夫が買い物から帰ってきて、開口一番、「スーパーで友達に会ったんだけれどさぁ。彼女の友達の生物学者が、森に入って、めずらしいキノコがあったのでたんまりと採り、それを近所のゲーム(ジビエ)料理を売りにしているガストロパブに持っていったら、な~んと、キノコと引き換えに、6名さまタダ飯ご招待だってさ~」とわざわざ報告してくれました。
なんとうらやましい!!
この辺ではとっても有名で、とんでもないロケーションにあることがこれまた有名なガストロパブです。
昔は飲んだくれパブで有名だったのですが、ちょっと前にテレビに出ているセレブリティーシェフが買い取り、一躍ガストロパブとしての名声をとどろかせ始めさせました。
最近では、料理教室も始めたようだし、オーナーシェフのテレビシリーズも新たに始まったようで、ますます絶好調な模様です。
テレビのおかげか、遠方からわざわざやってくる人も多いみたいです。
飲んだくれパブだった頃、隣のおっさんに連れられて、何度かビールを飲みに行ったことはあるのですが、飲みに行くだけで、ご飯を食べたことは、もちろんなかったりします。
よく覚えていることは、行くたびに違う道を通るという、とんでもないロケーション。
買取のあったあとは、隣のおっさんは、「あそこはご飯に力を入れるようになっちゃったからなぁ、飲むのはイマイチになっちゃったんだよ」と悲しそうに言っていたことをよく覚えています。
夏だったら、素敵なウォーキングコースの途中にあるので、天気のいいときは、ベンチに座って外で飲むと気持ちいいだろうな~。一回やったけれど、良かったもんな~。本当に素敵なロケーションです。道に迷うけれど。
ということで、隣のおっさんは最近行っていないようだけれど、常連客や地元の人は相変わらずとぐろを巻いているようです。食べるわけではなく、飲む方で。
で、せっかくそんなガストロパブに変身したのだから、飲むだけじゃなくて、食べも試してみなくちゃもったいないじゃ~ん、と興味本位で行きました。
一応、行く前にリサーチもしました。
行った人の中には、チマチマと飾ってばかりで、量が少ないから気に入らないとかいう人も居るようだけれど、量が多ければいいというわけでもないし。食べきれないで残すほうが罪悪感が残るし。私は美味しければそれでいいし。・・・。
確かにゲーム中心で、珍しい食材がいっぱい。
ウナギのゼリー寄せなんちゅー郷土料理がある国の癖に、ウナギ好きな人間をみたことのない私は、メニューにウナギの文字を見て、いったい誰が食べるのだろう、と悩みました。
そのほか、ゲームでおなじみのシカやウサギやハトから、なじみのない動物もあったし、魚もそこらに流れている川で釣ってきたものなど、みんな地元で取れたものばかりのようです。
野菜は有機農法で出来たもの、中には自家菜園でとれたもの、とメニューにしっかり記されていました。確かによく言えばオーガニック(悪く言えば、サイズはバラバラ)でした。
食後の感想。
噂にたがわず、むっちゃくちゃ美味しかったです。あまりの美味しさに、人に勧めまくり。
予約もなかなか取れないみたいだし、お値段は確かにいい感じだけれど、料理もサービスもすんごく良かったから、それでいいのです。
ああ、また行きたい。
という経緯があるので、私も、キノコでタダ飯食べたいぞ~、ともちろん叫びました。
キノコでタダ飯とか奇を狙わないで、予約して行けよって感じですね。
近いうちに、ぜひともまた行きたいです~。冬のゲームって、なんだろう・・・。