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DELLの買収を目的とする企業連合にMicrosoftも参加か

2013-01-23 20:52:39 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所
DELLの買収を目的とする企業連合にMicrosoftも参加か


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
マイナビニュースによるとDellの買収を目的とした企業連合にMicrosoftも参加する可能性があるそうです。

(マイナビニュース)Dellの買収連合にMicrosoftが参加か - 将来の生き残りをかけた連携へ

記事にもあるように、いわゆるパソコンメーカーは売り上げの伸びが鈍化し、苦戦の傾向がはっきりしてきています。DELLとしては、本当にだめになる前に資本を整理し、事業基盤の強化と資金を確保することは企業経営としては健全なことです。

IBMは2004年にPC部門をLenovoに売却することを発表し、そのLenovoは日本支社を2011年にNECのパーソナルPC事業会社と経営統合しました。また、乳牛をイメージする白黒のまだらパッケージが印象に残るゲートウエイは、OEMパソコンメーカーとして著名である「ACER」に買収され、買収後のACERは世界上位の販売台数を維持しています。ACERはゲートウエイが統合所有していたeMachinesのブランドも残しています。

同じ業界の雄であるHPは1990年代後半にCompaqを買収し、世界上位の地位を築きました。世界中で莫大に売れてきたWindowsパソコン市場は、趣味性の高い特殊仕様を除き、寡占的な市場になっており、利益を確保する為に合併を行い規模を拡大してきました。さらに規模を拡大するには巨大メーカー同士の合併しか残されていない状況です。

Windowsを普及させることに成功したMicrosoftは過去AppleやSun(現Oracle)に投資をしてきました。今回、もし、DELLの大株主になるとすれば、Windows PCハードメーカーに本格な投資を初めて行うことになります。

Oracleは世界を牛耳るデータベースベンダーですが、Sunを買収して実績のあるUNIX基本ソフトとハードウエア部門を手に入れ、Sunのブランドも廃止し、本業のデーターベースと旧Sunハードウエアの最適化を図った「データーベースシステム」の提供を始めています。

MicrosftがハードウエアベンダであるDELLに投資することで、DELLの競合各社はMicrosoftが「DELL因り」となることを嫌うでしょう。競合各社は、Microsoft Windowsだけでなく、より積極的にLinuxデスクトップやLinuxタブレットを販売することになると思います。



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