赤門を くぐった先は 大イチョウ

「タマちゃんのスケッチブック」は
連載を始めて１１年と４か月
一日も欠かさず絵日記のように
描きしるしたこれまでを振り返ってみる

毎年この時期、何をしていただろうかと
当時のブログを開いてみる

２０１２年６月

東京大学
タマちゃんの母校
と言いたいところだが

縁もゆかりもない
見たこともない

近くに行ったので一度は
見ておかなきゃあと
まっ赤な赤門をくぐる

中は大イチョウの並木
イチョウの葉を踏みしめながら
ここが東京大学なのかと

もっとゆっくりしたかったが
時間がないので
１００メートルほど
入っただけ

永遠に 時計の針は 変らない

「タマちゃんのスケッチブック」は
連載を始めて１１年と４か月
一日も欠かさず絵日記のように
描きしるしたこれまでを振り返ってみる

毎年この時期、何をしていただろうかと
当時のブログを開いてみる

２０１０年６月


１１時２分をさして
止まった柱時計

焼けて変形して
見るも無残な柱時計

１９４５年８月９日
１１時２分

長崎に原爆が投下され
一瞬にして町が破壊された

あの悲惨な戦争の中で
その時刻を刻んで
今も世界中に訴えている

堂々と トヨダの車 走りゆく

「タマちゃんのスケッチブック」は
連載を始めて１１年と４か月
一日も欠かさず絵日記のように
描きしるしたこれまでを振り返ってみる

毎年この時期、何をしていただろうかと
当時のブログを開いてみる

２００９年６月


きびしい自動車業界
環境にやさしい
エコカーが注目されてるが

１９３６年につくられた
トヨダスタンダードセダン
ＡＡ型乗用車は
当時の価格で３３５０円
大卒初任給が７０円
でもフォード、ＧＭに比べて
４００円も安かったとか

ドアは観音開き
後部座席が広く足おきもあり
大事なお客様用

名前も「トヨタ」ではなく「トヨダ」

　　☆トヨタテクノミュージアムに展示してある

かけ声に つられて緩む 買いごころ

「タマちゃんのスケッチブック」は
連載を始めて１１年と４か月
一日も欠かさず絵日記のように
描きしるしたこれまでを振り返ってみる

毎年この時期、何をしていただろうかと
当時のブログを開いてみる

２００９年６月

元気なおばあちゃんから
声がかかる

ずらりと並んだ
新鮮な野菜にお魚
おばあちゃんが
せっせと作った
ミニミニぞうり

歩くだけで楽しい
輪島の朝市

つられてついつい
買っちゃった

赤い実が 小さな恋人 サクランボ

赤い実コロコロ
口の中にパーッと
甘い世界がひろがる

口の中には恋人がいっぱい
しあわせな瞬間

トケイソウ 時間を忘れて 見とれてる

先日、柱時計のボンボーンと鳴る時報が
ちょっとうるさいから
時報音をとめたと書いたよね

おかげで深夜も静か
でも昼間はちょっと物足りないかも
時間に追われる生活は嫌だけど
長い習慣では時間が気になる

この「トケイソウ」
しっかりと針を指してるけど
ボンボーンはない

静かに見とれて時間を忘れる

すくすくと のびるつるつる すこやかに

スーパーの店頭を見ると
キュウリ１本４０円
高いか安いかよくわからないけど
キュウリの一夜漬けも大好き

成長がすごく早いといわれる
ちょっと見ないうちに
鈴なり状態・・・

１本頭から丸かじりもおいしいよ

陽が沈む 湖面に灯り モヤかすみ

雨がうっとおしい梅雨のひととき
びわ湖を眺めながら
スケッチ仲間の交流会

なぎさ公園から見るびわ湖
観光船のあかり
対岸マンションのあかり

湖面には灯りが映り
静かに暮れていく

モヤがかかったびわ湖
比叡の山並みもボンヤリと
夢の世界に引き込まれる

そんな中で交流会は
スケッチ談議で盛り上がる

アジサイに ぴったりひつつく カタツムリ

アジサイの葉に
ぴったりひっついて
すぐには気が付かない

じわりじわりと
静かに動く

アジサイとカタツムリ
梅雨を象徴する素敵なコンビ

アジサイの葉っておいしいの？
いえいえ、これは食べません

なぜ・・・
アジサイの葉には
毒があるんです

そうなんだあ
でも、ゆっくりしていってね

うっとおしい 雨もうれしや 七色に

毎日うっとおしい雨
でも雨を一番喜んでいるのは
七色の笑顔を見せるアジサイたち



いつもは線を活かしながら
軽く色をつけるタマちゃんスケッチ

今回の教室は線を使わず
色だけで表現しようと
みんなでチャレンジ

いつもとはひと味違う作品が完成