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「八重山民俗園 旧牧志邸」の棚に展示されている物について家遊びの三線を教えているオジサンから色々教えて頂きました。
写真1段目は、「アンガマ」のお面で、向かって右が「ウシュマイ」(おじい)、左が「ンミー」(おばあ)のお面です。
お面は木彫りで、材料は「ハスノハギリ」と言う木で、軽くて虫が付きにくいそうです。
他にも八重山の色々な植物について植物図鑑で教えて頂きましたが、オジサンの本業は園芸だそうで、石垣島の農園で作った熱帯植物を関東地方にも販売しているそうです。
写真2段目は、一昨年園内の民俗資料館の展示写真で、アンガマの風景です。
旧盆に「ウシュマイ」(おじい)、「ンミー」(おばあ)がファーマー(子孫)約30人を引き連れて各家々を回り、踊ったり、おもしろい会話をして祖霊の供養や、無病息災などを祈る行事だそうです。
写真3段目は、竹富島「喜宝院蒐集館」に展示されていたアンガマのお面で、八重山各地に色々なお面があるようです。
先日、「アンガマ」でインターネット検索していたら興味深いサイトがありました。
http://ikoku.cool.ne.jp/yunnan6/yun2.htm
「雲南省の少数民族の村を訪ねて」-2日目 雲南民族村、雲南民族博物館観光のページです。
「驚いたことに石垣島のアンガマ面と瓜二つの仮面があった。ミャオ族には昔数百人の男女が日本に渡ったという伝説があるが、この伝説を裏付けるものかもしれない。」とあり、アンガマそっくりの写真があります。
又、「特別展の会場に入ると少数民族の古書が展示されていた。ヤオ族の古書に象形文字があって興味を引かれた。先月貴州省で水族の象形文字を見たが、少数民族の文字には象形文字がいろいろ残っている。」とあり、ヤオ族の象形文字の写真がありました。
4月30日掲載の竹富島に伝わる象形文字「カイダー文字」、4月1日掲載の古代からの建築様式「我部祖河の高倉」にも書いているように、やはり八重山に残る文化には長江文明の流れがあるようです。
黄河文明により滅んだ長江文明の末裔たちは中国奥地の雲南省や、日本列島に逃げ延びて、当時の文化の痕跡を残しているものと思われまます。