12 思い込みの失敗(1)
医師にも弁護士にも、およそ社会的に「偉い」とされる職業の方は、
気難しい人が多いと思います。
ちょっと疑問に感じても「ひょっとして…」と質問を投げかけると、
へそをまげて助けてくれなくなってしまうのではないか。
これが怖いから、何も言えない人は多いと思うのです。
だからといって、弁護士でもない人に仲介なんか非弁行為なので頼めません。
ネットを見たところで混乱するだけですし、書籍を見ても混乱する。
何が正しいのかなんかわかりはしないんです。
そのために、専門家がいるんですから。
そして、自分も仕事がある。だから、亡くなった姉のためにたくさんの時間を割けないし、
親に任せようにも、年齢的なこと等含めて心もとない限りなのです。
私は「一度任せたら、疑問を挟むことは疑うことになってしまう」という思い込みがありました。
この思い込みのおかげで、私は事実と向き合えなかったのです。
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〔今になって思うこと〕
・ただほど高いものはない。
・人を簡単に信じてはならない。
・セカンドオピニオンを取るのは当たり前。
・本当は面倒くさいから「任せている」スタンスを取っているのではないかという自分自身への疑問。
・へそを曲げるような人は、専門家であっても切ればいいだけ。
このように思えていればよかったのにと。
あとあと出てくる弁護士は、とてもしっかりした方でしたが、
とにかくそれまでの弁護士はひどかった。
無料相談関係に出てくるってことは、よくよく考えると、
金になる仕事ができないからとも考えることができるわけだと…。
あとあと、多忙な弁護士と知り合うにつれて、やはり、能力によって全然違うってことを知るのですから。