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強力なスパム(SPAM)/ゴミメール対策を自社のメールサーバーで実装しました

2017-11-01 19:00:22 | 社内システム運用記
匠技術研究所
強力なスパム(SPAM)/ゴミメール対策を自社のメールサーバーで実装しました

昨日は、弊社のメールサーバーにたいへん多くのメールが着信しました。
1000通強のメールをSPAMと判定して、各メールアドレスに着信させることなく、破棄しています。
この傾向は最近は連日続いています。

この機能は、メールサーバ上で、いくつかの方法を組み合わせて実現しています。

SPAM排斥検査
ウイルス対策検査
コンテンツ検査

この機能のおかげで、個人利用のメールアドレスでは、ほとんどのスパム/ゴミメールを受信することがなくなりました。
数日に一回、ごく稀にすり抜けてくるスパム/ゴミメールはありますが、気にならない程度です。

仕事の都合上、公開している代表メールアドレスでは、まだスパム/ゴミメールは目立ちますが、すり抜け方も判ってきています。このすり抜け対策が進めば、概ね不要なメールの着信は無くなります。

スパム/ゴミメールをサーバ側で捨てることで良いことは、
○メールからウイルスに感染する機会が大幅に削減される(対策後ウイルス添付着信無し)
○不要なメールの破棄処理がほぼ不要になる(一週間に数通)
○不要なメールのサーバー内/PC側蓄積がほぼなくなる(蓄積容量の大幅な削減)

サーバー管理者としては、
○サーバー負荷が大幅に軽減。容量も大幅に縮小
○imapでの複数デバイスでのメール共有が軽快になった
○SPAM/ゴミメール処理に要する時間がほとんど不要

SPAM排斥検査により「着信可能なメール=必要なメール」のみ、次工程のウイルス検査、コンテンツ検査を実施します。そのため、無駄な処理がほぼ無くなり、サーバーのCPU負荷は定常的に下がり、動作も軽快になります。SPAM排斥対策前は、着信した全てのメールに対しサーバーにとって負荷の高いスキャン工程を実施しており、CPU負荷は乱高下していました。

PC側でも、ウイルス添付付きメールの受信は、全くといって良いほど無くなりました。以前はPC上でメールを受信すると、ウイルススキャナがウイルスを検出して隔離しました。それが無くなったのです。この状況の違いから、SPAM排斥は明らかにウイルス感染対策に結びつきます。

SPAMを受信前に排斥しているので、サーバー上にメールを保管しても、保管するメールの数が減り、容量も適正化されます。タブレットからWebメーラーでimapアクセスしても、軽快に動作するようになりました。この状態であれば、全社員のメールアクセスをimapのみにし、メールをサーバー側で安全に保護することができます。自社メールをWebメール化することで、PCが壊れても、別のPCやタブレットでブラウザアクセスして、メールを使うことができます。

今後は、この実装を標準化して、皆様に提供する準備を進めています。
お問い合わせは、お問い合わせフォームをご利用ください。

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