日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

昨日の今日

2013年05月26日 | 地域
            

 大都市の中心地域ならいざ知らず、地方では公共交通機関を利用してお出かけください、という呼びかけでは集客できない。特に郊外型の店舗では、店舗面積に匹敵、またはそれ以上の駐車場が必要になる。それが行政区域を越えた集客へとつながる。

 広々とした駐車場,、空きはないかと探しながら、繁盛している、店内は混んでいるのだろうなどと思う。やっと見つけたスペースにとめる。帰りのためにそこがどの位置になるか、目当てになるものを覚える。通路や柱などに記号や番号がついていると、高齢者は助かる。

 屋外駐車場はこれからの季節、買い物を終えた後が悩ましい。車体は触れないほど許容を越えて熱せられ、車内はサウナ風呂状に、ハンドルもうかつには握れないほど熱くなっている。屋根付きの駐車場、雨降りや暑い日には空き待ちで込み合っているのは人の心情だろうか。自分もその中の一人に含まれる。

 スーパー出現の前、小さな商店街だが特に込み合う盆暮れの時期には、その通りにある市場前の広場が駐輪場になっていて、よく利用した。当時「大買い物をした」といっても自転車に積めるほどだから、今の車での買い物に比べればささやかだったと思う。

 駐輪場時代のころ田畑としてその使命を果たしていた場所が、今は広い大型店舗とそこの広々とした駐車場に変わり、賑わっている。その結果、小さな商店街の人通りは消え、復活の兆しの見えない通りのシャッターには錆が浮き出ている。これが「昨日の淵は今日の瀬」ということだろう。往時の落ち着いた賑わいには人懐こさがあった。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする