今季最終戦．お互い完全に消化試合という状況だがお互い順位が近く負けたくない状況．ファジアーノにしてみれば引き分け以上で初の一桁順位が達成できるとあって負けたく無い試合．相手も引退選手がおり簡単に負けたくない状況．
川又
上條 関戸
田所 千明 仙石 澤口
植田 竹田 後藤
中林
キムが体調不良で欠場．ここのところの彼のパフォーマンスの悪さは気になる部分であるが上條に奮起してもらいたいところ．
試合はイーブンな時間賀続いた．山形の攻撃陣は明らかに岡山を上回る．今シーズン開幕当初に初勝利を挙げた相手ではあったが，そのときは間違いなく怖い相手だった．しかし1年間シーズンを通して戦い結果を残してきたチームには「何とかなるかな？」という気持ちに変わっていたように思う．特にビルドアップでは相手を上回っていた．
とは言え中々高い位置ではボールを持たせてもらえない．チェックが厳しく玉際も強い．正直今季のJ2で全体のバランスが最も取れていたチームだったと思う．ただ運が無かっただけで．
そしてこの日も山形は運が無かった．前半の早い時間帯に山形に退場者が出た．対戦相手の目から見ても「それは2枚目出すには厳しすぎだろ？」と思うような判定．最終戦だったし，対等な形で痺れるような試合を期待していただけにちょっと残念な判定だった．Jリーグは審判の質を上げることを今すぐに，本当に最優先に取り組まないとせっかくの素晴らしいリーグは衰退へ向かうだろう．結果が出るまでの時間を考えてももうギリギリなのだがJリーグからはなぜか危機感を感じない．
一人多くなった岡山だが山形の献身的な守備と数的不利を感じさないための攻撃によって簡単にゲームを進めることはできなかった．しかしやはり同程度のチーム同士の戦いでは一人欠けると耐え切れない．岡山が普通に何度も攻撃すればどこかに穴ができる．そして先制．するとどこか「この試合は終わったかな」という空気になった．いくらなんでも10人で80分近く戦うチームに負けはしないだろう，と．
ただ前半に上條が決定機を外したときにその余裕が少し消えてしまった．こういうプレーは相手を蘇らせる．この日の上條は散々な出来だった．楔に入ると相手DFに潰され（審判のおかげでファールをもらえたが），大きなトラップは相手に狙われた．前を向いても中途半端なプレーばかり．
そして最悪なことに何も仕事ができなかった彼は後半早々に足が止まった．後半立ち上がりに山形にペースを譲った最大の原因だった．動けず守れない彼の存在のために実質同数になってしまった．
ただこの日は影山の交代が珍しくピタリとはまった．「石原入れて裏狙わせて相手を下げるしかないよね」と思っていると石原が投入され，まさにそういうプレーを見せた．文句なしのタイミングだった．
山形はこれによりDFラインが下がったために陣形が間延びした．そのため後ろからの攻撃参加が難しくなり，全体の走る距離も長くなり足が止まり始めた．これでほぼ試合は決定した．
4-3-2の形で前重心を取って何とか得点を奪おうとする山形の攻撃に多少怖さはあったが，それが守備に穴を作ることは明白で，決定的な2点目を岡山が奪うことに繋がった．
岡山は最後はこの日引退する服部を出す余裕もでき，彼の引退に華を添えることができた．宮沢には悪いが．
という2-0の試合．これにより過去最高順位かつ初の一桁順位，そして川又には日本人得点王というおまけもついた．今季のまとめはまた書こうと思うが，かなり上手く回ったシーズンだった．だからこそこういう年にプレーオフまでは経験しておきたかった．今季はG大阪も神戸もいなかったのだから．本当に惜しかったと感じる．
いろいろ反せ点はあるが，J1未経験クラブ最上位という結果には少しだけ満足してもいいかもしれない．それでは勝手に採点．
川又（7.5）最後まで安定したプレーだった
関戸（6.5）下がりすぎのところもあったが
上條（4.0）鍛えなおして来季
田所（6.5）見事なアシスト
千明（6.5）守備面で貢献
仙石（5.5）横パスが多く，ポジションも後ろすぎた
澤口（5.5）足が止まり効果的でなかった
植田（6.5）攻撃はもっと勇気を持って欲しい
竹田（6.0）バランスを崩されかけた
後藤（6.0）裏を狙われがち
中林（7.0）相変わらず素晴らしい
石原（7.0）見事にペースを変えた．来季に期待
服部（6.5）最後までそつなく．瞬発力の衰えは感じた
三村（5.5）1点取れていれば．
真子，篠原，岡崎，田中
影山（6.5）
昨年に続き良い終わり方ができた．交代もかなり安定してきたように思う．ただしこの日も優位な状況で攻撃に困る部分があった．こういう試合で4-0とかにできるような力が欲しいところ．
川又
上條 関戸
田所 千明 仙石 澤口
植田 竹田 後藤
中林
キムが体調不良で欠場．ここのところの彼のパフォーマンスの悪さは気になる部分であるが上條に奮起してもらいたいところ．
試合はイーブンな時間賀続いた．山形の攻撃陣は明らかに岡山を上回る．今シーズン開幕当初に初勝利を挙げた相手ではあったが，そのときは間違いなく怖い相手だった．しかし1年間シーズンを通して戦い結果を残してきたチームには「何とかなるかな？」という気持ちに変わっていたように思う．特にビルドアップでは相手を上回っていた．
とは言え中々高い位置ではボールを持たせてもらえない．チェックが厳しく玉際も強い．正直今季のJ2で全体のバランスが最も取れていたチームだったと思う．ただ運が無かっただけで．
そしてこの日も山形は運が無かった．前半の早い時間帯に山形に退場者が出た．対戦相手の目から見ても「それは2枚目出すには厳しすぎだろ？」と思うような判定．最終戦だったし，対等な形で痺れるような試合を期待していただけにちょっと残念な判定だった．Jリーグは審判の質を上げることを今すぐに，本当に最優先に取り組まないとせっかくの素晴らしいリーグは衰退へ向かうだろう．結果が出るまでの時間を考えてももうギリギリなのだがJリーグからはなぜか危機感を感じない．
一人多くなった岡山だが山形の献身的な守備と数的不利を感じさないための攻撃によって簡単にゲームを進めることはできなかった．しかしやはり同程度のチーム同士の戦いでは一人欠けると耐え切れない．岡山が普通に何度も攻撃すればどこかに穴ができる．そして先制．するとどこか「この試合は終わったかな」という空気になった．いくらなんでも10人で80分近く戦うチームに負けはしないだろう，と．
ただ前半に上條が決定機を外したときにその余裕が少し消えてしまった．こういうプレーは相手を蘇らせる．この日の上條は散々な出来だった．楔に入ると相手DFに潰され（審判のおかげでファールをもらえたが），大きなトラップは相手に狙われた．前を向いても中途半端なプレーばかり．
そして最悪なことに何も仕事ができなかった彼は後半早々に足が止まった．後半立ち上がりに山形にペースを譲った最大の原因だった．動けず守れない彼の存在のために実質同数になってしまった．
ただこの日は影山の交代が珍しくピタリとはまった．「石原入れて裏狙わせて相手を下げるしかないよね」と思っていると石原が投入され，まさにそういうプレーを見せた．文句なしのタイミングだった．
山形はこれによりDFラインが下がったために陣形が間延びした．そのため後ろからの攻撃参加が難しくなり，全体の走る距離も長くなり足が止まり始めた．これでほぼ試合は決定した．
4-3-2の形で前重心を取って何とか得点を奪おうとする山形の攻撃に多少怖さはあったが，それが守備に穴を作ることは明白で，決定的な2点目を岡山が奪うことに繋がった．
岡山は最後はこの日引退する服部を出す余裕もでき，彼の引退に華を添えることができた．宮沢には悪いが．
という2-0の試合．これにより過去最高順位かつ初の一桁順位，そして川又には日本人得点王というおまけもついた．今季のまとめはまた書こうと思うが，かなり上手く回ったシーズンだった．だからこそこういう年にプレーオフまでは経験しておきたかった．今季はG大阪も神戸もいなかったのだから．本当に惜しかったと感じる．
いろいろ反せ点はあるが，J1未経験クラブ最上位という結果には少しだけ満足してもいいかもしれない．それでは勝手に採点．
川又（7.5）最後まで安定したプレーだった
関戸（6.5）下がりすぎのところもあったが
上條（4.0）鍛えなおして来季
田所（6.5）見事なアシスト
千明（6.5）守備面で貢献
仙石（5.5）横パスが多く，ポジションも後ろすぎた
澤口（5.5）足が止まり効果的でなかった
植田（6.5）攻撃はもっと勇気を持って欲しい
竹田（6.0）バランスを崩されかけた
後藤（6.0）裏を狙われがち
中林（7.0）相変わらず素晴らしい
石原（7.0）見事にペースを変えた．来季に期待
服部（6.5）最後までそつなく．瞬発力の衰えは感じた
三村（5.5）1点取れていれば．
真子，篠原，岡崎，田中
影山（6.5）
昨年に続き良い終わり方ができた．交代もかなり安定してきたように思う．ただしこの日も優位な状況で攻撃に困る部分があった．こういう試合で4-0とかにできるような力が欲しいところ．