ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

紅茶初心者による紅茶の入れ方FAQ

2011年09月04日 | 紅茶の入れ方~初心者が抱いた疑問と回答
日本紅茶協会の紅茶の入れ方は、結構詳しく書いてある。
それでも「紅茶にはまり始めの頃、ここが分からなかったなー」と思うところが結構あった。
そこで、日本紅茶協会の紅茶の入れ方に対して、7年前に紅茶にはまり始めた頃の私が抱いた疑問と、現在の私の回答メモを入れた。

黒字が日本紅茶協会の紅茶の入れ方。
赤字が私の疑問。
青字が経験とブログでいただいたアドバイスに基づく回答。
緑字が補足。

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【0.(問)そもそも、紅茶を入れるのに最低限必要な道具は何?】
(答)水をわかすためのヤカン又は鍋、ティーポット、茶葉を量るための秤(0.1gまで量れるものがいい)、ティーコゼー、ティーカップ。あと、できれば茶こし。

※補足
・ティーポットは鉄製でなければOK。耐熱性のコーヒーサーバーはお湯の量の目盛りがついていて使いやすい。

・茶葉を量るのは一般的にティースプーンとされているけど、どの分量のときにまずかったか(orおいしかったか)をきっちり把握できるのは秤しかない。分量をきちんと把握できていれば、次回入れるときに「あの分量は濃すぎたから0.5gくらい茶葉を減らしてみよう」とか「おいしかったから、あの味をまた再現」なんてことができる。

・ティーコゼーはあった方がいい。茶葉を抽出中のお湯の温度はかなり早く下がる。熱いお湯で入れた紅茶と、ぬるいお湯で入れた紅茶は味が違う(あえてぬるいお湯で入れた紅茶はおいしいこともあるけど、ぬるくなってしまったお湯で入れた紅茶はまずい)。

・超個人的には、紅茶はマグカップ等よりもティーカップで飲むのが一番おいしく感じる。


【1.やかんに汲みたての水を入れて、火にかけ沸騰させます。5円玉くらいの泡がボコボコ出ている状態が目安です。】

(問)水は何でもいいの?
(答)・基本的には水道水でOK。でも、できれば浄水器を通した方が良いとのこと(東京のように水がおいしくないと特に…)。 私はペットボトルの水で入れている。

・ペットボトルの水の場合、軟水で入れるのが一番いいと思う。
硬水で入れると、舌にざらつくような味や硬水独特のミネラル系の味が強く出る。
紅茶の味も水道水で入れたものとはかなり違う。
硬水をおいしく飲めるなら、硬水で紅茶を入れることはありだと思う。


【2.紅茶をいれる前に、まずポットとカップにお湯を注ぎ、全体を温めておきましょう。】

※補足
私は、紅茶を入れながらポットを温める手順が分からず、「???」となった。
手順は以下の通り。
「お湯が沸きかけの時に、ささっとポットの方にお湯をそそいでおいて下さい。ヤカンはすぐ火に戻しますから、コンロの火はつけたままにしといてね。」(漫画「紅茶王子」より)。
そして、不要になったポットのお湯は、カップに注ぎ、紅茶を蒸らしている間にカップを温めている。


【3.温めたポットに、ティースプーン1杯(2~3g)を1人分として、人数分の茶葉を入れます。細かい茶葉は中盛、大きい茶葉は大盛にするのが目安です。】

(問)ティースプーンって何?
(答)ティースプーンとコーヒースプーンは大きさがこれだけ違う。
コーヒースプーンと間違えないこと。
ここまで書いてあるにもかかわらず、しばらくの間コーヒースプーンをティースプーンと間違えて使っていた。大きさ以外はそっくりなんだもの…(バカ)


(問)「ティースプーン1杯(2~3g)」とあるけど、茶葉にはアッサムCTCからダージリンの大きな葉まで形状がすごくまちまち。なのに1g程度の違いしかないなんて信じられない。そんなおおざっぱなやり方で、本当にいつも同じ味を出すことができるの?
(答)「ティースプーンで量った茶葉で、いつも同じ味を出す」のは、不器用な私の場合は難しかった。
なので、茶葉を量るのはティースプーンではなく秤を使っている。
秤や計量カップで茶葉やお湯をきっちりと量ることで、「いつでも同じ味の紅茶♪」と思いこみ&安心しているだけかもしれないけど…。
(紅茶は条件を揃えても、気象条件や体調で味の感じ方が違うことがあるから)
なお、私が初めての紅茶を入れる場合は、こんな感じで茶葉を量っている。

1.茶葉を購入したのが紅茶屋さんであれば、まずは紅茶屋さん推奨の量で茶葉を量る。
ついでに蒸らし時間やお湯の量も推奨通りにする。
それでそれなりにいい感じに入ることが多い(ルピシアの入れ方は参考にならないことが多いけど)。
ちなみに、メーカー(例:トワイニングとか)の缶に書かれている推奨の茶葉の量は参考にしない(ならない)ことが多い。

2.茶葉が茶園物のダージリンで推奨の入れ方がない場合(又はルピシアのダージリンのように、入れ方が書いてあっても参考にしない場合)、茶葉2g/お湯150cc/蒸らし時間5分とか茶葉3g/お湯150cc/蒸らし時間6分とかで入れてみることが多い。

3.茶葉が、入れ方が詳しく書かれた紅茶屋さんのものでもダージリンでもない場合、ティースプーンに軽く1杯(これを秤に入れて茶葉の量を見る)/お湯150cc強(茶葉がお湯を吸うので)/蒸らし時間3分で入れて様子を見る(茶葉が「葉です!」というくらい大きい場合は時間等もう少し考えるけど、そこまで大きい茶葉は今までのところ殆どない)。
秤で直接量らない理由は、入れ方が詳しく書かれていない紅茶はメーカー物が多く、そしてメーカー物の紅茶は缶に入っていることが多く、そんな缶は茶葉を直接秤に出しにくい形をしていることが多いから。
缶の形状が筒状など秤に出しやすいものであれば、秤で直接量る。この場合は2.5g。
それでも、初回で飲めないくらいに濃かったり薄かったりするような大失敗は殆どない(小失敗は多々あるけど)。
ちなみに私が使っている秤は、ヤフオクで2,000円程度で売っていたもの(安物だけあって1度壊れたけど)。


【4.沸騰したてのお湯を人数分注ぎ、すぐにフタをして蒸らして下さい。この時、沸騰したお湯を勢いよく注ぐのがコツ。(1杯分150~160mlが目安)】

【5.蒸らす時間は、細かい茶葉は2分半~3分、大きい茶葉は3~4分が目安です。(ミルクティーのときは、やや長めに)その間ポットにティーコジーやティーマットを使うとさらに保温効果が上がります。おいしい紅茶をいれるには、温度を下げないことがポイント。】

(問)茶葉の種類は色々あるのに、「細かい茶葉は2分半~3分、大きい茶葉は3~4分が目安」なんておおざっぱなことでいいんだろうか。
(答)この蒸らし時間は「初めて入れる茶葉の場合の目安」と解釈している。
茶葉の量も蒸らし時間も分からない場合のとりあえずの目安、みたいな感じ。
だから、同じ茶葉を入れ続ける場合、「常に細かい茶葉の蒸らし時間は2分半~3分がベスト(←例)」ということを言っているわけではない。
個人の好みで蒸らし時間は(当然)変わる。
紅茶にはまり始めた当初、私は何故か「蒸らし時間は細かい茶葉は2分半~3分、大きい茶葉は3~4分が変わらない」と思い込んでいた。

もし、初めて入れる茶葉が紅茶屋さんから購入した物であれば、紅茶屋さん推奨の蒸らし時間(&茶葉の量)に従うのがいいと思う。
なお経験上、茶園もののダージリンの場合、(茶葉とお湯の量にもよるけど)最低5分は蒸らすことが殆ど。
また、ルピシアの推奨の蒸らし時間は、少なくともダージリンはあまり参考にならない。
メーカー物の茶葉の場合は、最初に入れる場合は、蒸らし時間は3分にすることが多い(量などの詳しいことは【3】の3.へ)


※補足
入れ方の後半に書かれている「ポットにティーコジーやティーマットを使うとさらに保温効果が上がります。おいしい紅茶をいれるには、温度を下げないことがポイント」は、経験上、不器用でもそこそこの味で入れるためのすごく重要なポイントだと思う。
私は温度管理をいい加減にやったため(ぬるめのお湯で紅茶を入れるとおいしいと聞き、50度程度のお湯で入れたものを飲むとか)、今思えばおいしくない紅茶を何度も飲んできた。


【6.ポットの中を、スプーンで軽くひとまぜ。】

※補足
私はこれの代わりにポットをくるくる水平に回している(水平に回すのは漫画「紅茶王子」に載っていたのを見て。スプーンとはいえ洗い物が一つ減るし)。
ポットの中の紅茶の味を均一にするための手順…と理解しているけど間違ってないよね。


【7.茶こしで茶ガラをこしながら、濃さが均一になるようにまわし注ぎしましょう。"ベスト・ドロップ"と呼ばれる最後の一滴まで注いでください。】

(問)紅茶を複数のカップに入れる場合、「ベスト・ドロップ」が入ったカップが一番おいしいの?
(答)ここにもあるとおり、「ポットから注ぐ最後の一滴は、「ゴールデンドロップ」とか、「ベストドロップ」と呼ばれ、「一番美味しい」と言われています。が、この一滴が美味しいのでなく、通常、「この一滴まで入れた紅茶が美味しい」のです」。
私は、「ベスト・ドロップ」が入ったカップが一番おいしいと思って、一時期こんなことをしていた。
それぞれのカップに均等に入れるのが一番おいしい。



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