MARS福岡ブログ

福岡市のサッカークラブ「MARS福岡」の公式ブログ

6年最後の1週間(2023.3.18)

2023-03-18 | MARS BLOG
6年生、卒業おめでとう!


いろいろと書きたいことや伝えたいことはありすぎるけど、何から書けばいいのか分からないので、とりあえず写真から…。


純粋にサッカーを楽しんでいたかわいい1年生の頃から今までを、一挙にご紹介!




















































































































































ホント、大きくなったし、みんな成長しました。

1つ1つの写真にストーリーがあるし、その時のことをいろいろと思い出すね。





この年代は、低学年の頃から人数が多かったわけでもないし、決して特別な力を持った選手が集まったわけでもありません。


少しずつサッカーが好きになり、少しずつ仲間が増えて、少しずつ試合にも勝てるようになりました。


3年や4年ぐらいの頃にはサッカー小僧と呼べる選手が増えて、個々の武器や特徴も表れ始めました。


この頃から、6年生の全日などの公式戦を1つの目標としつつ、中学3年間やその先での成長を見据えていたし、イメージは大きく膨らんでいきました。


5年の頃は新人戦でアビスパさんを倒して県大会に出場したものの、ベスト8で敗退。

悔しい結果となりましたが、確かな成長と課題が見えた1年でした。



そしていよいよ6年生。

選手全員の成長を第一に、チーム全員で頂点を目指して。


そんな思いとは裏腹に、4月のスタートから、とにかくケガ人、ケガ人、ケガ人のオンパレード。

更に、コロナ、体調不良、学級閉鎖、家庭の事情等で、練習も試合もメンバーが揃わない。

ケガ人続出のままでバーモントカップ予選を戦い、どうにか県大会出場権を掴み取るも、県大会は残念ながらPK戦にてベスト8敗退。

その後も練習や試合でメンバーが揃うことはないまま、夏の強化遠征もキャンセル。本当に苦しい時期が続きました。


ただ、決してネガティブなことばかりではなく、ケガ人が多かったことが功を奏してか、すべての選手が着実に力を付けてきたということ。

それはチームにとって大きなプラスだったし、秋からの公式戦の準備期間としては、非常にポジティブな材料でした。




そして10月に入り、まだケガ人がいる状況ではあるものの、チームはいよいよ全日モードに突入!







…という時期に、保護者や選手の中に、何やら不穏な空気が流れ始めました。


一部の保護者から遠回しに聞こえてくるMARSへの批判的な声。


突如として訪れた、他のU-15クラブへの体験の波。



何で今から全日という時に…?


選手が目に見えて育ってきてるのに…?


何がどうなっているのか分からないまま、指導者は揺さぶられ、募る不信感。


そんな大人の事情に挟まれた選手は、ピッチで躍動出来るはずもなく、全日はあっけなく終戦。



噛み合わない歯車は、それから一度も戻ることはなく。


選手も指導者も、本当の意味でベストを尽くすことがないまま、すべての公式戦が終了しました。





「敗戦は指導者の力不足」と言われればそれまで。


この混沌とした状況の中でブレずにやり続け、選手の持っているものを引き出し、チームを勝たせる力は、今年のMARSの指導者にはありませんでした。




中学の進路に関しては、気がつけば、半数以上の選手が他クラブへ。


もちろん、自分が本当に行きたいのであれば応援するけどね。



残念ながらそういう選手ばかりではなく、"選択肢を与える"親の思いを察して"自分の意志"で他クラブを選んだ選手もいる。


MARSでプレーすることを望んでいた我が子以外の選手に、他クラブへ行くように他の親が声をかけて、心変わりした選手も数名いる。




低学年の頃から、6年生、中学生、その先を見据えてコツコツと育ててきたつもりだったけど、まさかこんな形でチームがグチャグチャに壊れてしまうとは…。


指導者の立場で言えば、選手の成長、選手の想いを第一に考えてほしいし、汚い言葉を使えば「ふざけんなよ!」とでも言いたい所だけど…、


これもすべて、MARSというクラブ、MARSの指導者に、そこまでの力がなかったということ。

シンプルに、力不足。そこに尽きます。






そんな彼らも、明日と明後日のカップ戦、来週のリーグ最終戦、2度の練習を経て卒部となります。


いろいろありすぎたこの1年だったけど、この難しい状況の中で、選手1人1人が前向きに熱く取り組み続け、大きく成長し続けてくれたことだけが救いです。

本当にありがとう。




でも、正直、思い描いていた成長はこんなもんじゃなかった。


もっともっと成長出来たと思ってる。


その成長スピードを遅くしてしまったのは、間違いなく大人の責任。指導者の責任。

この半年、自信もモチベーションも失って、6年生に対してまともな指導が出来なくなったこと、本当に申し訳なかったです。



ラスト1週間、それぞれがもっともっと成長して、次のステージへと突き進んでくれ!











最後になりますが…、



どんな時でも選手やチーム、指導者を支えて下さった保護者の皆様。

この状況の中、いろいろと不快な思いもされたことと思いますが、MARSを信じてくださって、本当にありがとうございました。

そして、心配ばかりをおかけして、本当に申し訳ありませんでした。

正直、今年は、指導者を辞めること、MARSを解散させることも考えましたが、応援してくださる皆さんのおかげで、何とか踏み留まることが出来ました。

最後は、選手達が仲間と共にサッカーを本気で楽しむ姿をお見せ出来ればと思っております。

たくさんの応援をよろしくお願い致します。






MARSに対して否定的な感情をお持ちの皆様…。

ラスト1週間、選手とチームの成長を、ポジティブな雰囲気で温かく見守ってあげて欲しいと思います。

選手に、最後のMARSでのサッカーを本気で楽しませてあげて下さい。



もし、それが出来ないようであれば…、

残念ですが、選手、応援してくださる保護者の方、指導者、チームのために、観に来られないようお願い致します。



私は親御さんにもサッカーを楽しんで頂きたいですし、熱くなってもらいたいですし、プレーがどうこう、チームがどうこうと言いたくなるのも分からなくもないですが、親がやるべきことは、本来そこではないと思っています。

上手くなるのは選手本人です。勝つのも負けるのも選手本人です。成長のタイミングは、それぞれ、いつ訪れるか分かりません。

もし、選手以上に親が勝ちたい、選手以上に上手くさせたいとなれば、選手の成長にフタをすることになり兼ねません。


親が選手のために出来ることは…、

朝食や夕食をしっかり摂ること、朝ご飯は出来ればパンよりご飯と味噌汁がいいこと、睡眠や休息をしっかり摂ること、学校をすぐ欠席したり遅刻したりしないこと、サッカー以外でリフレッシュさせてあげること…。

それが、人として、サッカー選手としての成長に繋がると思います。


親が「高校の進路が」とか「プロにさせる」とか言ってるわりには、朝ご飯も食べずに遅刻して学校に行ってたり、お菓子やジュースばっかり食べて体調管理が出来てないような選手では、全く話になりません…さすがにそんな人はうちにはおらんかな。。


私生活や学校生活は別として、サッカーに限って言えば、親が思っている以上に選手は自立しています。

今年の6年生は、全員が無限の可能性を秘めている選手達です。その可能性を親のエゴで潰さぬよう、卒業後も、適切なサポートをよろしくお願い致します。







このメンバーと一緒にサッカーが出来るのも、本当に残りわずか。


ちなみに…1番付き合いが長いのは、年長さんからMARSに所属していた奏祐!



ホントに成長したな…泣けてくるぞ笑


それぞれの選手に、それぞれのMARSでのストーリーがある。

その集大成として、それぞれが成長と勝利のためにベストを尽くせるか。



6年生にとって、MARSの選手としての最後の1週間。



すべてを力に変えて。




最後は笑って終わろう!笑



…彼も泣き虫だった年長さんから成長しました笑

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1 Comments

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Unknown (通りすがり)
2023-03-18 09:51:11
感動しました。全く関係ない地域の保護者です。難しい年代の育成に携わっていることの難しさ、葛藤をここまで言語化されていること。きっといつも接している子供たちには伝わっていると思います。賛否はあるかと思いますが、公開してくださったことで少なくとも私は心を揺さぶられました。
直接的な応援はできない場所からではありますがこれからも応援しています。頑張ってください。
いつかこの子たちが大人になって、笑って思い出話にできますように。
そして皆様ジュニアサッカー生活お疲れさまでした!

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