Shuttle X36VのCMOS battery errorはBattery配線コネクタ抜けでした
いつもアクセスありがとうござます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Shuttle X36Vで作った小型サーバーを起動する際にCMOS battery errorのメッセージが表示されていたことを解決した件です。
Shuttle X36Vを使った小型サーバーシステムを作っています。いつの頃からか、電源を投入し、BIOS画面で”CMOS battery error”が表示されていることに気がつきました。CMOSはBIOSの設定や、クロックを保存している重要なメモリーで、内部のバッテリーから電源を取得し、データーを保持しています。このバッテリーが使えない場合は、BIOS設定が工場出荷状態に戻ります。
X36Vを開けてみると、バッテリーはオレンジの絶縁フィルムでパッキングされ、サブ基板上の直ぐ判る位置にあります。間違いなく付いています。
Googleで検索しましたが、私の障害に当たる事例はありません。「何だろう?」とおもいつつ、Shuttleのサイトで交換用パーツがないか探してみたのですが、交換用パーツも見当たりません。
自力で交換しようと、バッテリーから伸びる赤黒のより線をたどっていると「ぽろっ」とより線の基盤側のコネクタが外れました。「あっ!抜けてた!」
挿し直して、電源を入れるとエラーが消えて正常に起動。
こんなこともあるんですね。やっぱり障害対応は物理層の確認からだと再確認しました。