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無線LANの周波数帯を2017年に2倍に拡大へ
いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「無線LANの周波数帯を2017年に2倍に拡大へ」です。
2015年4月22日付け日本経済新聞朝刊によると、総務省が無線LANの周波数帯を2017年に2倍に拡大する方針だと報じています。
現在は無線LANの総計帯域が350MHzですが、これを700MHzまで拡大するとのこと。大幅な拡大が見込まれます。
現在の無線LAN機器はこの拡大の実施の有無にかかわらず継続して使うことができます。今後規格が制定され発表された後に、新規格に適合した、無線LANアクセスポイントや無線LAN対応機器が登場します。
700Mzへの帯域の拡大が役に立つ分野は、公衆無線LANスポットなど不特定多数の人が集まり利用する場合です。単純計算では周波数帯域が倍になれば、接続できる端末数は倍になります。とはいえ、アクセスポイントのから見て、電波が飛ぶ範囲は同じなので「同じ場所(面積)で倍の端末を接続できる」ということです。
会社などでも、5GHzを有効活用すれば現状を改善することができます。しかし、現実的な問題として、アクセスポイントとスマホ、タブレットやパソコンなど接続する側の更新が漸進的であるので、アクセスが2.4GHzを中心とする帯域に集中している現状があります。
家庭用の無線LANを考えたときには、全くといって良いほど影響はありません。現在使うことができる5GHzを中心とする電波を使えば十分です。家庭内の無線LAN機器は増える傾向にありますが、同時利用数は限られます。
ちなみに、この記事は自宅で11n規格の5GHz帯で無線LAN接続して投稿したものです。