「ヤマハルーターRTX810のGUIで自力でVPN」セミナー後記-2013年1月17日(木)
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
2013年1月17日(木)は「ヤマハルーターRTX810のGUIで自力でVPN」セミナーを開催しました。今年初めてのセミナーでしたので、セミナー後記を書いてみます。
今回のご参加者の方も、ルーター設定のご経験がほとんどない方から、ある程度の経験をお持ちでヤマハの公開資料を基に設定を行っていらっしゃる方まで、様々でした。ご参加の目的は「改めて知識を整理したい」とのことです。
私たちのセミナーのコンセプトは「失敗しながら理解する」なので、失敗や質問は大歓迎です。私たちが日々行っているネットワーク構築のノウハウをお伝えする場です。
午前中はネットワークの基礎知識を整理し、ルーターを用いた広域ネットワーク構築の仕事に取りかかる為の用語の整理を行いました。このセッションはいつもご好評をいただいており、午後の実習で、さらにご理解が進みます。
お昼は、ご希望の方と食事を共にし、それこそ「情報技術の四方山話」でアプリケーションからネットワークまで、それぞれの苦労談など交えながら楽しい一時を過ごしました。
お昼休みの時間を利用して、国内モバイルネットワークの変化と、それに合わせてどうVPNを作っていくべきかをスポットで解説。
午後は実習と解説です。「失敗しても大丈夫」なように、ルターの初期化の仕方から始めます。これで何度失敗しても大丈夫です。また、プロバイダへの接続イメージをつかんでいただくために、実働するdocomo XiをRTX810に装着してインターネット接続の様子も見ていただきます。
実習環境のネットワーク設計を行い、代表的なNTT東西のフレッツ光ネクスト回線の終端装置への接続を、実回線の機材の写真も交えて解説します。
実習ネットワークのイメージを把握していただいたところで、まず講師が用意した、RTX1200に対して参加者がRTX810をVPN接続します。ちょうど既設のネットワークに、新しい拠点を増やすイメージですね。ルーターの設定条件を洗い出し、工場出荷状態のRTX810のGUIから設定を行います。
その後二人一組で隣同士でVPN接続を行います。これは対向でつなぐのでお二人でご相談しながら開通していきます。本社固定IP役と支店不定IP役でVPN接続するので、役割を決め設定条件を合わせ、設定をしていきますが、スパッとつながることはほとんどなく、何度かトライしながらの接続になります。
ここまできたら、参加者全員のルーターが本社RTX1200で通信ができるように、皆さんで設定を調整し、全拠点を結ぶネットワークのできあがりです。
最後に運用のポイントをお話して、SWX2200連携の実機デモ、Luaの紹介などを行って終了となりました。
今回は、相談会もご希望がありました。相談会では「自社ネットワークの構築」など、参加者の方の目の前の課題を解決する方針を示します。インターネットを通じた、サーバー間連携のネットワークの構築の方針整理と、模擬的な設定をご理解いただけました。ポイントはファイヤーウオールの考え方です。サーバーとヤマハルーターの機能を使って、必要な通信をいかに簡明な設定で実現するか、そのためにはどこに、どのような設定を行い、全体系としてファイヤーウオールをどう築くかを会議室の利用時間ぎりぎりまで解説いたしました。
参加者の皆様のご協力のおかげさまで、楽しい一日になりました。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。
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ヤマハルーターRTX810自力でVPNセミナーのご案内
ヤマハルーター新製品RTX810を使って自力でVPNを構築する方向けのセミナーです。2013年1月29日(火)3月8日(RTX810付あり)に開講します!。3月は調整中ですが1回の予定です。セミナー後に受講者個別相談もはじめました!
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