すシステムとなっております。
 
今回は再び爆裂ミャフリャーを採用することにしたので、ジェッティングを変更。

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それと、以前より気になっていたスロットルケーブルを交換してやった。
280馬邪はPWKを使用しているので、「混合給油の2stで、フルサイズのマシンのスロットルケーブル」であれば使えるという事で、今まではCR125(年式不明)の物を使用していた。
が、品番が分からなくなってしまったのだ。店によっても異なると思われるが、車体番号や年式、部品番号を指定しないと注文を受け付けてもらえないケースもあると思われるので、記録代わりに写真を。

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つづく。


280馬邪・夜間テスト&昼間もちょっと

2009-09-21 01:21:14 | XR250

何とか280馬邪を組み上げて、19日に夜間テストに行ってきた。
3日でエンジンOHと全ての組み上げを完了するのは、かなり辛かった(笑)。
その内容は以後の記事にて。
 
さてさて、19日の14時過ぎまで掛かって、エンジン始動&HID点灯まで漕ぎ着けた俺。

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慌てて荷造りして16時過ぎに出発。
ハイエースに積もうとすると時間が掛かるので、今回はトラックを使用する事にした。現地作業を考えて、投光器と発電機も持って行きたかったしね。
結局外装まで取り付ける時間的余裕はなく、はだかんぼ状態で積み込み。

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坂内には6時過ぎに到着した。既に陽は落ちて薄明かり程度。
駐車場にはかなりの数のライダーが集まっていた。
T田さんの軽トラを発見して隣に駐める。T田さんがライトを点けてコースを走っているのが見えた。
 
さて、俺は何故に夜間テストの日程を19日に拘ったのか?
去年、単身で行った夜間テスト走行時、イノシシに遭遇。もう一人で夜間走行はイヤなのよ・・・(笑)
で、たまたま都合よく某団体(敢えて今回は実名は避けるw)によって夜間走行会が開催されるとの事なので、コレに便乗しようというワケ。
ところが6時ごろに始まるはずなのに、主催者がいない・・・(爆)。
居合わせた知人の間でも「主催者って来てるの?」
まあT田さん含めて数台が走っているので、気にしない事にしようw
※結局、かなり遅れて到着w
 
俺は直ぐに走り出す事はできない。
発電機を使用して投光器を焚き、インシュロックや針金、ガムテープを駆使して外装類の仮付けを行う。
完成・・・(笑)。

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漆黒のコースに滑り込む。
HID装着によってかなり明るさは出ているが、去年から使っているPIAAのマルチリフレクターレンズは、どうやら配光が悪いようだ。
照らした前方は光ムラが多く、目が慣れるまでは目線が定まりにくくてペースが上がらない。
使用するHIDキットはHi/Lo切り替えタイプのもので、最初はHiに繋いできた。予想したよりも結果が悪かったので、光軸を調整してみたが、視認性はあまり変わらない。
次にLoを試してみる。目線の近い部分の視認性は向上するものの、上方の光がカットされてしまい、走りにくい。
 
数回のセッティング変更と走行を繰り返すうち、コース終盤で突然ライトが切れた!
結局コレは、ガムテープで無理付けしたヒューズBOXが外れて、ライトのヒューズが何処かへ飛んでいってしまったため。
やはり突貫工事はイカンですな。
 
一足先に練習走行を終了したT田さんが帰宅して暫くすると、今度は予想外にME06さんが現れてビックリ。まさかこんな時間に来るとは。

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俺は何度か280馬邪のライトの仕様変更を行い、どうにか現状でのベターを探り当てた。
が、それほど見易いわけでもなければ、ライトユニットによる重量増加を無視できるほど軽いわけでもない。
インバーターなどの補記類の搭載位置を含めて、今一度改良を加えなければならないようだ。
 
ME06さんがしきりにME06さんの車内で一緒に寝る事を勧めてきたが、コワモテ男に寄り添って眠るつもりは一切ございません。丁重にお断りしてトラックの運転席で眠りに付いたが、寒い事! 予想はしていた事であるものの、満足に睡眠を摂ることはできなかった・・・。
 
朝、ほとんど走る気力もない状態でME06さんとメシを食っていたら、moritechさん登場。
とりあえず、世の中で一番好きな食い物がチョコレートである事、男女間の友情はありえない事などを力説してみた(謎)。
 
そして11時を回った頃、田中麗震愚のマネージャーにして赤組マシンXLR芋樽号のオーナーであるN目君が登場。
いきなり整備を始めるN目君。
現地での整備は、もはや田中麗震愚のお家芸であろう。

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俺は280馬邪の電装のプチ改善着手。

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そして一度も走らぬままインスタント麺の昼食を。

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どうでもいいけど、「ぴんそば」になってからのどん兵衛はマジで旨い。得盛にはワカメが入っている。どーでもいいか。
 
昼1時を回ってからようやく走り出す。
その後ライトユニットを外して走行してみて、ライトユニット有無の重量差に驚く事となった。

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ちなみに骨折の具合は・・・。
普通にコース走行する分には、ほとんど問題は無い。
が、バイクの押し歩きがかなり辛い。なので転倒に対する恐怖が出てしまっているというところ。
 
改めてサスのセッティングなども確認しつつ、走る気の無さを体全体で表していると、最終確認と称して走行中のN目君が帰ってこない。
コースの向こうのほうを見ると、どうやら何らかのトラブルでストップしているようだ。
 
友人を心配して駆けつけた俺がウエストバッグの中に入れて行ったのは、もちろん工具・・・ではなく、カメラ(爆)。

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突然止まってしまったらしい。
押すのを手伝って、コースの外へ。
朝から食った揚げパンが、喉元まで出掛かっているのだそうだ。

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結局このエンジンストップの原因は、単なるコネクターの外れという美しい結末であった。
 
坂内は既に秋の装い。

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CRAZY-HORSE take the wrong way 4

2009-09-18 20:39:45 | XR250

コリャカッコいい(爆)

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詳細をアップする時間的な余裕が無いが、ヘッドのOH、キックスターターの取り付け、リヤサスリンクOH、リヤフェンダーのデカール貼り、3月にパンクしたリヤタイヤ修理などなど。

 

色々あって、エンジンはもう一度開ける事が決定。

まあ、大した事ではございません。

 

この後全部組み立てて、HIDの装着を予定。

明日、夜間テストには行けるのかいな・・・?

寒いだろーなw

 

そーいや、いつの間にか田中麗震愚オフィシャル・ホームページが開設されてます。

参戦予定などはコチラから。

LINKは左サイドバーにアリ。


CRAZY-HORSE take the wrong way 3

2009-09-16 14:41:59 | XR250

280馬邪のエアクリーナーBOXは、知らないうちにまたベロが割れてしまっていた。
右下の取り付け部分。

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ここは元々サイドカバー取り付けのベロが先に割れてしまっており、ステンレスの板を曲げたステーを製作して、サイドカバーを固定していた。この方法はマジでオススメで、ノーマルよりもイイッスよ。
だが、遂に本体取り付けのベロまで逝ってしまったのだ。
それでも俺、もう二度とエアクリーナーBOXは買わないもんね~(今のが3つめ)。もしも真っ二つに割れたとしても、次は自分で作るのだ。こんなに直ぐに割れるヤツは、いらねェ。
BOXの色が黒くなってからは多少の改良も見受けられたけど、曲がりやすいリヤフレームに取り付けられている限りは、割れて当然だ。
 
今回はやはりSUS板のステーに変更してしまう。
我社の主要取引先である近所のホームセンタ-にて、「エアクリーナーBOXの風合いを損なわずに接着できる」という謳い文句のボンドを購入。

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下穴を開けてから、接着併用(勿論密閉の目的もある)でタッピングビスをねじ込んで完了。

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多分ノーマルよりもコッチのほうが割れずに粘ると思う。
 
アルミのリヤフレームは細かいブラケットも全て取り付けた。
ノーマルでは溶接ナットが付いている所は、7N01丸棒から削りだしたカラーを溶接して、全てリコイルを施工。

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作業中に付いた小傷を消す程度にバフを掛けて、完成。

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少々気が早いが、穴位置確認を兼ねて仮組みしてみた。

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かかか、カッコいい・・・。
とてもオフロードバイクには見えんな、コレは。
つーか、コレだけみて車種を言い当てる人はあまりおらんだろう。
フレーム後端のパイプ切りっぱなし部分には後日、樹脂製の内キャップを嵌めるつもり。
載せているウマの高さが高いのでかなりケツが上がっている。ミャフリャーは実際にはここまでカチ上げではナイよ。
 
新作したリヤフレームの重量は、1350g。今までの補強を入れたリヤフレームと比べれば、半分の重量となった。
ノーマルリヤフレームの重量が不明だが、少なく見積もっても1kgは軽くなってるんではないかな?
それと、リヤフェンダー。
一部カットして使用していたMAIERの物は444g。

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最終XRの純正品は339g。

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100g以上は軽くなった。
 
さてさて、番外編。
何故か手元に送られてきたWR450F用の新品サイドスタンド。

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moritech氏が10月頭に行われるファラオラリー参戦のため、砂地で埋まらないように接地面を増やしてくれとのオーダー。
もちろんマシンは既に完成して今頃インド洋(?)でドンブラコッコと揺られているはずなのだが、なんでも今取り付けているスタンドがかなりヤレて落ちそうなので、手荷物で新品を持って行きたいとのこと。
まああんまり人のバイクはやりたくないのだが(スミマセン)、いずれコレをネタに酒でも飲ませてもらおうと快く安請け合い(爆)。

しかし、よくよく考えると実車がないので、一度切断してしまうと角度が判らなくなってしまうんだよなあ。
で、治具を製作。

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ノーマルのお皿を切断して、鉄板を溶接する。
もっと凝った物を想像していたのだが、参考写真によると単なる鉄板を溶接するだけみたい。
 
これならどんな砂地でも埋まる事はあるまい。ヒヒヒ

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が、重量増加が懸念されたので却下。
適当に切り出した鉄板をくっつけておいた。

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んんん~デカ過ぎるかなあ? 分かんねェ。
色は必ず金色(スケベ椅子色)かショッキングピンクでと念押しされていたのだが、青いマシンにそりゃないだろうと思って、勝手にシルバーに塗っておいた。こんなカンジで乾かしている・・・。

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ついでに280馬邪のステップ&ペダルも同色で塗装。

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下地処理をせずに塗ったので、クランクケースカバーに引続き油絵のような塗装である。

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かなり粒子の粗いシルバーで、ほんの少しガンメタっぽい。ものの数秒で粒子が沈殿してしまう。明るいところではキラキラ光って綺麗だが、暗いところではかえってショボーンな状態。
近寄って見るのは禁止します。


CRAZY-HORSE take the wrong way 2

2009-09-14 23:10:13 | XR250

半年以上動かしていない280馬邪は想定しないトラブルの発生も考えられるので、そろそろ走行テストをしておきたいところ。
去年の準備で直前までバタバタする原因となったライトだが、今年は遂に・・・。

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HID採用であるよ。
どのブランドを使用するのが良いのか判らなかったので、最近バイク用品店で目にする事の多いSOLAMにしてみた。

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ケルビンだかオヤビンだかドビンだかハゲチャビンだか知らねえが、その数字の選択もどうしてよいのか判らない。なのでノーマルタイプの4300Kとやらにした。
H4のHI-LO切り替えタイプで¥55230と、決して安い物ではない。
スペース的に苦しい事は判っていたため、「スモールタイプ」というバルブがよりコンパクトな奴をチョイス。スタンダードよりも¥5000ほど高かったが、仕方が無い。
スペース的な問題としては、他にもバラストやら何やらを何処に設置するのかとかの問題も大きいので、無理やりでも今のうちに一度走らせておきたい。
去年は俺が単独で夜間走行テストを2回行ったのだが、夜中はイノシシ出没が怖くて(笑)、もう一人で走るのは勘弁してほしいなあ。
で、ウマイ事に坂内2DAYSの主催者であるクラブオフさんが、夜間走行会を行っている。合計3回の予定のうち既に2回は消化。
今週末が3回目。
280馬邪はまだバラバラなんだけど、大丈夫かいな・・・。
 
ヘッドライトは去年製作したライトユニットを改良して使用する予定。
できる事ならライト関係の補器類はここに搭載してしまい、ライト装着前の転倒による破損を回避したいところ。取り付け取り外しでも素早い作業が可能になるし。
しかし、重量増によってハンドリング悪化の可能性も高い・・・。
一部のハーネスを除くHIDのシステムの重さは、704g。

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一番重量の嵩むインバーターは、353g。

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ちなみに去年のライトユニット(焼き網ガードは外してある)は、1562g。

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HIDシステムをライトユニットに全部載せするのは、ハンドリングには結構な影響がありそう。
せいぜいインバーターをここに載せるくらいかなあ。

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テストではとりあえず補器類をライトユニットに「全部載せ」で走ってみようかと。
HID取り付けている方々はどうしてるんですかね。
280馬邪の場合はタンク裏には全くスペースが無いので、ライトユニットに載せるか、シュラウド内に忍ばせるか、バッテリーと並べるか、リヤフェンダーの上に載せてしまうか。
 
ちなみに焼き網の重量は113g。

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92cm×41cmのポリカーボネートは940g。

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このポリカを250φに切断して使用した場合は122g位となる。
焼き網がポリカーボネート2tに変更される場合の重量増は、気にしなくても良いレベルだろう。
 
それにしてもこの状態から週末までに走れるようになるんだろうか(笑)

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2日くらい徹夜かね。


CRAZY-HORSE take the wrong way

2009-09-13 17:28:44 | XR250

俺は、もしもライディングとバイクいじりの二者択一を迫られたら、間違いなくバイクいじりを選ぶ男である。
コレがバイクじゃなくても同じ事で、人生で数回経験した軌道変更が仮に一度も無かったとしても、恐らく結局は同じような職業に就いていた事だろうと思う。
そう、俺は正に天職を授かった幸せな人間である。
 
さてさて、今年も毎年恒例の「坂内2DAYSエンデューロ」の季節がやってきたってワケだ。
この時期はいつも仕事も忙しいのでピリピリしてきて、マシン準備を担当する事の多い俺はギリギリの生活をしたり、発狂しそうになったり、メンバーと揉めたり、自分自身反省して色々と見つめ直す機会になったり・・・と、年間でも最も「生きてる実感」のある季節なんである。
オイ、そこで「良いパパを演じている」オッサン、羨ましいだろう。まあ俺はその分「良いパパ」を捨ててるんだけど(嘲)。
 
毎年時間が足りずに苦しむので、今年は早々に予防策の一つとしてYZを入手。280馬邪を2DAYS専用とする事で、練習したいのに練習できない、整備したいのに整備できないというジレンマに決別しようと思ったのだ。メンバーとの部品代の清算も明確になるしね。
ところが入手したYZが相当怪しい代物だったのと、ずっと仕事が忙しくて着手が遅れてしまった事、予想しなかった骨折によって、遂にケツに火ィ点いてきてしまった。
本来出る予定だった全く別のレースは、本日がエントリー受付の締め切り。既に結構な金額を突っ込んでしまったものの、実作業はほとんどやってない。どうやら今年は断念する事になりそうだ。トホホ・・・。
 

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かなり長い間放置していたリヤのアルミフレームは一気に作業を進めた。細かいブラケット類の取り付けと、メインフレームに取り付けた状態では作業できない部分の本溶接を残す程度で、ほぼ完成。全て7N01なんだけど、時硬?・・・関係無ぇぞ、この際。※溶接すると材質が軟化するが、90日程度で強度が復旧する・・・本番までは30日くらい(笑)

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材料の表面が酸化しちゃって、溶接しにくい事といったらない。まあビードの見てくれが悪いのは、それ以上に俺の腕のせいだが。
本当は抜本的なパッケージング変更をしたかったのだが、残念ながら諸々の理由によって却下。え?諸々の理由って何って? 勿論面倒臭いからだ!
部品の位置関係などはノーマルMD30に近いままとしたけど、絶対に二人乗りしない前提なので色々と工夫をしてみたつもり。
今までの280馬邪で使用してきた、補強を追加したリヤフレームは2.8kgくらい。
NEWリヤフレームは、現状で何と1。2kg程度。このあとも重量は増えるとはいえ、今までの半分くらいには収まりそうだ。MD30の諸悪の根源みたいに言われるバッテリーは、存在を逆手にとってケースを積極的に強度部材として構成してみた。
 
ノーマルは二人乗りを意識しての事だろうけど、エアクリーナーボックスよりも後ろ側にはパイプをT付けした部分が無い。パイプを撓らせて負荷を吸収する意図かと思われる。
さらにノーマルは、シートレールがかなり後ろまで延びている。恐らくツーリングなどで荷物を載せるからだろうけど、長く延びてたら万一の衝撃を増幅させてしまうワケで。
実際XRのリヤフレームは、後端を持って動かしてみると、グニャグニャ。
コレがシート後端辺りで上下荷重が素直に掛かっている内は良いと思われるのだが、転倒して地面に打ち付けたりすると、あらぬ方向に力が掛かり、リヤフレームが破断したり曲がってしまったりする。
 
ノーマルの既設のメンバーの接合部をガゼットなどで補強すると(今までがその状態)強度そのものは出る。
しかし、撓りが無くなった結果としてクラックが入ってしまうのではと思われる。
 
んでどうしたのかというと、シートレールを必要最低限のところまで短くしてしまったのだ。
実際モトクロッサーなどではそういう形状をしており、逆にリヤフェンダーはタイヤハウス内まで延びてインナーフェンダー代わりになると共に、フェンダー自体の取り付け強度も確保している。
今回は最悪ノーマルに戻す(レース中に破損して、スペアに付け替える)事を理由にその方法は見送ったが、少々怪しいフレーム形状にしてみた。

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リヤフェンダーから正確に型取りして、7N01板を切り出す。

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ここに穴を開けてネジ止め併用で、リヤフェンダーを両面テープで接着しようという作戦。リヤフェンダーにある元のボルト穴には、テールランプを取り付ける。
勿論捻り剛性の確保という目的もアリ。重量的には不利になってしまうけど、バッテリー載せなきゃイカンので仕方がない。
 
ノーマルよりも少々パイプ径が太いので、所々ツジツマが合わなくなってくる。
ここは結局エアクリーナーBOXを削ってしまった。

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華麗な投げによって割れてしまったMAIYERのリヤフェンダーは、ホンダ嫌いな俺としては悔しいものの、後期型の純正フェンダーを購入。当然「HONDA」のステッカーは剥がし、裏面の刻印は削り取る。
ところが、実はMAIYERよりも随分安く、しかも軽い。クッソ~・・・。
 

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この280馬邪、元々のXR250からどんどん部品が交換されていく。
現状で元のままの物を使用しているのは、前後ハブ、フロントフォーク&三叉、メインフレームくらい。勿論残された部品も、何らかの形で手が加えられている(塗装など)。そのまんまで使っている物は、一つも無いね。
部品が全て入れ替わったとき、この280馬邪は元のXR250と同一の車両と考えてもいいのだろうか(笑)。哲学かナンかでそんなハナシがあったな。
まあ俺の280馬邪は、日本でも最も試行錯誤を繰り返されたXRの内の一台である事は間違いない。一番だとは言ってませんよ、念のため。
 
ところで、今回リヤフレームを新造したのは、かなり重要な理由がある。
それは何か?
元々のノーマルリヤフレームが、クラックだらけで使えなくなっちゃったのよ。
最大の理由はそれ。アルミ化なんてやらん方がイイッすよ(爆)。
 
ややっ、こ、これは・・・!

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24時間営業の町工場

2009-09-10 13:05:33 | XR250

ややっ、忙しさのあまり3週間近くも更新をサボってしまった。
前回の記事以降の近況を羅列にて。
 
メインPC(結局DELLのプレシジョンとかいうワークセンター)接続後、不思議なもので旧PCが不調に。
とりあえず残った作業をセーフモードで無理やり完了させる。

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NEWマシンはクアッドコアのXEONで結構ハイグレードな奴の筈なのに、それほど処理能力が高いようには感じないなあ。
今までのも結構ハイスペックだったからな。
 
その数日後、何故かもう一台PC購入。
コッチは仕事の新しい設備(大型プリンター)の為。

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同業他社では導入率が非常に低い(1%未満とか)、白インクでのプリントが可能な機種。ヒヒヒ

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NEWプリンターで初めて製作するのがこんなものとは・・・(笑)。

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これでやっと、どんなステッカーでも作れるようになった。
まあウチの業務体系では、ステッカーなんぞ作っても全く儲からないのだが、バイク好きな俺の理念的な部分からやっているんであるよ。
 
作業が微進している280馬邪。

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リヤ周りが見慣れない状態なのは気にしないで下さい。詳細はまた今度。
ヘッド周りをチェック中。

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なんか、イマイチの状態だな。
ベースにした中古エンジンのせいかなと思っている。まあ、今年はコレで持つだろう・・・。
スケベ椅子色Ⅱへの変更に合わせて、クランクケースカバーを塗装。下塗り。

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ガリガリに削れたものを修正せずに分厚く塗ったので、油絵みたいな塗装になっちまった。

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しかも使用した塗料は建築用の2液性のウレタン。車両用の2液ウレタンよりも一次乾燥が鈍いので、表面にミストが付いてザラザラになりにくいのは楽である。
んが、ガソリンには耐えんハズだ。
 
セル不調の原因は今の所判らず。セルの中身を疑っていたのだが、内部パーツには異常なし。

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その代わり・・・と言ってはナンだが、先日OH用部品を注文した際に、キックスターターの部品も入手した。

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元々ホンダ純正オプションで「キックセット」なるものが存在したところ、既に廃盤になって久しい。確か定価で2万円くらいだったかな?
仕方なくME08の純正部品でバラ入手。合計3万超え・・・。トホホ
 
コレはポリカ。

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坂内2DAYSで使用する予定の、ヘッドライトカバーとなる予定。
去年採用した焼き網は、地面に縞々を映し出してしまう。なので透明なコッチのほうがいいかなあ・・・と。
滅多に使わないけど、仕事でも取り扱いのある材料。
材料屋さんに「端材ないですか?」つって聞いたら、結局いただいてしまった。
俺は5mm厚がいいかなと思ったのだが、材料屋さんに使用目的を説明したところ、2mmで十分ではとの事。
数枚のスペアが製作できるので、近々破壊テストをしてみたい。