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水ぶくれが破れたあとのびらんは、治りやすいのが天疱瘡と違うところです

2011-10-17 14:04:36 | 健康

天疱瘡はその一種で、表皮下層の組織に攻撃が集中することで、みずぼうそうのような水疱が現れるのが主な症状で、そこが感染して化膿することがあります。VigRx水疱症こと水疱性類天疱瘡は高齢者に多くみられます。かゆみを伴った皮膚の赤みと、そのなかに大型の水ぶくれが出てくる病気で、体のどこにでも現れます。水ぶくれが破れたあとのびらんは、治りやすいのが天疱瘡と違うところです。また、口のなかなどの粘膜がただれることは少ないです。軽いものでは、皮膚の赤さが目立っていて、水疱が小さいものもあり、湿疹との区別に苦労することもあります。原因は、患者さんの血液のなかに含まれる免疫グロブリンという蛋白質の一部ですね。

「自己免疫疾患」とは、本来外敵を攻撃する免疫作用が、何をカンチガイしたか、自分自身を攻撃するようになったときに発症する病気の総称です。罹患者の血液のなかに含まれる免疫グロブリンという蛋白質の一部です。免疫グロブリンは、本来はウイルスやばい菌と闘うために私たちの体のなかにある蛋白質なのですが、その一部が自分の皮膚と闘い出すために、皮膚が傷んでしまいます。類天疱瘡という疾患ではないかと疑いますね。気がついた時には体に水疱が現れていて、日に日に数が増えていきます。

天疱瘡と同じように、皮膚を小さく切り取り、ひとつは組織検査を行い、水疱のできている場所が表皮の下であることを顕微鏡で観察します。蛍光抗体直接法で基底膜に免疫グロブリンがあることを証明し、血液の検査で蛍光抗体法間接法を行います。血液の検査では、近ごろではELIZAという免疫学的な検出方法が優れていますが、保険が適用しないのが難点です。これらの検査結果と臨床症状と経過から総合的に判断します。落葉状天疱瘡で早期発見の為か症状がわりと軽度です。市販されている塗布薬では全然効果がなく、皮膚科へ診察に足を向けました。病名は『水疱性類天庖鼠』と聞きました。約1か月程の入院治療が必要と医師から告げられました。手術は必要が無いそうなので一安心ですが。

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