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小児特定慢性疾患ということは危険な綱渡りをする病気です

2012-07-18 14:34:17 | 健康

 ネフローゼ症候群では、特定の原因でこれらのバリアがともに破壊されているため、本来血中から尿中に出て行かないはずの蛋白質が大量に尿中に出て行ってしまうため、高度の蛋白尿と低蛋白血症を呈します。息子も中2で発症し、現在高1ですが、4回再発しました。プレドニンだけではすぐに再発するので免疫抑制剤のネオーラルをこの1年近く服用しています。
 小児特定慢性疾患ということで申請し、手帳を交付され一定額以上の診察薬代はかからなくなりました。ネフローゼの程度にもよりますが、ステロイドは大量に使われるので、副作用の危険性があります。蛋白質は血液の浸透圧を維持したり、種々の物質を運送するなどの働きがあるため、低蛋白血症になると浸透圧が保てなくなります。そうすると細胞中の水分が細胞間質に漏れ出すため、浮腫を呈する事になります。
 副作用として、感染しやすい事が一番重大で、感染を予防する為に入院が望ましいです。その他高血圧や高血糖等の副作用もあり、入院で管理される事が安心です。免疫抑制剤を使用する事が多い病気ですが、骨粗鬆症、白内障、緑内障、ステロイド性糖尿病、鬱、人格変性、高脂血漿、高血圧等、副作用がある為、多種の薬、副作用を抑えるためにまた薬を飲む危険な綱渡りをする病気です。

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