USB 3.0とUSB2.0のスピードの違い
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
USB 3.0のギガビットLANアダプタを調べています。最近のPCやMacにはUSB3.0ポートが付いているものが増えました。そろそろ本格的にUSB 3.0を使い始めます。
USB3.0ポートの規格上の通信速度は5Gbps(5120Bit per sec)です。USB 2.0は480Mbpsですから単純比較で約10倍の速度です。これはUSB 3.0では640MB/s(Mega Byte/sec)、USB2.0では60MB/sです。全ての通信速度の表示で考慮すべきことですが、実際にはデーターを伝送するために必要な付帯情報や、電気的通信上のプロトコルもあるので規格通りの速度が得られることは先ずありません。特にUSB2.0までは半二重通信で、USB3.0から全二重になったことは実効速度に大きな差が出ます。
これまでのUSB2.0でのギガビットLAN(1000Base-T)アダプタでは、論理値の範囲内でも、どんなに頑張っても1000Base-T規格の半分以下の速度しか利用できません。USB2.0通信がボトルネックになるからです。USB 3.0アダプタでは1000Base-T規格を満たす通信速度を期待できます。もちろん、この速度を受け止めるだけのコンピューター内部のバス速度も必要で、PCI Express x 1と同等以上のバスに接続される必要があり、内部的にも転送される必要があります。
このようにUSB 3.0は、きちっと設計されたコンピューターでは、これまで内部にあった周辺装置接続用のバスを外に引き出した程の通信速度が得られる規格になっており、USB2.0とは大きく異なるものです。この規格は、中小規模の周辺装置のあり方を大きく変えるもので、SSD/ハードディスク/USBメモリーを高速に使うことが可能になります。
検索するとUSB 3.0のギガビットLANアダプタが入手可能な価格で見つかります。そろそろ試してみます。
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