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オープンソースの普及と理解が確実に進んでいます

2009-09-12 21:48:25 | オープンソース
匠技術研究所
オープンソースの普及と理解が確実に進んでいます

こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
昨日は二つの大きな団体の方々と会員を結ぶ情報システムのあり方と実現に向けた提案と意見交換をしました。

どちらも、非営利団体なので、オープンソースでのシステムです。必要な機能性能からしてもオープンソースを基に考える方が適しています。

利用者の方は「オープンソースかどうか」は全く問題なく、開発費と維持費をいかに抑えるかに注目が集まります。必要経費の基盤となる「ライセンス費用」と「バージョンアップ費用」を抑える方法として「低価格の互換ソフト」や「無償ソフト(選択の結果としてのオープンソースなど)」の提案の必要性を感じています。

MicrosoftやOracle等、情報基盤となるソフトウエア、基本ソフト、オフィスソフト、データーベースを提供してきたベンダーの意向に関わらず「さすがにこれだけは払えないよね」という利用者の実状が、「オープンソースへの移行」を後押ししています。併せて「ずっと使えるシステム」への期待がありますね。もちろん「これだけはAccessの方が簡単」という部分は適材適所で使い分けが進みます。

利用者にとっては「動いているものを何故バージョンアップする必要があるのか?」です。大事なことは「蓄積するデーターの永続性」です。扱いやすいデーターの形式にしておくことで、それをくるむソフトウエアが変わってもずっと使うことができます。コンピュータ資源の高性能化と低価格化が進んだことで、もはやそれほど規模の大きくない、すなわちほとんどの企業・団体のデーターベースは「すべてのデータを可読のテキストで保存する」ことを前提に設計したほうが開発も楽になります。

このブログを書いている環境は事務所のLinux/Ubuntuのデスクトップを自宅のWindowsXPパソコンから「リモートデスクトップ」接続しています。地理的な都合上WindowsXPを「画面表示」のためだけに使っており、実際の動作はすべてオープンソースのLinux/Ubuntu上です。Linux/Ubuntuでは「画像ソフト」も動くので、ブログの作成のすべての工程をLinux/Ubuntu上で行うことができます。既に最近のLinux系の記事の多くはこのLinux/Ubuntu上で制作しています。

もちろん、Wndows上のソフトの方が適していることも多々ありますし、場合によってはMacOS上のソフトが良いこともあります。でも基本的な事務作業は、WindowsでもMacOSでもできるように、今はLinux上でもできます。

業務の範囲を決めてLinuxに移行することは有償のソフトを少し足してあげれば「すぐに」できます。そうすれば、事務用パソコンの基本ソフトや事務用Officeソフトのバージョンアップに会社が束縛されなくなります。

多くの企業・団体では、まずは直接見えないけど重要な部分「データーベース」はオープンソースのMySQL/MariaDBを選択。その実行環境をOpenSolarisやLinuxにすることから始めたら良いと思います。

そのうち、Puppy Linux、moblin、Chrome OSに見られるように、コンパクトなブラウザ接続用OSがLinux、FreeBSD、OpenSolaris等ライセンス費用の発生しないオープンソースを基に開発が進み、どんどん普及します。そうなると手元のパソコンには大きな機能を持たないNetbookの大画面版のようなものに置き換えることができます。


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