ネット爆弾(帝国ネット研究所)

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NTTドコモのスマホで他人のメアドに変わるトラブル

2011-12-27 21:48:36 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
既に御存知の方も多いと思うのだが、NTTドコモのスマートフォン(スマホ)向けインターネット接続サービス「spモード」で20日、ユーザーが自分のメールアドレス(メアド)を確認した際、勝手に他人のメアドと変わる等、前代未聞のトラブルが発生し、最大で10万人が影響を受けた模様。
このトラブルでは、知り合いにメールを送信すると受け取った側の受信欄には別の人のメアドが誤って表示され、受け取った人がそのままメールに返信すると誤って表示された人のメアドにメールが送られた様だ。

このトラブルの原因に付いてNTTドコモの澤田寛執行役員は「サーバーの能力を超えた処理が発生してしまった。スマートフォンの急増を受けて設備の増強を進めて来たが、システムの処理能力に付いては、しっかりとした対応が不足していた。再発防止に向けてネットワーク全体を見直し、設備の増強を加速させて行きたい」と述べた。

NTTドコモの辻村清行副社長は、「スマートフォンの急増でサーバーの処理能力が十分で無かった。設備の処理能力を増強する等して再発防止に努めたい」と、副社長も執行役員と同じくシステムの処理能力を超えた通信が原因だとコメント。
しかし、NTTドコモは、スマホの販売促進に力を入れる方針は変わらないと言う。

NTTドコモは、システムの処理能力が万全では無いと認めているのに、更にシステムに負担を掛ける事になるスマホの販促強化を続けるってさ。
この話を聞いて、私は当ブログのお粗末スカスカおせちは食材偽装にも書いた「おせち騒動」を思い出したね。
今年は色々な事が有り過ぎて、既に「お粗末スカスカおせち」の事を忘れた人も居るかも知れない。
年明け早々に騒ぎになった例の「お粗末スカスカおせち」問題をね。

この「お粗末スカスカおせち」を販売した業者も、客の注文に対する処理能力が万全では無い事を認め、更に食材の調達が出来なかったから食材を偽装したとコメントしている。
NTTドコモも、ユーザーの情報を管理するサーバーがデータを処理しきれなかった事が原因だと言っているので、「お粗末スカスカおせち」問題と同じ様なもんだな。
要はシステムを万全にしてから、客に対応しろって事。

携帯電話システムの話では、電気通信事業者協会(TCA)や携帯キャリア(携帯電話通信会社)は21日、携帯電話ユーザーに向けて、年が切り替わる時間帯の「おめでとうコール」と「おめでとうメール」を控える様にとの周知を行った。
これは通話やメールが集中し、携帯電話が繋がりにくくなる事態を避けるもので、「一時的に利用制限を行う場合がある」とも述べている。

元日の午前0時前後から約30分間は、「おめでとうコール」や「おめでとうメール」が集中して混雑する事が予想され、メールに付いては約2時間に渡り配信の遅延が発生する可能性があると言う。
電話やメールが集中すると言えば、災害等が発生した際にも同じ様な状況になる訳だが、「あけおめ」コールやメールをテストケースにして、通話やメールが集中しても、問題無く対処すると言う万全の体制を構築する事が出来ないものかと思うのだがね。

災害等が発生した場合には、やはり安否確認やら何やらで通信が集中する事は避けられないだろう。
そう言った時に、問題無く通話やメールが出来れば良いと思うけど、まぁ、「言うは易く行うは難し」って事で、なかなか難しいのかも知れないな。
最後に、キャリアIQでスマホの個人情報がダダ漏れ?でも書いた問題を、大手マスコミはスポンサーである携帯キャリアに配慮してか、余り取り扱わないと言うか、はっきり言ってスルー状態。

今回のメアドが勝手に変わるトラブルとキャリアIQ等のアプリの件は、消費者が不利益を被ると言う大問題なのだから、きっちりと報じて貰いたいね。
しかし、システムの処理能力が万全では無い事が原因で、勝手にメアドが変わるのかね?、続報が気になる。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】