11月15日朝11時頃、岡山県真庭市の「星山」[ほしがせん・ほしやま]の麓に到着、いよいよ登山の開始です。
東登山口の駐車場には既に3台の車がありました。
正面に見える高い山が標高1030.3mの「星山」です。
登山口は、頂上から東南方向にあります。
頂上は、向かって右斜面にだけ松が生え、なんだかモヒカン刈りのイメージです。
「星山」付近の地図です。
中国自動車道「落合IC」や、米子自動車道「久世IC」から勝山の町を通り、北に進んだ付近にあります。
「神庭の滝」もその南にあり、「星山」を源流とする流れが滝となったものです。
登山道は、「星山」の南にある標高901mの「前山」の中腹を通り、頂上に向かいます。
「前山」の中腹から見た「星山」の景色です。
山裾にかけて紅葉が広がっています。
「前山」を過ぎ、登山道が「星山」の斜面になった付近です。
登山道に、赤や、黄色の落ち葉がひろがっています。
頂上に近い場所に三角形の巨岩と、その手前の登山道に大きな石が並ぶ場所がありました。
三角形の巨岩は、神山の磐座[いわくら]と思われ、手前のいくつかある石は祭壇を構成していたものと思われます。
「磐座」[いわくら]と思われる巨岩をズームで撮って見ました。
三角形の「磐座」は、道端に立つ八合目の標識とほぼ同じ高さで、近くで見ると意図的に割られた跡がありました。
この「磐座」の少し上に大岩があり、その上に上がって見る景色が、最高でした。
「星山」の頂上に到着です。
南向きに立つ「星山」の標識の前で眼下の景色を楽しみながら弁当を食べました。
しかし、標識の後ろに林があり、北方向の「大山」「蒜山」がきれいに見えませんでした。
頂上から「櫃ヶ山」に至る道を林が切れる場所まで進むと、この景色が見えました。
正面のはるかかなたに「大山」の北壁が見え、最高の景色でした。
霞んではいるものの、幾重にも山並みが重なり、期待した「大山」の景色を見ることができました。
14:10に下山、3時間ゆっくりと「星山」登山を楽しみ、山の写真も約400枚撮りました。
「星山」を下山し、近くの「神庭の滝」へ行きました。
登山で疲れた足を引きずりながら駐車場から「神庭[かんば]の滝」まで歩いて行きました。
約15分、観光客で込み合う道を進むと、正面に驚くばかりの高い場所から水量のある滝が流れ落ちていました。
紅葉に囲まれた「神庭の滝」です。
上段の写真と同じ場所からズームで撮りました。
谷の両側の山が紅葉し、今が一番の見頃のようです。
一番滝に近い場所まで進み、ズームで撮った滝の様子です。
神々しい景色でした。
「神庭」の名は、大量の銅剣や銅鐸が出土した出雲「神庭荒神谷遺跡」を思い出します。
この遺跡では古代に祖霊信仰の祭祀が行われ、その祭具が埋納されたものと推察されます。
この地名「神庭」は、古代の祭祀の場所とも考えられ、もしかしてこの滝の前が祭祀を行う庭だったかも知れません。
地図で見ると、この「神庭の滝」の北に「星山」があり、谷の方角も北に伸びています。
いつか「神庭の滝」の上に「星山」の頂上が見える場所があるか確認したいと思います。
研究対象にしていたと記憶していますが
今はもう居ないのですかね?
猿は、たまたま園内にいなかったようです。
大勢の見物客を嫌ったのでしょうか。