息子とテイスティング

テイスティングカップを並べて紅茶を入れていると、息子がすっ飛んできた。
「僕にも紅茶飲ませて～！」

紅茶を入れたばかりのカップの1つに鼻を突っ込む。
止める暇もない。
次の瞬間、飛び退いて咳き込んだ。
「何これっ。くさい。くさいっ！」

息子は5歳。
大分、言葉で自分の意思を表現できるようになってきた。
今なら「何故くさいのか」を言えるかもしれない。
すかさず聞いてみた。
「何でこのお茶をくさいと思ったの？お母さんに教えて。」

すると、息子はテイスティングカップにおそるおそる鼻を突っ込み、しばらく首をかしげて考えていた。
（おおお、いっちょまえにテイスティングしてるよ）
「えーとね、イチゴのにおいがしてね…あと、すごく苦い…。（しばらく間）それでね、くさいの！」

よく自分の言葉で言った！（←親ばか）
ちなみに息子が鼻を突っ込んだのは、ルピシアのPOMMIER。
すごく苦くて濃い甘味のないべっこう飴みたいな味が印象的。
ベリー系（ルピシアによるとアップルとハチミツの香り）の香りも強い。
入れたてを嗅ぐと、においだけで人工的なベリー系のべっこう飴を口に入れられたように感じるくらいの強烈さがある。

ちなみに同時に入れていたルピシアのPICCOLOも「くさくて嫌い」だそうだ。
安曇野そば茶（これもルピシア）は「ごまみたいな香りがしておいしい」だそう。