連休中にLinuxで家族パソコンをつくろう-準備
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「連休中にLinuxで家族パソコンをつくろう-準備」を紹介します。
第一回「連休中にLinuxで家族パソコンをつくろう-イントロ」へ
最終目標はLinux Mint LMDE 201403をインストールした、自宅用パソコンを作ることです。画面はこのように、たいへん美しいものです。
今回はその「準備」編で、作り方の方針を決めます。
方針:
1.LiveDVDをつくるPC
WindowsPCやMacOS Xで作ると簡単です。既にLinuxの方はLinuxでどうぞ。
検索「Windows isoイメージを焼く」
検索「MacOS isoイメージを焼く」
あたりで検索すると良いでしょう。
次回以降で紹介するダウンロード先からISOイメージをダウンロードしてLiveDVDを作ります。LiveDVDの容量が2~3Gあるので、パソコンに3G程度の空き容量があることを確認してください。
2.インストール先をUSBメモリー/SDHC/SDXCにする
インストールはPC内蔵のハードディスクを使うこともできますが、先ずはUSBメモリーにインストールすることをお勧めします。LinuxをUSBメモリーにインストールし、起動して使うようにすれば、ハードディスク上のデーターを読むことができます。
直接ハードディスクにインストールする場合は「ディスク全体をLinuxで使う」手順を使うことに留意してください。
USBメモリーの容量は16Gが良いでしょう。この中にLinuxも、データーも入れます。データー保存領域が小さいのですが、起動に成功すれば、安価になった外付けUSBディスクを接続し、任意の容量を使うことができるので心配要りません。もちろん、より大容量のUSBメモリーを使うこともできます。私の経験ではUSB3.0で32GのUSBメモリーを使って半年以上、動かしたことがあります。
USBメモリーの代わりにSDHC、SDXCメモリーカードにインストールすることもできます。一時期流行ったNetPCにはSDHCスロットがついているので、とても良い選択です。私の経験ではヤマハルーターセミナーで使っているPPPoEサーバーはASUSのNetPCをSDHC8G上のUbuntuで起動し動作しています。
3.RAM(メモリー)を1G以上にする
LinuxでGUIを使う場合の「私の推奨は2G以上」です。特に1Gに満たない場合は「テキストインストール」が必須になり、これから紹介していく手順ではインストールできません。経験上は750M程度でインストールできたことはありますが、最新版でインストールできるかどうかは不明です。
4.その他
内蔵ハードディスクは使わないので、容量を考える必要はありませんが「誤って消す」可能性があるので、必ずバックアップを取得してください。Windowsを再インストールするには再インストールDVDを作る必要がある機種もあります。その場合はLinuxインストールを試みる前に再インストールDVDを作成してください。
先ずは、ここまでで。次回に続きます。