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社内ストレージシステムの整備を進めつつあります

2014-04-03 20:07:06 | 社内システム運用記
匠技術研究所
社内ストレージシステムの整備を進めつつあります


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は社内ストレージシステムの整備が進んできたことを、紹介します。

社内ストレージシステムの整備を進めてきましたが、ほぼ方向性が定まってきたので、紹介します。一台だけのシステムではなく、連携して複数拠点に分散バックアップする仕組みです。

課題は、
1.大容量のバックアップを毎日実施する必要があり容量増加が顕著である
2.これまでのコピー型のバックアップでは、近い将来間に合わなくなる可能性がある
3.連携する分散ストレージシステム間でのコピー時間の短縮が必要である

要は、大容量になると、バックアップに必要な時間も長くなり、効率的にバックアップしないと、次のバックアップに間に合わなくなる可能性が出てきます。また取り出しや、保管ディスク障害の回復にも莫大な時間がかかります。

近年のデータ容量の増加により、一般企業でもバックアップシステムの構築に求められるノウハウが大きく変わりました。この複雑で運用がたいへんな部分を、弊社が承ることでお客様先のシステムを簡明にすることができます。簡明なシステムの方が障害も少なく、障害が発生しても復旧もシンプルです。

しかしながら、特に最近感じることは、大容量を蓄積することは簡単ですが、取り出すこと(コピーやバックアップ)には長い時間がかかることです。また、保存しているディスクは経時変化や保存時のエラーなどで一部が壊れることもあり、その論理的な検査と復旧作業には2Tで60時間など莫大な時間がかかります。そのため、大容量を保管し管理する基盤技術は200G程度までの技術常識は通じません。

解決策は、
1.ディスクエラーを自己検出・回避できる仕組み
2.バックアップをスナップショットと呼ばれる方法で「瞬時に実現する」
3.差分バックアップを瞬時に行い、他のシステムに転送して同じ内容を再生成できる

を備えることです。今のところZFSに焦点を絞ってトライアル構築を進めています。

匠技術研究所では、このような基盤技術を提供し、お客様と共有することで、よりよいシステム環境を実現していきます。

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