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2013年に「パンドラウイルス」と呼ばれる
最大サイズのウイルスが発見されていますが、
エクス=マルセイユ大学のJean-Michel Claverie氏と
Chantal Abergel氏の研究チームが、シベリアの永久凍土の中から
3万年前のDNAウイルスを発見。
パンドラウイルスを超える過去最大サイズとなり、ウイルスの復活にも成功。
フランス国立科学研究センター(CNRS)が発表した論文によると、
発見された世界最大のウイルスは「Pithovirus」と命名。
以下は電子顕微鏡で撮影したPithovirusの写真。
長さは約1.5ミクロン、直径0.5ミクロンと、パンドラウイルスより50%大きいため、
光学顕微鏡でも目視が可能。
ウイルスを復活させたのちに
アカントアメーバにのみ感染することがわかっており、
人間には感染しないことが確認されています。
通常ウイルスの遺伝子数が10未満なのに対し、
パンドラウイルスは250~2500ほどの遺伝子数を持つ巨大ウイルスですが、
Pithovirusの遺伝子数は約500とサイズに比べると少量。
この遺伝子を解析した結果、3分の2が既知のいかなる遺伝子配列とも共通点がなく、
3分の1はバクテリアと類似する遺伝子であるため、今までのウイルスとは
全く違ったウイルスであることが判明。
ウイルスを発見した研究者たちは、
「3万年前の生物が活動を再開したこの発見は、何万年もの間眠っていた有害な病原菌が現れる可能性を示唆しています。Pithovirusは人間に無害ですが、天然資源の発掘や温暖化の影響で北極などの永久凍土が溶けた時に、起きうる可能性を考慮するべきです」と危惧。
研究チームでは周囲の環境を破壊しないように慎重に配慮しながら、
永久凍土内にヒトに感染する病原体やウイルスが潜伏していないか、
調査も行っているとのことです。
今回は無害だったので良かったですが、復活させたウィルスがどんな反応を見せるかは
それこそ叩き起こしてみなければ分からないこと。
復活させてみたら手に負えなかった、なんてことなる可能性も有る訳なので、
あまり色んなところをつつかないで欲しい気持ちもあります。
今は永久凍土が解け出さない事を祈るしか出来ませんね。
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