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緑内障とは「進行性の、視神経の構造的機能的異常をきたす疾患」のことを言います

2011-10-03 13:52:45 | 健康

緑内障とは「進行性の、視神経の構造的機能的異常をきたす疾患」のことを言います。「構造的異常」とは視神経の形に異常をきたすとい憂意味、「機能的異常」とは視野障害を生じることを意味します。勃動力つまり、視神経の形に異常をきたし、視野障害が起こる病気です。昔は「眼圧があがって視神経の構造的機能的異常をきたす疾患」と定義されており、患者さんの中には今もこのようにおっしゃる方も多いのですが、実際には眼圧が高くないのに視神経の構造的機能的異常をきたしている方も多いことが分かり、現在では「眼圧が高い」という言葉は取り除かれています。ある程度はっきりした視野異常が見られたら即治療開始というのも正解と考えます。体はたいへん複雑ですので、どんな病気でも正解が複数あると考えると気が楽になります。

個人の体質というものがあるようですが、起きるメカニズムに関しては2つの説があります。眼圧が高いと、自分の圧力で神経が圧迫されて、神経がいたんでしまう。眼圧が低いのに緑内障が進行する人は、その眼圧での圧迫でも神経がいたんでくるほど神経が弱いためと考えられる。どちらも治療で眼圧をもっと下げる必要がある。緑内障の人は、神経への血流が悪いために神経がいたんでくると考える。眼圧を下げる点眼薬はほとんどすべて血流をアップする力があるので、治療は眼圧を下げるお薬をやはりつける。

血流説が関与しているかどうかに関しては、肯定的な先生と否定的な先生がいらっしゃいます。進行する状態に戻るというだけで、一旦始めたものを止めることで、リバウンドのようにめちゃめちゃなことが起こるということはありません。しかし、ほんとうに必要かどうかわからずに途中でやめるなら、最初からつける必要があるかどうかを厳密に見極めたほうが合理的と考えます。厳密には経過を観察して、進行するならば点眼を開始、というのが正しいと考えますが、若い頃は視野に異常がなかった可能性が高く、今視野に異常があるということはやはり異常が進行している可能性が高いです。
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