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自分が日々考えたこと(思いつき、空想、反省、楽しみ・・・)

「海の110番」を知ってますか。

2010-07-24 09:53:36 | Weblog
「海の110番」を知ってますか。

「118」が海難事故などの時の緊急連絡用電話番号です。
実は先月「118」にお世話になってしまいました。

所は、神奈川三浦半島、葉山の御用邸裏の海。
時間は10時頃、手漕ぎボートでの海釣りに出かけた時のことです。
ボートに装備されているアンカー(ボートが流れないように海底に打つ錨)が海底に引っ掛ってしまいそれを外そうと力を入れたところ、ボートがバランスを崩して傾き舷側から海水が浸入し、最終的には水舟(完全浸水)となってしまいました。
私は止む無く船外に出てボートの艫(後部)に摑まり救助を求めたということです。

この118番に依る通報で、水上パトロール艇、消防車、救急車の出動があり、私は神奈川県警の水上パトロール艇に救助された後、ボート屋の手漕ぎボートに引き渡されて、ボート屋のご主人の力漕で無事上陸できました。

救助後は出動機関が多かったので、関係先ごとに事情聴取があり、同じことを何度も繰り返し説明ましたが、助けて貰ったのでそれも仕方がないのかなと思いました。
海難の場合は全て公共機関が対応してくれるようになっているので経費・費用は掛かりませんでしたが、大勢の方々に大変ご迷惑をお掛けしました。

海の場合、救助には多少の時間が掛かります。
救助を待っている間(今回は30分位)、波に揺れながら「海の110番」、即ち118番を知っていて良かったと痛感しました。
私は小型船舶操縦士の免許を持っていますが、この118番は免許の取得時に覚えたもので、一般的にどの程度普及しているのか解りません。
少なくとも、手漕ぎボート釣りなどの一般人にも更なる周知徹底が必要かと思います。

結論的に言いますと、今回は救命胴衣を装着しており、幸い海水温度も高く、難無く救助されましたが、海釣りなどに出かける時は次を遵守する必要があります。
1、救命胴衣を必ず着用すること。
2、携帯電話を持っていくこと、ただし、防水対策(ビニール袋に入れる等)は忘れないこと。
 (自分の携帯は水没し使用不能、異変を察知して近づいてくれた友人の携帯で通報)
3、海の110番「118」を肝に銘じて置くこと、さらにボート屋の電話番号など緊急連絡用電話番号は必ず登録して置くこと。

因みに、同様な事故が起きた場合の対処方法について、過去の事例では;
1、 海岸まで泳いで帰った。(距離はそんなに遠くないので、体力勝負)
2、 ボートの水を汲出して復元し、漕いで帰った。(柄杓等の汲出し道具要)
があった(ボート屋のご主人談)とのことですが、私のような年配者は無理をしない方が良いと思います。

海上保安庁、警察、消防の関係者およびボート屋のご主人には大変お世話になりました。

今回の損害および復旧状況:
靴&衣類・・・自然乾燥
帽子&サングラス・・・首から上は水没せず使用可
携帯電話・・・没水後直ぐ取出すも使用不能、廃棄
革製財布&小銭要れ・・・使用不能、廃棄
お札&小銭・・・自然乾燥、使用可
カード類・・・水洗乾燥、使用可
釣り道具・・・水洗乾燥、使用可
コンビニ弁当・・・内部への浸水なく、上陸後完食
缶ジュース&水ボトル・・・流失
獲物・・・90%流失、一部回収、食卓へ
その他雑貨等・・・流出、残った物も殆ど廃棄