情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

Linuxサーバーに拡張HDDを接続するまでの手順(1)

2014-02-20 23:10:42 | Linux/Ubuntu
匠技術研究所
Linuxサーバーに拡張HDDを接続するまでの手順(1)


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
先月より、あっちこっち火消しに回っています。今日はLinuxサーバーの火消しでした。

困ったことに、このLinuxサーバーは、ssh接続できなくなります。
ssh接続できないときの振る舞いは、Linuxサーバー側のリソースが一杯になった時と同じ現象で「つながり始めているけどプロンプトが返ってこない。」です。

どうも沢山のファイルをコピーし続けているうちに止まります。/var/log/syslogに怪しいエラーが記録されています。

Feb 20 15:34:38 okaLxc01 kernel: [10709.867292] EXT4-fs error (device md0): ext4_ext_check_inode:464: inode #54789383: comm cp: bad header/extent: invalid magic - magic e30a, entries 1, max 4(0), depth 0(0)

ミラーディスクの/dev/md0のファイルシステムETX4が怪しい。そこでmd0の内容を、新たに作るmd1にコピーした上で、md0のファイルシステムを作り直します。今日はmd1を新規につくり、md0の内容をコピーするところまででした。

ポイントは、
1.fdisk -lでOSが認識しているディスクを確認する
OS起動ディスクは
/dev/sda

md0に割り当てているディスクは
/dev/sdb1 /dev/sdc1

使っていないディスクは
/dev/sdd
/dev/sde
/dev/sdf

でした。

2.md1に使うディスクのパーティションテーブルを初期設定する
md1に使うディスクは
/dev/sdd
/dev/sde
とします。

fdisk /dev/sdX
でfdiskを起動し、Primary Pertion 1 に全領域を割り当てます。
ファイルシステム・タイプを0xfd(Linux RAID)に設定します。

3.mdadmでミラーディスクmd1を生成する
これは簡単でした。一瞬で二枚のディスクがミラーになります。同時に二枚のディスクをミラー化するために同期が走りますが、2Tのハードディスクなので極めて長時間かかります。同期を進めながら、以下の手順を実行します。

4.md1上のパーティションテーブルを初期設定する
これは2.の手順と全く同じですね。
fdisk /dev/md1

5.md1上に[ファイルシステムを作る
いよいよ、ディスク上にファイルシステムを作り、読み書きができるようにします。
mkfs -t ext4 /dev/md1

6.md1をマウントして追加のディスクとして使う。
ここまで来れば、ディスク一枚の追加ディスクをマウントすることと同じです。
mount /dev/md1pt1 /mnt/md1
接続はdfで簡単に確認できます

次回はコマンドの詳細を掲載します。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2月19日(水)のつぶやき | トップ | 2月20日(木)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Linux/Ubuntu」カテゴリの最新記事