日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ハーブと知って驚く

2013年05月19日 | 回想
           

 子どものころ「スイスイバ」と呼んでその葉を野外遊で口にしていた、それは雑草のひとつと思っていた。ところが最近、スイスイバの写真を見せられ「スイバ」といってハーブの一種ということを知って驚いている。漢字では「酸い葉」ということも合わせて知った。

 「ハーブ」と言われても、何かにつけ和風の我が家にはなじみの薄いものに感じている。言葉の説明も、その掲載の場所で異なり、ただ「飲みもの」という短い説明もあり面白い。そんななかで「それぞれが個性あふれる香りをもち、花、茎、葉、種子、根などが、薬品、食品、染料その他さまざまな用途に用いられ、美容や家事に至るまで人々の生活に役だち、うるおいを与えてくれる有用植物の総称」を自分流の解釈にさせてもらう。 

 スイバを口に出来ることは連れ添って遊ぶ年長者から教え伝えられてきたのだろう。伝え残したか定かでないが、今ころはそうした雑草帯が町なかでは少なくなった。また、あってもそうしところで遊ぶ子どもは見かけない。戦後の混乱期、遊びのガキの中に「ハーブ」などという高尚な呼び名を口にした遊び仲間はいなかった、と思う。いや、ハーブなど縁遠い育ちで聞いていても記憶に無いのかもしれない。

 スイスイバがスイバというハーブの1種類と知って思いついた。「スイスイバ」の呼び方を漢字にすれ「酸酸葉」となり、口にした酸っぱい味そのままになる。スイバは生薬として便秘や利尿に効果、若い葉は茹でて水にさらしてアクを抜き、おひたしや酢味噌和えなどにして食べれるが多食は肝機能に悪いとか。

 遊びで踏みつぶした草ぐさの中に、知らかった多くの隠された命があったのだ、走りまわった川土手やあちらのあぜ道こちらの広場が懐かしい。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする