本日はもう1つエントリを。
ライブドア事件の影でひっそりとしたニュースになっていましたが、1月15日付けにてドンキホーテがオリジン東秀の株式を公開買い付けする旨の発表が行われていました。
オリジン東秀は名古屋ではなじみがないのですが、関東圏で弁当や惣菜、料理店のチェーン店を展開する会社です。(店舗数は9月決算時点で633店舗とのことですから、相当大きなチェーンですね。)
さて、このドンキホーテのTOB発表に対し、1月23日の段階でオリジン東秀側は「反対表明」を出しています。この時点で、ドンキホーテのTOBはいわゆる「敵対的TOB」ということがはっきりしました。
とはいえ、取締役会が反対表明を出したとしても株主がTOBに応じることはは自由です。したがってオリジン東秀側としては、TOBをかけられている以上のんきに指を加えてみているわけにはいきません。
そこで今回取られたのが「イオンによるTOB」です。支援先としてのイオンがオリジン東秀に対してより良い条件で友好的TOBを仕掛けることにより、ドンキホーテによるTOBを防ごうという作戦に出ました。言うなれば「自ら(経営陣)の意思でイオン傘下入りすることを望むことでより、自らの意思ではないドンキホーテ傘下に入ることを防ぐ」というところでしょうか?
ただ、イオンのTOBが成立すればオリジン東秀はイオン傘下に入ることになりますので、いずれにせよ今後の経営基盤は大きく変わってくることになるでしょう。
これまでのところの情報を見る限り、双方比較的“きれいに”対応している様子が見られ、TOB合戦としては非常に筋を通した形になっているのではないかと感じます。とりあえず現在は「守りの布陣が引かれた」段階ですが、これに対して「攻撃側」のドンキホーテがどのように対応するかが注目されるところです。
ちなみに、この一連の動きの中でオリジン東秀側が代表取締役を1名増員しています。恐らく証券会社からのアドバイスを受けての措置だと思われますが、このような部分まで手当てを行うんだな~、と於印象に残ったリリースでした。(というか、代表取締役が1名のみの上場企業ってたくさんあるのでしょうか?もし多くあると知れば、企業のリスク対応としてはいかがなものかと思いますが・・・)
ライブドア事件の影でひっそりとしたニュースになっていましたが、1月15日付けにてドンキホーテがオリジン東秀の株式を公開買い付けする旨の発表が行われていました。
オリジン東秀は名古屋ではなじみがないのですが、関東圏で弁当や惣菜、料理店のチェーン店を展開する会社です。(店舗数は9月決算時点で633店舗とのことですから、相当大きなチェーンですね。)
さて、このドンキホーテのTOB発表に対し、1月23日の段階でオリジン東秀側は「反対表明」を出しています。この時点で、ドンキホーテのTOBはいわゆる「敵対的TOB」ということがはっきりしました。
とはいえ、取締役会が反対表明を出したとしても株主がTOBに応じることはは自由です。したがってオリジン東秀側としては、TOBをかけられている以上のんきに指を加えてみているわけにはいきません。
そこで今回取られたのが「イオンによるTOB」です。支援先としてのイオンがオリジン東秀に対してより良い条件で友好的TOBを仕掛けることにより、ドンキホーテによるTOBを防ごうという作戦に出ました。言うなれば「自ら(経営陣)の意思でイオン傘下入りすることを望むことでより、自らの意思ではないドンキホーテ傘下に入ることを防ぐ」というところでしょうか?
ただ、イオンのTOBが成立すればオリジン東秀はイオン傘下に入ることになりますので、いずれにせよ今後の経営基盤は大きく変わってくることになるでしょう。
これまでのところの情報を見る限り、双方比較的“きれいに”対応している様子が見られ、TOB合戦としては非常に筋を通した形になっているのではないかと感じます。とりあえず現在は「守りの布陣が引かれた」段階ですが、これに対して「攻撃側」のドンキホーテがどのように対応するかが注目されるところです。
ちなみに、この一連の動きの中でオリジン東秀側が代表取締役を1名増員しています。恐らく証券会社からのアドバイスを受けての措置だと思われますが、このような部分まで手当てを行うんだな~、と於印象に残ったリリースでした。(というか、代表取締役が1名のみの上場企業ってたくさんあるのでしょうか?もし多くあると知れば、企業のリスク対応としてはいかがなものかと思いますが・・・)