まだ少し黄葉には早かったようです。イチョウの木が大きかったので広角レンズをつけました。周りに人は、全く誰もいませんでした。その時ちょうど、お寺の住居から奥様と娘さんが出てこられました。そして、「ご訪問ですか?」と娘さんが尋ねられました。「はい、イチョウが素敵なので写真を撮らせていただけませんか。」とお願いしました。ニコニコしながら、「どうぞ、どうぞ。」と快い返事が返ってきました。
小保利薬師から写真展会場に向かいました。途中、山の下の方の道路端に、オレンジ色の小さい実がたくさんついている野生化した柿の木がありました。青空に映えてきれいだったので、千代田の町並みと山を少し入れて撮りました。
古墳をいくつか見て回り、薬師堂のところまで下りてきました。ふと見上げると、薬師堂に付属した?別の小さなお堂がありました。お堂までの斜面は急で、木の根っこがむき出しになっていました。根っこには、木漏れ日が当たっていました。
立て看板の大きな地図を見ると、小保利薬師のお堂の裏山には、10個くらいの古墳群があるようです。行ってみることにしました。しばらく山道を上って行くと、ありました。円形に土を盛った古墳が、木漏れ日を浴びて静かに眠っていました。古墳上には何本かの木が植えてあります(自然に生えたものかも)。古墳の中には、昔、教科書で習った前方後円墳もありました。この地は、私の知らないすごく古い時代から、ここに住んできた人々の歴史があるんだなと思いました。
写真展会場に行く途中、道路の看板の上に鷹らしき鳥が2羽とまっていました。道路の横の空き地に車を止め、300ミリ(換算450ミリ)望遠を持ってゆっくりと近づいていきました。ノスリのつがいのようです。鷹は、かなり警戒していました。飛び立つ寸前を撮影できました。
色づいたポプラを撮ろうと、九門明(くもんみょう)まで車で移動しました。南側の狭い道に入りました。車を止めるために脇道に少し入りました。そこは、個人宅へ通じる私道だったようです。車から降りると、番犬が出てきて吠えました。だんだんと近寄ってきて、吠え方がいよいよ激しくなりました。これはいかんと思い、退散です。飼い主さんに忠実なかしこい番犬だと思いました。
今日から、千代田で写真展をしていた時(10月29日~11月6日)に撮った写真を少しずつアップしていきます。写真展は10時からだったので、朝8時ころ宿泊先を出て、比較的会場に近い場所(車で往復1時間以内)を回りました。
1番目は、10月30日の朝に行った西教寺というお寺のイチョウです。このイチョウを撮っていた時、溝に落っこちてしまいました。カメラのファインダーをのぞきながら後ろに下がっていたら、40cmくらいの深さと幅の溝にすってんころりん。幸い足に擦り傷だけで済みましたが、肩に掛けていたカメラが地面に激突し、金属製のレンズフードがべこっとへこんでしまいました。「調子にのってはいけませんよ。」とのお示しだと思い、心した次第です。
釣り人は、何をねらっているのでしょうか。夜光ベイトでメバル?
自分も、今は写真に集中していますが、以前は釣りにはまっていました。秋から春はメバル、初夏から秋はキス、12月と2月はカレイ。すべて陸からの投げ釣りで。
月食を撮影した場所は、岩国基地近くです。軍用機は嫌いですが、夜景がきれいだったので、門前川の河口から対岸の滑走路方向を撮りました。ちょうど、ライトをつけた飛行機が着陸して行きました。いつまでも、このいつもの日常の平和が続きますように。
午後7:30頃、皆既月食になった赤胴色の月と左下の天王星を、換算450mmの望遠レンズで撮影しました。しかし、月と天王星の距離が少し離れていました。あと1時間 、8:30頃まで粘れば接近した月と天王星が撮れたかもしれません。やはり、もっと良い望遠レンズが必要です。翌日の朝日新聞には、福岡で撮影された画面いっぱいの鮮明な月と食寸前の天王星が掲載されていました。さすが、プロカメラマンは違うなと思いました。最高の機材を使いこなし、チャンスをものにします。ちなみに撮影者は、女性の方でした。すごいな、素敵だな。