水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

フィリピンを直撃した異常な大型台風30号の発生要因に係る雑感

2013-11-13 | 天変地異・異常気象関連

’13-11-10投稿

フィリピンの台風30号による被害は伊豆大島以上で高波などによる被害は3.11震災並みで酷くなっているようです。

NHK NEWs WEB

台風直撃 フィリピン被害甚大のおそれ 11月9日 6時7分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131109/k10015925081000.html

ことし発生した台風では最も強い勢力となった台風30号が直撃したフィリピンの中部では、一部の地域で通信網が途絶え被害の状況がつかめておらずフィリピン政府は大きな被害が出ているおそれがあるとして確認を急いでいます。

台風30号は8日、一時、中心気圧が895ヘクトパスカルとなるなどことし発生した台風としては最も強い勢力を維持したままフィリピンの中部を直撃し、東から西へと横断しました。
日本の気象庁の観測によりますと、台風は日本時間の9日午前3時には中心気圧が940ヘクトパスカルとなり、フィリピンの西の南シナ海の海上を西に進んでいます。
フィリピン政府によりますとサマール島やレイテ島など中部で洪水や土砂崩れなどの被害が相次ぎ、これまでに少なくとも3人の死亡が確認されたということです。
また合わせておよそ75万人が避難しているということです。
レイテ島など一部の地域では、通信網が完全に遮断され、政府が現地に設けた対策本部との連絡も取れず、被害の状況はほとんどつかめていないということです。
フィリピン政府はこれらの地域では暴風雨や土砂災害で建物が崩れたり水につかったりするなど大きな被害が出ているおそれがあると見て9日、軍の部隊を現地に派遣して被害状況の確認を急ぐことにしています。」とのこと。

日経新聞  2013/11/9 10:57

フィリピン、台風30号の死者100人超かhttp://www.nikkei.com/article/DGXNASGM09013_Z01C13A1NNE000/

「【マニラ=佐竹実】フィリピン国家災害対策本部は9日午前、猛烈な台風30号による死者が4人で、4人が行方不明と発表した。ロイター通信は同日、政府関係者の話として、中部のレイテ島で少なくとも100人が死亡したと伝えた。比政府は台風が上陸した中部の被害状況を把握しきれておらず、確認を急いでいる。

 台風30号は比中部を横断し南シナ海上に抜けたため、対策本部は9日に警戒レベルを引き下げた。マニラ首都圏は暴風域に入らず、大きな被害はなかったもようだ。」という。

 死者 1万人に上るという。

  1. FNN ‎- 50 分前
    フィリピン中部で台風被害拡大 レイテ島で死者1万人との見方:超大型の台風30号の直撃を受けたフィリピン中部では、被害は現在も拡大しており、現地警察幹部は10日、死者の数が、1万人にのぼるとの見方を明らかにした。...

既報にて、台風27号、28号の情報を調べましたが、従来の平均的な発生位置および進路とは大幅に異なる10月に入ってから、わが国に接近した台風23号、26号、27、28号の発生状況と同様、フィリピンでもフィリピンの中部を直撃し、東から西へと横断して、フィリピンの西の南シナ海の海上を西に進んで、南シナ海上を抜けたという。まるで6月の台風のようです。 

参考:フィリピン周辺地図(Google マップ

従来の平均的台風コース(google画像検索から引用)
 

  

 フィリピンの平均的な気候について調べました。

  フィリピン地図:引用http://www.japph.com/philippine%20map/firipinnine%7D.html

 

フィリピンの英語留学&ロングステイを応援する総合情報サイトhttp://www.philstay.jp/info/climate.htm
(一部割愛しました。)

フィリピンの気候

一年を通じてあまり気候の変化が無い熱帯モンスーン気候で、年平均気温が26~27℃。大まかに乾季と雨季に分かれているが、地域により多少異なります。

乾季(11月~5月)

雨が少なく、特に3月~5月はホットドライと呼ばれ最も暑い時期となる。対して、11月~2月は、クールドライと呼ばれ、湿度も低く比較的過しやすいです。

雨季(6月~10月)

雨季といっても日本の梅雨のように毎日雨が降り続くことは少ない。午後や夕方に一時的なスコールがある程度。但し、その雨の激しさは日本の豪雨の比ではありません。

 台風シーズン

雨季は台風の時期でもあり、9~10月に最も多く発生している。毎年多大な被害を出しているが、マニラがあるルソン島に集中することが多いため、比較的、セブ、ミンダナオ地方には影響は少ないです。

主要都市の気候

マニラ

フィリピンの気候は大きく雨季と乾季に分かれ、マニラの雨季は一般的に6月から10月ぐらい。雨季といっても日に数度、南国特有のスコールが訪れる程度で、毎日雨が降り続くということはあまりありません。マニラはフィリピン近海で発生する台風の直撃を受けることもあり、例年8月中旬から12月にかけての台風シーズンには注意が必要です。

セブ

セブでは雨季といっても大きく天気が崩れることは少なく、年間を通して平均的に雨が降るという感じです。例年8月中旬から12月にかけて台風シーズンには多少雨が続くこともありますが、進路からはずれているため、マニラのように直撃を受けるケースはありません。・・・

 (後略)  」という。

 ⇒8月中旬から12月にかけては台風シーズンというが、雨季は台風の時期でもあり、9~10月に最も多く発生するという。

やはり、異常気象か?

台風情報は日本に接近もしくは上陸するものだけが、報道されているが、個人的には驚きましたが、年から年中発生しているようです。

 

デジタル台風 月ごとの台風経路図(台風進路図)によれば、http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/reference/monthly/
(一部3月、7月、12月を割愛しました。)
1. 月ごとの台風経路図

 

1951年以降の台風を対象に、台風発生月別の台風の経路(動き)を示します。

1月                        2月

まだ前の年の台風シーズンが続いています。       一年で最も台風発生数が少ない月です。    
台風は太平洋上を東から西に進み、            過去50年以上の間に
日本に近づくことはまずありません。
         一つも台風が存在したことのない日もあります。

   ・・・

4月                       5月

                        

ほとんどの台風はフィリピン方面に進みますが、        沖縄に近づくこともまれにあります。    
沖縄や小笠原では早くも台風シーズンが始まります。   南の海では、少しずつ強い台風が
                                   生まれるようになります。
     
 
       

    ・・・

8月                        9月              
 

強い台風が日本列島に接近するようになり、       台風がもっとも危険な時期です。   
特に後半は危険な時期に入ります。            日本列島にも接近しやすいため、          
また海では土用波にも注意が必要です。          風雨によるこの時期は台風が発達しやすく、
                                  
大規模災害の発生も多くなるのです。

                                  

10月                        11月

 台風が北に向かうことは次第に少なくなりますが、  南の海では強い台風も生まれますが、 
強い台風が日本列島に接近することもありますので、 小笠原や伊豆諸島南部以外では
まだ油断はできません
。               接近する台風も少なくなり
                          そろそろ台風シーズンも終わりです。

   ・・・

⇒ フィリピンを直撃した大型台風の原因は何だろうか?

人工台風の研究の考え方が参考になるのでしょうか?

既報降水量を制御するために人工的に台風の進路を変えることは可能だろうか?
の引例るいネット 2011/08/01 PM11 
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=255003
人工台風の研究状況
によれば、
で記載されている台風が発生するための要因として、
「・・・ハリケーンや台風などの巨大なカオス的システムは初期条件の微小な変化に非常に影響されやすいことがはっきりした。例えば周辺や中心部の気温や湿度がわずかに変わるだけで大きな影響が出る。・・・将来は,太陽光発電衛星から送り出すマイクロ波ビームによって大気を加熱し,ハリケーンの温度を変更できるだろう。ハリケーンの進路に当たる海洋上に生分解性の油をまき,海面からの蒸発を抑えてハリケーンの発達をコントロールすることも考えられる。」という。

また、

人工台風の作り方
によれば、
http://blog.livedoor.jp/youdie0318/archives/66515235.html

台風とは単純化すると 、海水温度の上昇によって生まれるものです。

HAARPで強力な電磁波を、海面に照射し続けることで、海水温度が上昇します。

そうすることによって、台風を人工的に起こすことが可能となるのですという。

というような仮説から、

 例えば、人工台風はさておいて、環境放射能からの崩壊熱、火山活動の活性化、隕石の落下など環境加熱要因の異変とか
台風雲になる海水の蒸発が油分など海面汚染物によって、抑えれたりすれば、進路も変わるのでは?と想われます。 

上図から、発生位置、台風進路は非常にばらつきがあり、平均的な進路だけで異常か否か?判断するのは軽率であったことを個人的には反省していますが、一連の台風は必ずしも異常気象とはいえないかもしれませんが、異常に大型化していると想われます。各年の違いを解析して、天変地異によるものか、人為的なものか?考える必要があるのでしょうか?

地球温暖化が原因と一言で片付けられない天変地異要因の影響が個人的には推察されます。

今後も世界の台風発生位置、進路について着目する必要があると想われます。


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