来週、久しぶりに見本納品に行く。実に半年ぶりだが、うちとしては普通のペースだ。ただ、たまにしか行かないので、いつまで経っても慣れない。今から緊張している。
おまけに今回は懇意の編集者が作った本で、私は制作には関与していない。なのに配本数に関するプレッシャーとかがあって、ますます緊張する。自分の作った本だと、今までの仕入部の反応とかいろんな経験をもとに、OKになりそうな配本数がわかる。あまり無理も言わずにさらっと見本だけ出して、とっとと退散することができる。
ところで、トーハンは、返品条件を登録することになっている。返品可とか、1年はOKとか、委託以外ダメとか。前の本(半年前)もそうだったんだけど、忘れてしまっていた。仕入部のカウンターで、「すみません、返品可でお願いします」と口頭で登録してもらった。本当は紙を提出しなくちゃいけない。
で、今回、その懇意の編集者にそのことを話すと、考え込んでしまった。この人は、編集は私なんかよりずっとキャリアがある人だけど、流通は詳しくない。とはいえ、私も「こちらで返品条件を決めていい」状況ってのはよくわからない。
前に、知り合いの新参出版社(新参というと失礼だけど、うちと同じく新しいと言う意味)の人に聞いたら、契約の時点でフリー入帳と決められていたらしい。うちはなぜか、巷で言われている「委託は六ヶ月、注文は基本的に返品なし」という条件だった。(とはいえ、書店さんからお願いが来ると、ほとんどOKしている)
で、フリー入帳になってるのに、返品のお願いは来るらしい。その出版社の営業の人は、場合によっては「おたくの店には注文でさえ入れていない。よって返品も認めない」とハッキリ言うそうだ。わけのわからない(悪意の)ケースや、棚ではなくて棚の下の引き出しに入れてあった本は、断るらしい。
うちでは、委託以外であればどの書店から注文が来たか、だいたい頭に入っている。数が少ないから、なんとなく記憶してるだけなんだが、今のところ「おかしな」ケースはない。だから、OKする。
で、返品可否登録である。
昔、右も左もわからなかった頃、2ちゃんか何かで「返品を了承しない出版社の本は売ってやらん」みたいなことを読んで、書店を敵にまわすわけには行かないと思ったものだった。もちろん、敵にまわそうなんてこれっぽっちも思ってない。けど、「もともと返品不可なものを、改めてダメと言う」ことで怒られてもやだなとは思っていた。
今回、その編集者といろいろ話したんだが、やっぱりよくわからない。返品可の時期を過ぎていようが勝手に返してくる書店なら、おそらく取次にとってうちより書店のほうが大事な取引先で、やっぱり返ってくるような気がする。小さい書店で、うちにも返品のお願いFAXを送ってくるような店は、基本的に期限内に返すように気をつけてるだろうから、やっぱり返ってくるような気がする。
最初にこの紙についてお達しをもらったときには、桶川がどうのこうのと説明してあった。でも、桶川できっちりと「こちらの指定した条件」どおりに捌いてくれるんだろうか。
そうだとして、トーハンで条件を入力すると、書店でわかるようになってるんだろうか。でも、例えばPOSとか(よくわからないけど)で探索したら「これは1年はOKだな」とわかるかもしれないけど、棚に差してある本そのものには返品可否情報なんてついてない。やっぱり、「しまった、返しそびれた」ってなこともありそうで、そうなると桶川で引っかかるんだろうか。
で、引っかかったら、やっぱり書店さんから返品のお願いが来て了承印を押すってなことになるんだろうか。それなら今までと変わらないんだけど。。。
ちょっと「条件付き」ってのを試してみたい気もするが、結局は返品可にしてしまう。
第一、返ってきたとしてもうちにとっては大事な商品だ。時事モノの本は出さないので、きれいにしてまた出荷できる。返品手数料以外に何の損もない。
このトーハンの「返品可否登録」で、何か劇的に変わった出版社って、あるんだろうか。だったら何が変わったのか、すごく知りたい。
おまけに今回は懇意の編集者が作った本で、私は制作には関与していない。なのに配本数に関するプレッシャーとかがあって、ますます緊張する。自分の作った本だと、今までの仕入部の反応とかいろんな経験をもとに、OKになりそうな配本数がわかる。あまり無理も言わずにさらっと見本だけ出して、とっとと退散することができる。
ところで、トーハンは、返品条件を登録することになっている。返品可とか、1年はOKとか、委託以外ダメとか。前の本(半年前)もそうだったんだけど、忘れてしまっていた。仕入部のカウンターで、「すみません、返品可でお願いします」と口頭で登録してもらった。本当は紙を提出しなくちゃいけない。
で、今回、その懇意の編集者にそのことを話すと、考え込んでしまった。この人は、編集は私なんかよりずっとキャリアがある人だけど、流通は詳しくない。とはいえ、私も「こちらで返品条件を決めていい」状況ってのはよくわからない。
前に、知り合いの新参出版社(新参というと失礼だけど、うちと同じく新しいと言う意味)の人に聞いたら、契約の時点でフリー入帳と決められていたらしい。うちはなぜか、巷で言われている「委託は六ヶ月、注文は基本的に返品なし」という条件だった。(とはいえ、書店さんからお願いが来ると、ほとんどOKしている)
で、フリー入帳になってるのに、返品のお願いは来るらしい。その出版社の営業の人は、場合によっては「おたくの店には注文でさえ入れていない。よって返品も認めない」とハッキリ言うそうだ。わけのわからない(悪意の)ケースや、棚ではなくて棚の下の引き出しに入れてあった本は、断るらしい。
うちでは、委託以外であればどの書店から注文が来たか、だいたい頭に入っている。数が少ないから、なんとなく記憶してるだけなんだが、今のところ「おかしな」ケースはない。だから、OKする。
で、返品可否登録である。
昔、右も左もわからなかった頃、2ちゃんか何かで「返品を了承しない出版社の本は売ってやらん」みたいなことを読んで、書店を敵にまわすわけには行かないと思ったものだった。もちろん、敵にまわそうなんてこれっぽっちも思ってない。けど、「もともと返品不可なものを、改めてダメと言う」ことで怒られてもやだなとは思っていた。
今回、その編集者といろいろ話したんだが、やっぱりよくわからない。返品可の時期を過ぎていようが勝手に返してくる書店なら、おそらく取次にとってうちより書店のほうが大事な取引先で、やっぱり返ってくるような気がする。小さい書店で、うちにも返品のお願いFAXを送ってくるような店は、基本的に期限内に返すように気をつけてるだろうから、やっぱり返ってくるような気がする。
最初にこの紙についてお達しをもらったときには、桶川がどうのこうのと説明してあった。でも、桶川できっちりと「こちらの指定した条件」どおりに捌いてくれるんだろうか。
そうだとして、トーハンで条件を入力すると、書店でわかるようになってるんだろうか。でも、例えばPOSとか(よくわからないけど)で探索したら「これは1年はOKだな」とわかるかもしれないけど、棚に差してある本そのものには返品可否情報なんてついてない。やっぱり、「しまった、返しそびれた」ってなこともありそうで、そうなると桶川で引っかかるんだろうか。
で、引っかかったら、やっぱり書店さんから返品のお願いが来て了承印を押すってなことになるんだろうか。それなら今までと変わらないんだけど。。。
ちょっと「条件付き」ってのを試してみたい気もするが、結局は返品可にしてしまう。
第一、返ってきたとしてもうちにとっては大事な商品だ。時事モノの本は出さないので、きれいにしてまた出荷できる。返品手数料以外に何の損もない。
このトーハンの「返品可否登録」で、何か劇的に変わった出版社って、あるんだろうか。だったら何が変わったのか、すごく知りたい。