'14-08-01投稿
既報空気汚染より深刻な中国の“水”問題の現状とその対策に係る情報の紹介2014-02-28で記載しましたが、中国では個人的には、空気汚染の場合はマスクをかければ、および局所的に除塵すれば防ぐことができますが、それ以上に問題となる水の汚染に関しては特に可溶性の物質の場合は簡単には除染できずに水中に残り、人の健康および幾多の生態系にも影響を及ぼすと思っています。
わが国では水道水より美味しく、汚染も少ないと思っていた
ウオーターサーバーの水、水道水の基準満たさないものもあるという。
朝日新聞デジタル
2014年7月31日12時02分http://www.asahi.com/articles/ASG7Z6DBFG7ZULZU00L.html?iref=comtop_6_03
「家や会社での利用者が増えているウオーターサーバー(給水器)の宅配水。麻布大学の古畑勝則教授(微生物学)が調べたところ、使用中に細菌が増殖し水道水の基準を満たさないものが数多くあるとわかった。体に影響のあるレベルではないが、「安全性確保のため、衛生管理の対策が必要だ」と話している。
宅配水とは、業者がサーバーを利用者に貸し出し、定期的に容器入り飲料水を宅配するもの。原料は地下水や濾過(ろか)した水道水など。一般家庭では、家族の人数にもよるが10~12リットル程度の容器1本を10日前後で消費するという。
昨年度、家庭や事務所などで使用中のサーバーの水140検体を調べた。その結果、全体の3割にあたる42検体が、水道水の水質基準における一般細菌の基準値(1ミリリットルあたり細菌の集落数が100以下)を上回った。・・・」という。
中国で問題となっている汚染水とは次元が違いますが、きれいな安全な水を得ることは難しいようです。
ちなみに、既報の引例によれば、ちなみに、
「きれいな水」をつくるには、
引用:http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/kumagai/eac/ea/water.html
海水から真水を作る
日本では大体上記の過程で飲めるていどの水が作られていますが、海外では海水から真水が生産されているところがあります。
海水は河川や湖沼の水と異なって約3.5%もの塩類(大部分はNaCl)を含んでいるため脱塩操作が必要になります。
この脱塩には 1.蒸留法 2.逆浸透法 3.電気透析法(イオン交換膜法) 4.イオン交換樹脂塔式法 等があります。・・・(詳しくは本文参照)