ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

ウバ・ハイランズ茶園(セレクトショップ)

2008年04月11日 | ウバ・ディンブラ・ルフナ・キャンディ他
2001年8月摘み。
7年前の紅茶を「風味が未だに良い」という理由で販売しているため、前からすごーく気になっていた。

【商品説明】
どこか、エキゾチックで神秘的な紅茶です!!
水色はキラキラしたオレンジ色で、優しい温かみのある印象。
独特な「ウバ」を楽しむのであれば、ストレートティーがやはりお勧めです。
リーフはブロークンタイプですが、渋くなりすぎないので、大丈夫です。
是非、味わって頂きたい一品 (^o^)/

【入れてみた】
茶葉3g、お湯150cc、蒸らし時間2分30秒。

【飲んでみた】
メンソールの香りがきつい。
そしていくら飲んでも、最後まできつくメンソールが香る(今まで飲んだウバは、飲んでいくうちにメンソール香がなくなっていた)。
こんなにきついメンソール香を持ったウバは初めて飲んだ。
味も、苦みががつーんと前に出た味。
きついメンソール香と合わさって、最初は「なんてクセのある紅茶なんだ」と思った。
ところが、2杯3杯と飲むうちにそのクセがおいしさに変わってしまい、ストレートでがぶがぶ。
チョコと合わせても味は全く負けず、よく合っていた。
職場のまずいお湯で入れても、メンソール香も味もちゃんと出ていて(家で入れたほどではないにしても)おいしく入った。

ちなみに夫(紅茶に興味なし。どちらかといえばコーヒー好き)にも何回か入れてみたが、「この紅茶、おいしくないから入れるのはやめて」と言われてしまった。
紅茶を飲み慣れた人向けの紅茶。
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ウバマニア)
2008-04-12 01:44:40
この紅茶は本当に「がつーん」って言葉が似合いますよね。
この独特の重厚感が好きだったりします。どんな水にも負けない強さも魅力です。
このハイランズを飲むと最近のウバがかわいく見える・・・(笑)

ただ、好き嫌いは激しいと思いますが。

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Unknown (おいなり)
2008-04-12 09:38:03
未だにウバ様の風味は衰えてないようですね。
いかにもハイランズらしいメントールで僕も好きで飲んでました。
最近この手のウバが無くて、少々ウバ離れしてしまってます。
またウバ様買おうかな。
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ウバマニアさんへ (ぎんぐ)
2008-04-13 12:11:26
これ、最初飲んだときは強烈なメンソール香と渋みにびっくりしました。
それこそがつーんと頭を殴られたようなショックでした(^^)
こんなウバがあったなんて!
これを基準にしてしまうと、ここ数年のウバはウバじゃないとまで思えてしまいます…。

ウバ様は、好き嫌いが大きく分かれそうですよね。
夫の好みではないなので、ウバ様は私が独り占めです。
値段もそこそこなのが嬉しいです。うふふ。
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おいなりさんへ (ぎんぐ)
2008-04-13 12:20:49
おいなりさんもウバ様がお好きなのですね(^^)
ピーククオリティ時の風味は分からないのが残念ですが、私は本当にびっくりしました。
これを基準にしてしまうと、最近のウバはウバじゃない気がします…。
私は常備茶はほとんどないのですが(新しい紅茶をいっぱい飲みたいっ)、これは常備茶となりそうです。
既にストックがありますよ(笑)。
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断定できません (ハッチー)
2008-12-16 10:36:09
自然のお茶の香が7年も飛ばないなんて?
他のスリランカ紅茶の輸入元から聞いた話ですがスリランカからの輸入ウバ茶にメンソール香を人工的につけたお茶が有ってそのお茶はクレーム処理で輸入しなかったとか。食品の安全と正当性はどう証明するのか心配な会社がありますね。
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はじめまして (ぎんぐ)
2008-12-28 16:13:31
ハッチーさん、はじめまして。
そして、コメントをありがとうございます。
お返事が遅くなって申し訳ありません。

自然のお茶の香りが7年も飛ばないのは驚きですよね。
ハッチーさんが仰るように、着香茶(この場合は人工的にメンソールの香りをつけたお茶)の可能性は捨てきれないです。
これが着香茶かどうか、本当の所は茶園と業者しかわからないと思います。
最終的にはお店と自分の感覚を信じるしかないのが辛いところ…。
それでも、私はこれは着香茶ではないと思います。
理由は、「入れる前の茶葉(乾いた状態です)の香りが普通の紅茶だから」です。

着香茶は、文字通り茶葉に直接香りをつけたものです。
お店によって細かい製造過程は違うと思いますが、これだけは同じです(断言)。
(参考リンク→http://www.teahouse-takano.com/hitorigoto/hitorigoto3-5.html#h-3
そのため、入れる前の乾いた状態から既に人工的な香りがします。
その香りはどの着香茶も強く、袋を開けた瞬間に(ひどいと袋の上から)鼻をつきます。

このウバは、他のウバと同じくお湯を注いで蒸らした後に強いメンソール香がたちます。
もし、これがメンソール香を人工的につけたものだとしたら、「乾いているときの茶葉の香りは自然な紅茶だが、入れると強くメンソールの香りがたつように着香した」という、画期的な着香茶となります。
そんな魔法のような着香方法があれば、各社がこぞって採用するはずです。
私も、そんな着香茶があれば飲んでみたいです。
乾いた状態では普通の紅茶の香りで、お湯を注いではじめてリンゴやオレンジの香りがたつ紅茶…なんてびっくり箱みたいで楽しそうですよね。

以上から、このウバに関しては着香茶ではないと思う私ですが、ハッチーさんと同じく紅茶の安全性には不安を感じてます。
直接お湯を注いで飲むものだけに、農薬とか香料とかがものすごく心配です。
茶葉の出荷時から見張るわけにもいかないので、やはりお店と農園を信じるしかないのかなあ、と思っています。
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着香ウバ (DJ79)
2009-09-12 01:17:21
はじめまして!
着香ウバ疑惑を調べるためスリランカ茶業研究所とティーボードに昨年行きました。
個人的に紅茶に関する3つ疑問を解明すべく、個15年ほど原産国の茶業研究所、及び茶業関係者中心に調査をしています。

1.90年代に急速にアッサムの味わいが変わったのは?
2.ダージリンのマスカットフレーバーはマスカット葡萄?
3.メントール着香ウバ疑惑

1.2については、ほぼ解決し最後の疑問は昨年ティーボードで現状を確認しました。
結論を言えば日本に来るクォリティーシーズンのUVAで有名茶園はほとんど着香しているということです。

疑惑1.古い紅茶本にはUVAの特徴でメントール香の記述が無い、ある時期から現れた。
疑惑2.年々メントール香が強くなる、不作の年ほど強い、キャンディーかウダプッセラワにメントール香を付けたような不自然な味。
疑惑3.香りの研究者にウバハイランズ等の検査依頼し、結果はメチルサリチレートのピークが異常に高いがもともとある天然成分なので品種改良の可能性もあるとのこと。

先ず茶業研究所に
茶業研究所長は初対面でなかった!
以前、所長になる前に来日した際、彼に着香ウバの質問をしていたのである!そのときは濁していたが、スリランカまで来られては・・・認めるしかない!
所長の許可を得て各専門の研究者に面会し、30年間茶樹は変わっていない事実を突き止める。つまり品種改良の可能性ない。

この結果を持ってティーボードへ
担当者は疑惑をあっさり認めました。20年以上前、ミントティーを飲む習慣のある中東向けにクォリティーシーズンを過ぎて、メントール香が薄くなった茶葉に合成香料を吹き付けて、作った紅茶が評判がよく高く売れたのが始まり。もちろん、ティーボードの規制が入ったので、その後巧妙に天然香料添加、特に日本で高品質のウバとして高く売れるので、規制といたちごっこになっているようです。スリランカでは機械の精度が低く分析できないので、怪しいものを見つけては日本の大学に送っているそうですが、確証が得られていないそうです。疑惑は認めたものの、鑑定力が低く、騙される方が悪いとでも言いたげでした。

 このようなメントール香の強いUVAを当時紅茶界のカリスマと称する専門家や紅茶インストラクターは偽物と鑑定できず、競って買い求めたため、現在では着香ウバが最高級品になってしまい、主に日本人のために作られているようです。

このままでは、UVAはもとよりセイロン紅茶自体の信用を無くすので規制するよう訴えてきましたが、直らないようです。
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DJ79さんへ (ぎんぐ)
2009-09-12 23:41:25
DJ79さん、初めまして。
コメントをありがとうございます。
興味深く拝見いたしました。
仰るとおり、ウバのメントール香が人工的なものだとしたら、本当に悲しいです。

ただ、「ウバのメントール香は着香したもの」というご意見に対し、一点だけ強い疑問があります。
(業者等を擁護するつもりはなく、本当に純粋な疑問です)
私の経験でしかないのですが、「乾燥状態のウバからは茶葉の匂いしかしたことがない」のです(私の記憶違いではありません)。
人工的にメントール香を添加されたウバなら、乾燥状態で既にメントール香がするはずなのです。
といいますのも、着香茶は茶葉に香りを直接こすりつけて作るものだからです。
それは天然香料であっても、人工香料であっても同じです(参考:http://www.teahouse-takano.com/hitorigoto/hitorigoto3-5.html#h-3など)。
もしかしたら私の飲んだウバは、全て時間が経ち過ぎていて茶葉に付けたメントールの香りが飛んでいたのかもしれません。
そうなると、お湯を入れるとメントールの香りが強く立つのが不思議です。
というのも、私は相当数の着香茶を飲んできましたが、香りの抜けた着香茶からはベースの茶葉の味しかしかしなかったためです(香りのないところから、香りが強くたつ筈はないですよね)。
そもそも、着香茶の香りは長いこと香りが楽しめるように強くつけられているため、香りが抜けきった着香茶自体ほとんど味わったことがないのですが…。

日本にきているウバは、「乾いているときの茶葉の香りは自然な紅茶だが、入れると強くメントールの香りがたつように着香した」ものかもしれません。
しかし、そんな画期的な着香茶があれば、各社こぞって導入している筈です。
乾いた状態では普通の紅茶の香りで、お湯を注いではじめてリンゴやオレンジの香りがたつ紅茶…なんてびっくり箱みたいで楽しそうですよね。

以上です。
もし、ウバのメントール香が人工的に着香したものなら、是非、その着香の仕組みを知りたいです。
本当に不思議なのです。
いくら考えても、私の経験と知識と脳みそではじき出される答えは「そんな着香はありえない。通常の着香なら私のような素人でも一発でわかる」なのです。
スリランカの方を責めるどころか脱帽です。
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DJ79さんへ (追記) (ぎんぐ)
2009-09-13 15:05:14
上記のコメントで肝心なことが抜けていたので、追記させて下さい。

「日本に来るウバが着香茶である」とスリランカの担当者が言っていたことが、ウバが着香茶であることの一番の根拠であるのかもしれません。
しかし、担当者自身が認めたことでもその根拠に疑問がある限り(この場合は着香方法ですね)、それをそのまま受け入れる気はありません。
これはこの件に限ったことではなく、どんなことでもそういう考えでおります。
よって、DJ79さんのコメントをそのまま「そうですか」と受け入れるのは、ちょっと厳しいなというのが正直な意見です。
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最高級品はスズランの香り (DJ79)
2009-09-15 02:34:31
ぎんぐさんへ

一般的に人工的着香したもの見分け方は、ぎんぐさん言われるとおりです。
乾燥状態で匂いがしたら、着香したもので、お湯を注いで香るものは本物です。

以前、天然に着いたジャスミンフレーバーのダージリンを買わされそうになったと、ある紅茶屋さんにサンプルを貰ったことがあります。乾燥状態で匂っていたので偽物とすぐに判りました。最近マスカットフレーバーを着けたマスカテルダージリンが出回っているそうです。もちろん乾燥状態で匂うので直ぐに判ります。
ウバのメントール着香はこうした稚拙な着香でないため、証拠が掴めなかったのです。

事実確認
1.20年前はメントール香のウバは無かった。
 古い紅茶本には、ウバの最高級品はバラの香り、スズランの香り(私もスズラン香が最高と思う)と標記されている。
 ちなみに私はムジカのウバ毎年買っていましたが15年以上前はメントール香は無かった。
2.この30年間ウバ地域の茶樹はほとんど植え替えはされておらず突然メントールウバが現れた。
 15年前ダージリン・ファーストフラッシュが突然青くなったみたいな?(これは製法が変わっただけ)
3.ウバハイランズの検査結果でメチルサリチレート(茶葉はもともと少し持っている)が異常な量検出された。

この10年間、多くのスリランカの茶業関係者に着香ウバについて質問したが、肯定も否定もしなかったが、上記の
検査結果と事実確認でスリランカ茶業研究者、ティーボード関係者も認めています。公的には認めないかも?

製法についはこの場で公表するのは、良からぬやからが真似をして、私を悩ますので止めておきます。あまりに影響が大きすぎます。


最後に着香ウバの見分け方
乾燥状態で匂いがしたら、合成香料着香
  お湯を注いで匂いがしたら、天然着香
  わずかに香ったら・・・本物かも

  でも、最高級品はスズランの香り
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