徒然なるままに

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桜宮高体罰自殺について

2013-01-12 23:21:03 | Weblog
大阪市立の高校で痛ましい事故が起こりました。
事件ともいうべきものでしょうが、この問題は非常に難しい面を持ち合わせているのも確かです。

同じようなことが多くの、特に、強豪校と呼ばれている学校で行われています。
運動部に所属して似た経験をした方もいるのではないかと思います。

毎日新聞の記事(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130112-00000049-mai-soci)にもあるように、

一方では許されざる行為で、厳罰に処されるべきです、

しかし、

もう一方では、同部の部員や保護者に擁護する声があるようです。

人の命が失われているのですから、今回の件は行過ぎた指導であったといわざるを得ませんが、
このような指導があったから、実績が残せたともいえます。

はやく部活を再開して欲しいというのは、残された部員の偽らざる気持ちでしょう。
この子達を無慈悲だと断罪できるかといえば、多少なりとも教育現場を知っている者や過去に似た経験をした者であれば、素直にうなずけないのも確かだと思います。
でも人の命が失われている現実がある。

日本の社会が変わらない限り、このような問題はいつか繰り返し起きるでしょう。

教育界やスポーツ界ではこのような指導をしてでも実績を残すことをよしとする考えがあります。
多くの場合そうでもしないと実績が残せないとも言えます。またそのような世界に身をおいた人たちが
多くの面で有利であることも、日本社会では見受けられます(進学や就職など)。

結局は日本社会のあり方自体を問わなければならないのではないでしょうか。

アメリカでの銃社会が変わらないことを多くの日本人は理解できないと笑いますが、同じような
構造がこの問題にあると思います。