ウィキペディアによれば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E6%B7%B1%E5%B1%A4%E6%B0%B4
「2つの「深層水」
海洋学上の深層水は大洋の深層に分布する海水で、地球上の2箇所(北大西洋のグリーンランド沖と南極海)で形成される深層水(北大西洋深層水と南極低層水)のことを示す。・・・
これと比べ、産業利用上の深層水は、分布や出自を問わず深度200メートル以深の海水をひとくくりに定義したものである。この定義に当てはめると、単純計算で海水の約95%は海洋深層水である。 海洋深層水の特徴 表層水との違いは、清浄性、無機栄養塩類が豊富、低温安定性という特徴を有することである。
・清浄性
人間の排水で汚染された河川水の影響を受けないため、化学物質による汚染がない。また、太陽光が届かないためプランクトン等が成育しないので、有害な雑菌等も表層水の千分の一以下と少ないことが特徴である。このため、深層水は表層水に比べて細菌学的にも化学的にもはるかに清浄である。
・無機栄養塩類が豊富
表層水に比べて、植物プランクトンの成長に必要な無機栄養塩類(NO3-ショウ酸態窒素、PO4-リン酸態リン、Si ケイ素)が豊富である。これは海洋深層水中の植物プランクトンが少ないために、表層から沈降してくる魚類の死骸が分解されて生じた無機栄養塩類が消費されずに残っているためである。
・低温安定性
水温をはじめ含まれる成分が年間を通して一定であり、水質が安定しているという特徴がある。 海洋深層水は、表層水との混合がおこなわれないため溶存酸素量が少ない。ただし、日本海固有水は太平洋側の海洋深層水とその成り立ち方が異なるため、溶存酸素量が表層水とほとんど同じであることが特徴である。 なお、深層水が特定の海域で表層へ上昇する(湧昇)ことがあるが、豊富な無機栄養塩類によりプランクトンが豊富に発生するため、非常に生物生産性の高い海域となり好漁場となる。 ・・・」
⇒海水の温度を極表面から実用可能な深層域まで制御管理して、海を利用した食糧、エネルギーの増産に期待します。
(google画像検索から引用)
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